こんにちは、そめです。
おかげさまで、記事を公開する度に、たくさんのはてブやシェアをいただいています。本当に、感謝!! 感謝!! でございます。 さて、そのSNSでのシェアですが、SEOに影響を与えているのでしょうか?
2017年9月段階での最新の公式の言及も踏まえて考察してみたいと思います。
SNSのシェアはSEOに影響を直接的に与えているか?
さて、SNSはSEOに直接的な影響を与えているかについてですが、こちらは明確にGoogleが回答をしています。
▼こちらがその有名な動画です。
English Google Webmaster Central office-hours hangout
Googleのジョン・ミューラー氏がハングアウトで、こう回答しています。
このように、SNSのシェアがSEOに与える影響をGoogleが公式に否定をしています。この動画が公開されたのは、2015年8月の動画になります。
しかし、この後も様々な考察やSNSのシェアとSEOの正の相関関係を表すデータが出てくるなどして、やはりSNSのシグナルは多少、SEOに影響を与えているのではないか? というような声もありました。
当然この動画から、すでに2年が経過しているため、何かしらのシグナルを今は使っている、と考える人がいてもおかしくありません。
しかしこのSNSとSEOの問題について、最近、面白い動画が公開されました。
▼それがこちらです。
SNSのシェアがSEOに与える影響は0%
Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2017 年 8 月 31 日)
つい先ごろ、Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏が日本に来日した際に、日本版ウェブマスターオフィスアワーに登場した際に出た質問です。
その内容と、回答がこちらです。動画は、32:10あたりから(まだこの動画570回くらいしか視聴されてないんですよね…)。
Q.SNSのシェアはどれくらい検索結果に影響を与えているのか(%)
A.0%!!!
というわけで、最新のGoogleの見解も変わらず、影響は0%のようです。
ゲイリーの「またこの手の質問かよ」って感じの顔がたまりません(笑)。というわけで、2017年9月現在もSNSはSEOに直接的な影響は与えていなさそうです。
なぜ、SNSのシグナルをSEOに使わないのか?
では、なぜGoogleはSNSのシグナルをSEOに使わないのでしょうか? Googleはこう回答しています。
それは、SNSのリンクにはnofollowがついている事が多いからです。nofollowとは、被リンクの効果を無効化させるための記述で、SNSでシェアが広がり、リンクを沢山獲得したとしても、nofollowのため、SEOシグナルとして、拾えないということです。
▼ nofollowの詳しい解説はこちらにあります
www.contents-marketing-diary.com
これにより、GoogleはSNSシェアをシグナルとして扱うのは難しいと判断しているようです。
なぜ、データ上相関関係が表れるのか?
では、なぜ複数のデータからSNSとSEOの正の相関を表すデータが出てくるのでしょうか? 理由は2つ考えられます。
SNS以外のところからの被リンク効果
一つには、SNSにシェアをされるということは、沢山の人の目に留まっているということです。沢山の人の目に留まるということは、その情報がある分野において有益な情報である可能性が高く、他のサイトなどにリンクが貼られ紹介されることによって、nofollowではない被リンクが貼られ、SEOに影響を与えているという見解です。
確かに、ある分野の有益な情報源は、沢山のサイトで拡散されていることは珍しくありません。
SNSにシェアされるコンテンツは良いコンテンツである可能性が高い
SNSとSEOの関係性を見る時に同データを見るかによって意味合いが変わってきます。SNSでシェアされたからSEOに影響があるという考えと、良いコンテンツはSNSにシェアされやすく結果としてSEOの評価も高い、という考えでは全くロジックが違います。
要するに
- SNSでシェアが多い→順位が高くなる→だから良いコンテンツ
ではなく
という、考え方が正しいロジックだということです。良いコンテンツであるからこそ、SNSでもシェアされるし、SEOの順位も高くなる。そこに相関関係が生まれる理由は確かにあるのですが、後者の場合直接的な因果関係はないといえます。
まとめ
いかがでしたか?
SNSでバズっている記事で例えば長期的なニーズがないただのおもしろ記事の場合や、一時の芸能ニュースなどの場合、忘れ去られてしまうと、そのまま流れてしまいます。
長期的に安定流入を目指すのであれば、SNSでのバズよりも長期的、永続的にユーザーに求められるコンテンツをざすと、その実現には近づきます。
しかし、そこはブランディング戦略にも絡んできます。バス記事を安定的に供給する面白い、刺激的なサイトを目指す場合、SNSのシェアを目指す方向性は間違いではありません。
要は、目指すゴールによって、SNSの扱い方も変わってくるというわけです。
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