本日中国政府が本格的なICOの取り締まりを発表し、仮想通貨全体の暴落を招きました。
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世界的に強くなるICOへの取り締まり
アメリカのSEC(証券取引委員会)が以前よりICOや、配当型トークンの規制を検討中というニュースはたびたび流れていました。
これを機に「あの通貨は大丈夫か?」「上場廃止になるのか?」
という不安材料が市場にあるなかで、中国が明確にICOを禁止する声明をだしました。
当面、中国でのICOはすべて禁止
中国の金融リスクを監視するチームはICOを違法と明確に定義し過去実施されたICOを含めすべての合法性をチェックしていくという声明を出しました。
かいつまんで説明したのが↓のツイートです。
今回の情報元はこちらのニュースです。
すべてのICOを中止し、内容を調査する
この発表によって、9月にいくつかあった中国のICOはすべて停止されます。
また、ICOプラットフォーム通貨としての役割をしようとしていたNEOが暴落していますね。
それに関連して、中国に上場している人気銘柄も下落しています。(TenX Statusなど)
政府管轄の窓口設立、投資家保護のシステムを確立
ただしニュースの内容をみるとICOを全面否定というよりは、政府の監視下におきたいという感じです。
実際、中国ではすでに60以上のICOプラットフォームがありこれ以上収集がつかなくなる前に政府が待ったをかけたという感じでしょう。(このリストにBinanceもあります。)
恐らく中国では詐欺まがいのICOも乱発していており、問題が多かったのでしょう。
そこで一旦すべてのICOをチェックし合法/違法の判断を下していくという決定だと思います。
仮想通貨が禁止されたわけではない
合法/違法の線引は分かりませんが、少なくとも仮想通貨が禁止されたわけではありません。
増えすぎた詐欺まがいのようなICOが問題になっただけなので、ある意味当たり前の流れともいえます。
中国系のアルトコインには注意
今回のニュースでICOを運営している事業者は政府への報告義務が発生してます。
なかには取引所を閉鎖するところも出てくるかもしれません。
中国系や、中国に上場している通貨は思わぬ影響があるかもしれませんのでご注意を。
以下、個人的な意見です。
ICOに対するリスクは、日に日に高まりつつあるのを感じます。(世界的に)
安易なICOへ参加は非常に危険と判断し、9月はICOへの参加をなるべく控えるつもりです。
たぶん参加しても1個とかですね。
とりあえず、今回の騒動で実力のある既存の有望通貨が安くなってるので買うのもアリだと思います。。STOXとかね(笑)
今回のICOの規制で、仮想通貨の世界的なパワーバランスは代わるかもしれません。
過去に書いたように中国は勢いのある取引所が多かったですが、1ヶ月後にはガラリと変わってるかもしれませんね。
以上、「中国のICO規制でビットコイン&アルトコインの大暴落、規制内容は?」でした。