『織田コレクション』とは
・東海大学芸術工学部教授
・椅子研究家
・東川町芸術文化コーディネーター
の、織田憲嗣さん(出身は高知県・現在は旭川在住)による椅子などのコレクション。
コレクションは椅子に限らず、図面や書籍、陶器に至るまで、その数なんと6000点以上!
個人収集だというのに、とんでもない数。
北欧の名作を中心に集められた椅子たちは、デザイン史の過程を研究する上でも、第一級の資料として知られているんだそう。
椅子研究家の織田憲嗣氏が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。
その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。
その稀少性と研究実績が世界的にも高く評価され、各国から展覧会への協力要請が相次いでいます。
引用:http://odacollection.jp/
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『織田コレクション』を見られるふたつのギャラリー
1.チェアーズギャラリー
明治30年頃に建てられたレンガ倉庫群の一角にある『チェアーズギャラリー』。
織田コレクションの椅子が常設展示されていて、年に2回入れ換えがあります。
現在、開催中なのがこちら(7月4(火)~10月29(日))。
『SCANDINAVIAN GRAPHIC DESIGN EXHIBITION』
椅子をモチーフにしたポスターがズラリ。
その中に登場した椅子本体も一部、展示がありました。
グラフィックデザインやタイポグラフィって、見てるだけで楽しくないですか⁈
パソコンで何でも出来ちゃう時代ですが、紙媒体にしかない面白さってあると思うんです。
↓お馴染みの『セブンチェア』。アルネ・ヤコブセンの代表作。
↓こちらは『ザ・チェア』(ハンス・J・ウェグナー)。
↓同じくウェグナーの『ピーコックチェア』。
ミニチュア製の椅子もたくさん!
自由研究で作ってみるのも楽しそう、なんて思いながら見てました(難しいだろうけど(笑))
お次は、
2.東川町文化芸術交流センター
旧東川小学校を改修した『東川町文化芸術交流センター』。
こちらでは、テーマごとに織田さんがセレクトした椅子や日用品の名作が展示されています。
↑↓どれもこれも興味深い「iittala birds(イッタラバード)」。
このふたつがあまりに可愛くて、ギャラリー全体の様子を撮り忘れ。
東川町への全コレクション公有化
旭川にお住まいの織田さん。
「いづれは旭川にデザインミュージアムを」とお考えだったとのことですが、それを断念されたのち、決まったのが、東川町への全コレクション公有化(東川町にデザインミュージアムを設立するという条件の元だそう)。
やっぱりアツイ、東川!これは楽しみ東川!
道のりは長いと思いますが・・ミュージアムの完成が待ち遠しいです。
「やっぱりアツイ、東川」の理由は、こちらのエントリーで是非に。
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