こんにちは。美容外科ナースのりえです。
ぱっと鏡を見ると、あれ?ニキビ…?なんだか気持ちまで落ち込んじゃいますよね。
1つ、2つならまだしも、顔中にニキビができて治らない…
悪化してしまって、自分ではどうすればいいのかわからない…
わたしも中学時代にニキビに悩まされていたので、気持ちはすごくよくわかります。
美容外科には、自宅で何を試してもニキビが治らなかったり、皮膚科に通ってもビクともしなかったという患者さんがたくさんきます。
そんな患者さんでも、美容外科にしっかり通ってもらい正しいケアを続けるうちに見違えるほどにキレイになっていくんです!
今日は美容外科で実際に、ニキビのひどい患者さんにどんな指導をするのか、美容外科ではどんな治療をしていくかをお話ししますね。
まずはこれを読んで、おうちでできることから取り入れていくといいですよ。
正しいケアで、しつこいニキビの悩みとさよならしちゃいましょう!
目次
[表示]
ニキビの原因は?
ニキビの大きな原因は毛穴のつまりです。
毛穴がつまってしまう原因は様々ですが、睡眠不足・ストレスや、生理周期によるホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れなどから皮脂分泌が盛んになり、毛穴がつまってしまうことなどがあげられます。
そのほか、メイクがしっかり落ちていないことでも毛穴のつまりは起こります。
健康的な生活とお肌を清潔に保つことが大事なんです!
美容外科では当たり前!ニキビを撃退する日常ケア
お肌はとにかく清潔に
正しい洗顔、知ってる?
個人差もあるので全員が全員とは言いませんが、よっぽど皮脂分泌が盛んでない人は朝は洗顔料は使わずに水洗顔で大丈夫です。
まず、洗顔の前に石鹸で手を洗って清潔にします。
そして絶対に熱いお湯を使わないこと。温度は30℃くらいが理想です。
やさしくこすらずに水で顔をすすぎ、清潔なタオルで抑えるように拭きましょう。
夜は日中、日焼け止めやメイクをして水だけでは汚れが落ちない状態なので、洗顔を使います。
まずはクレンジングから。あなたは今どんなクレンジング剤を使っていますか?
オイル?ジェル?クリーム?ポイントリムーバーは使ってますか?
実はするりと落ちるオイルは皮脂を取り除く力が強いので、あまり使わないほうがいいです。
ポイントリムーバーでリップやアイメイクだけ優しく落として、全体はジェルやクリームタイプのクレンジング剤でメイクオフしてくださいね。
クレンジングしてお顔を流したら、泡立てた泡を鼻やおでこのTゾーンからおき、皮脂の少ないほほは最後に泡をのせます。
そして、しっかり泡立てた洗顔でやさしくこすらずに円を描くように洗います。
すすぎはしっかり、フェイスラインや生え際に洗い残しがないように、20回ほどかけて流しましょう。
優しくタオルオフしたら化粧水、乳液をつけます。
枕カバーやタオルも清潔に
枕カバー、毎日洗ってますか?
皮脂汚れが付いたシーツや枕カバー、不潔なタオルを使っていると、ニキビができやすくなってしまいます。
清潔な枕カバー、タオルを使いましょう!
髪でニキビを隠さない
ニキビができるとつい、髪で隠したくなりますよね。
おでこにできたら前髪で、フェイスラインは横の髪でつい隠してしまっていませんか?
でも、本当にニキビを直したいのであれば、思い切って髪をまとめてしまいましょう。
髪は意外と汚れていて、髪が肌に触れていることでニキビが治りにくかったり新たにできやすくなってしまいます。
せめて家にいるときは、しっかりまとめていると改善が早いですよ。
メイクをしなくていい日はスッピンで
ニキビを隠したいからと言って毎日毎日、メイクを厚塗りしていませんか?
メイクはお肌に負担をかけるので、お肌が荒れているときは控えたほうが無難です。
仕事柄お化粧をしないといけない人も、せめて休日くらいはノーメイクデーを作り、お肌を休ませてあげてくださいね。
同じメイクをするにしてもリキッドファンデを塗って、上からパウダーファンデでガッチリ毛穴を埋めるよりは、日焼け止めとさらっとパウダーをはたくくらいにした方がおお肌の負担は軽減します。
保湿はしっかり
よく、オイリー肌でニキビができやすく、化粧水しか使わないという人がいますがそれは間違いです。
ニキビって皮脂のつまりだけでなく、お肌の乾燥でもできてしまうんです。
乾燥して皮脂を出さなきゃ!と過剰に皮脂を出してつまってしまうことでニキビができることもあるので、しっかり保湿をしておきましょう。
アルコールフリー、防腐剤フリーの添加物があまり入っていない化粧水を使うといいです。(添加物の少ない化粧水は、ドラックストアで安く売っているそうです)
うちの美容外科では、ラロッシュポゼのニキビ用(エファクラ)をおすすめしています。
ドラックストアにもあるし通販にもあるので、試してみてもいいかもしれません。
日焼け止めから化粧水、乳液、洗顔、メイク落としなど、気に入ってライン使いされている患者さんも多いですよ。
スポンサーリンク
産毛はそる
産毛って見た目的にも生えてると微妙ですが、ニキビにもよくないって知ってましたか?
実は顔の産毛が生えていると、汗や皮脂汚れで細菌が繁殖しやすくニキビができやすくなってしまうんです。
どんな風にケアすればいいの?と思うかもしれませんが、カンタン!
こういった電動シェイバーで皮膚を傷つけないように、優しくなでるように剃ります。
毛抜きは痛いし埋没毛の原因になるし、普通の剃刀はお肌を傷つけやすいので電動シェーバーを使ってくださいね。
除毛クリームもお肌の刺激になるのでNGです!
電動シェーバーの中でも剃り味が悪いものもあるので、エステや美容クリニックの剃毛でもよく使われているこちらのシェーバーがおすすめです。
日焼けに注意!
日焼けはシミや肝斑など、様々な肌トラブルのもとになります。
オイリー肌が気になるのであれば、こちらのジェルタイプの日焼け止めがおすすめ!
日焼け止めを選ぶときにSPFの値だけで選んでいる方は多いですが、肌を光老化させるUVAと、日焼けや皮膚がんの原因のUVBをバランスよくカットしてくれる日焼け止めを選びましょう。
良質な睡眠
睡眠不足がお肌の大敵であることは多くの人がご存知だと思いますが、お肌のターンオーバーは寝ている間に促進されるんですね。
お肌のゴールデンタイムは、入眠から3〜4時間、22時~2時は熟睡できていると望ましいと言われています。
できるだけ日付が変わる前の入眠を心がけ、テレビやパソコン、スマートフォンは寝る2時間前は使わないよう意識しましょう。
バランスのとれた食事
バランスのいい食事も、美肌には重要なウエイトを占めています。
ここでは、注意したほうがいい食べ物について触れておきたいと思います。
まず注意すべきなのは皮脂を過剰に分泌させやすい、お肉や油分の多い食べ物です。
揚げ物やお菓子などは特に気を付けてくださいね。
甘いお菓子やジュースなど糖分が多いものは、消化するときに美肌に効果のあるビタミンB群を多く消費してしまいます。
そのほかアルコールを大量に摂取したり、刺激物となる辛いものを大量に食べたりするのも胃腸に負担がかかってしまうのでやめましょう。
何事もほどほどが一番、ですね。
ストレスをためない
ストレスは肌のターンオーバーを低下させ、男性ホルモンの分泌を増やします。
男性ホルモンが増えると皮脂の分泌が促進され、脂性肌になったり肌が固くなったりします。
すると皮脂が詰まりやすくなってしまうんですね。ストレスは便秘や睡眠不足の原因にもなるのでできるだけ気分転換を心がけましょう。
朝、太陽の光を15~30分浴びたり、軽い運動をすると自律神経が整い、気分転換にもなります。
朝のウォーキングはおすすめですよ。
美容外科ナースがおすすめする、ニキビの治し方まとめ
①日常生活の改善
まずは上記であげた日常生活の改善に取り組みましょう。
洗顔の方法や、肌を清潔にするといったことで改善がみられる人もいます。
②改善が見られなければ、保険適応の皮膚科へ
肌の状態を見てもらい、状態にあった薬を処方してもらいます。
内服薬(ミノマイシン、ロキシスロマイシン、漢方など)、塗り薬(ディフェリンゲル、ダラシン)が処方されることが多いです。
(3か月程度で改善がみられるケースが多いです。)
③美容皮膚科でフォトフェイシャルなどで治療する
日常生活の改善、内服・塗薬の使用でもよくならないひどいニキビの場合は、美容外科でフォトフェイシャルの治療を受けるのをおすすめします。
顔中びっしりニキビができてしまって治らない…そんなひどい場合も知識のある美容クリニックで地道に治療していくと治ることが多いです。
だいたい1カ月に1回ペースで5回コースのところが多く、1クール目で減ったのが分かり、2~3クール目でニキビが気にならなくなり辞める方が多いです。
金額は1クール15~20万円前後。
安い金額ではありませんが、化粧品やエステなどより確実によくなっていくので悩んでいる人にとっては満足度がすごく高い治療です。
お肌って一番目に付くところなので、すごく気になるんですよね。
もし気になる方は、まずは無料カウンセリングで問い合わせしてみるといいですよ。