米Appleが2016年12月に発売したBluetoothイヤフォン「AirPods」は2017年1月~7月の累計販売台数で、Bluetoothイヤフォン市場の85%を占めたと、米調査会社NPDが8月30日(現地時間)に発表した。
NPDによると、AirPodsのような完全に無線なBluetoothイヤフォンの1~7月の販売数は90万セットだった。Apple以外のメーカーのシェアやランキングは発表していない。
マイクも搭載するAirPodsはSiriへの音声命令をiPhoneに伝える使い方が想定されており、iPhoneの拡張機能として機能する。NPDは、無線イヤフォンカテゴリーでAppleが圧倒的な首位に立った要因は、破壊的な価格、ブランドへの共鳴、Apple製品との接続性の高さなどだと指摘する。
競合ブランドにとってAppleのこの独占状態を崩すのは当面難しく、新機能や高音質、新しい関連サービスなどの特徴が必要という。
米Amazon.comの「Alexa」をはじめとする音声アシスタントでできることが多様化する中、完全無線イヤフォンを含むヘッドフォンはデジタルアシスタント普及を担うハードウェアになるとNPDはみている。
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