iMac(Retina 5K,27-inch, 2017)の最廉価機種(プロセッサ3.4GHz,ストレージ1TB Fusion Drive,メモリ8GB)をカスタマイズしないで購入しました.
このエントリーではiMacをメインに据えた周辺機器およびデュアルディスプレイ環境ついて紹介します.
初めてのiMac
2017年8月末日,散々悩んだあげく,ようやく踏ん切ってiMacを購入しました.
購入にあたっては,最上機種(プロセッサ3.8GHz,ストレージ2TB Fusion Drive,メモリ8GB)にするか,最廉価機種(プロセッサ3.4GHz,ストレージ1TB Fusion Drive,メモリ8GB)にするか,CTOでカスタマイズしたほうがいいのかしないほうがいいのか葛藤しました.
iMac 27-inch, 2017を買うときは下手にカスタマイズしないほうがいいのか? - おまきざるの自由研究
結局買ったのはノーカスタマイズの最廉価機種.
貯めていたポイントを考慮するとAppleの学生・教職員ストアよりお得なのでヨドバシドットコムにてポチりました.
到着日はあいにくの天気.
雨がそぼ降る中,家に到着したのはバカでかい箱でした.
上部中央に置いたLEGOミニフィギュアおよび50cm引き出したメジャーから箱の大きさをお察しください(メジャーは50cmまで引き出し).
箱の寸法を測ったところ,横幅79.5cm,高さ61.5cm,側面は台形になっていて上底18cm,下底27.5cm.iMac本体自体は10kg弱とそんなに重くないのですが,箱の形状のせいか運びにくいのなんのって.
ダンボールを開けるとiMacが納められた箱が出てきます(ダンボールとiMac箱の間にはウレタンが入っててきちんと保護されてます).
上部のシールを矢印部分から引っ張って切り,
開けるとキーボード,マウス,ライトニングケーブル等の入った箱が現れます.
箱をさらに開封.発泡スチロールでこんな具合にガードされてます.スタンド部分が浮いてるのがおわかりでしょうか?(画像中央下)
万一に備え,この箱もダンボールも残しておきます.
発泡スチロールを外して机に置きました.
黒と青のLEGOで組んだスタンドの中にはMac miniとUSBファンが入ってます.これはそのまま活用します.
うちは2.4mほどの作り付けの机と棚を子ども達と一緒に使ってます.机と棚の間の高さが55cmほど.iMac 27インチは余裕で置けました(でもこれ以上のサイズになると厳しいですね).
iMacの置き場所を確保してからMac miniを移動したり,データ移行に3時間ほどかかったり,デュアルディスプレイがうまくいかなかったり(後述),SDカードスロットが読み込めなかったり,USBハブで外付けDVDドライブが動作しなかったり等々の小トラブルはありましたが,セットアップが完了.
作業環境はこんな具合になりました(画像のiMacはメモリ増設前なのでビニールカバー装着のまま).
作業環境
◆iMac(Retina 5K, 27-inch, 2017)
プロセッサ3.4GHz,ストレージ1TB Fusion Drive,メモリ8GB.メインマシンです.少なくともこれから5年間がんばってもらいたいです.
◆iMacのリンゴマーク下には4ポートUSBハブがあります.
・iMacの欠点の一つはUSBを含むポート類が全部背面にあるためアクセスしにくいこと.
そこでUSBハブを購入しました.違うメーカーのもありますが,前面にメーカーロゴが入っていないCateckを選択.正解でした.ケーブル長11インチのもあります.
・iMacのもう一つの欠点はDVDドライブがないこと.CDをiTunesに取り込んだりする際には外付けドライブが必須です.
外付けドライブは以前からBUFFALOのを使ってました.これはUSBケーブル2本を接続するタイプ.
USBハブ経由できちんと給電されるかどうか不安でしたが,初回の接続ではCDを読み取らなかったものの,iMacを再起動したら問題なく動作してくれました.
◆iMacの右下に見えるのはデータバックアップ(Time Machine)用ポータブルHDD.Mac miniに使っていたをそのまま使用.データ移行もこれから行いました.
ただし容量は500GB.いずれ容量不足になるでしょうからそのときは買い換えます.
◆机上のモノも紹介.縦置きディスプレイの左にはホームエレクタで組んだサイドテーブルがあります.
サイドテーブルについてはこちらの記事をご参照ください.
デスク新調!買ってよかったホームエレクター:続超快適デュアルディスプレイ - おまきざるの自由研究
◆その上に本棚を設置.小物整理用トレーが何気に便利.
◆本棚の前にはブックスタンド.読書に資格の勉強に,もちろんブログを書くとき重宝しています.
◆私はTO DO用によく付箋を使います.でも,いちいち棚から取り出すのが面倒.そこでポスト・イット用ディスペンサーを用意しました.iMac向かって左側に置いてます.
◆せっかくなのでもう一つ.ポスト・イット用ディスペンサーの隣にあるのはアオシマのアポロ月着陸船の立体パズル.
先代27インチディスプレイはぎりぎりまで高さを下げて使ってました.
一方,iMacは接地面からディスプレイ下端まで16cmほどあります.この空間を利用してiMac全面にお気に入りの小物を飾ることができます.良い気分転換になりそうです.
USBハブが隠れますがこういうのもたまにはこういうのを飾ったり.
ただし,iMac本体下部は吸気口になってるのであまりモノを置きすぎないほうがいいかもしれませんね.
デュアルディスプレイ環境
◆縦置きサブディスプレイ:iiyama XB2783HSU-B1 27インチ
Mac miniでデュアルディスプレイ環境にしたとき,この27インチは横置きメインモニタでした.
サブの縦置きは同じくiiyamaの23.8インチ.
縦置きディスプレイを23.8インチから27インチにすると上が8cmほど高くなります.その分,視点も上がるので疲れるかなと思いましたが,何ら問題ありませんでした.
たしかにメニューバーの位置は高いものの,縦置きディスプレイの主用途は縦長画面を生かしたブラウザの閲覧.縦スクロールせずに読める範囲が増えたため,スクロール回数がより少なくなりました.
もし,どうしても視点が高くなって疲れる場合はブラウザのウインドウの高さをiMacに合わせれば問題ありません.
◆ところで,iMac 2017をデュアルディスプレイにするとき,どのアダプターを選択するか気がかりな方がいらっしゃると思います.
iMac 2017はTunderbolt 3(USB-C)ポート経由でHDMI,DVIに接続しなければなりません.
そのためアダプタが必須です.当初はApple純正のを買おうと思ってました.
これにはHDMIポート,標準USBポート,USB-Cポートが付いてます.でも私が必要なのはHDMIポートだけなので明らかにオーバースペック.
そこでUSB-C=HDMI変換の単機能アダプタを選びました.
お値段はApple純正の約半分.この価格差はけっこう大きいです.
このアダプタ(下画像,「ELECOM」と書かれたもの)にiiyamaディスプレイ付属HDMIケーブルを接続.
画像手前からUSBポータブルHDD,USBハブ,一つ開けてUSB-C=HDMIアダプタ,LAN.
今は問題無く縦置きディスプレイを映してくれてます.
「今は」と書いたのは,初めてスリープから復帰させたら画面が真っ暗になったからです.iMac側では外付けディスプレイを認識してました.なので,原因はおそらく縦置きディスプレイに.何回かケーブルを抜き差ししても症状が改善しなかったので,とりあえず全ケーブルを抜いて一晩放置しました.
そして翌朝,ケーブルを挿してディスプレイの電源を入れ,iMacを起動したら昨日の悪戦苦闘が嘘のようにあっさり映りました.
それからはスリープ→復帰/終了→起動どちらでも一切問題ありません.デュアルディスプレイとして十分に機能しています.
◆iMac電源ケーブル及び先代Mac miniやディスプレイ,MacBook Pro13インチ等の電源ケーブルはすべて電源タップに接続してBlue Loungeケーブルボックスに収納しています.ボックスは見えないようiMacの裏に置いてます.
iMacのスピーカーはけっこう性能が良いので,こだわらなければ素のままで十分かもしれません.ただし低音はどうしても弱いので ,私は古いBOSEのスピーカー(SoundDock)を接続し,ケーブルボックスの上に乗せています.
◆安価な外付けスピーカーを一つ選ぶなら,JBL Pebblesがおすすめ.下の子用のノートPCで使ってます.「この値段でこの音が出るのか!」,とびっくりしました.本当にコスパ良いです.BOSEのスピーカーは価格が高いので二度と買いません.
◆Bluetooth接続スピーカーならJBL Flipもおすすめ.前出の作業環境画像縦置きディスプレイの前に置いてあるのがそうです.同じものはすでに生産終了なので,後継機種のリンクを貼っておきます.
Macでのデュアルディスプレイ設定
Macでのデュアルディスプレイ設定は特にどうということはありませんが,初めての方はとまどうかもしれませんので記しておきます.などと偉そうに書きましたが,最初はわけわかりませんでした.
<手順その1>
USB-Cポートにアダプタを接続,アダプタにHDMIケーブルを接続,HDMIケーブルをサブディスプレイのHDMIポートに接続,iMacとディスプレイの電源を入れる.
<手順その2>
サブディスプレイを縦置きで左側に配置する場合は,iMacのシステム環境設定>デディスプレイ>①配置をクリックし,②縦置きディスプレイをメインディスプレイ(上部に白い四角があるほう)の左にドラッグ,③ディスプレイミラーリングは切
②でサブディスプレイを左に置くことでマウス操作がスムーズになります.ここを間違ってサブディスプレイ右に置くとマウス操作がえらいことになります.ご注意ください.
<手順その3>
サブディスプレイも設定します.システム環境設定>ディスプレイをクリックすると縦置きディスプレイのウインドウも開くので,「回転」を90°に.
これでOKです.デュアルディスプレイを楽しみましょう.
メモリをポチった
このエントリー執筆時点でのiMacのメモリは8GBのままです.今のところなんの問題もありません.実に快適です.
私のMac用途は主にWebブラウザ閲覧(Amazonプライムでの映画等も含む),Web閲覧,Word,Excel,PPTでの書類作成,メール送受信,写真管理,iTunesでの音楽管理,文献PDF等データベース管理,Kindle閲覧,そしてブログ作成です.
illustrater等での画像処理,動画処理,DTM,Mathematica等の計算には使用しないので,マシンパワーはそんなに必要ありません.
ところで読者の皆様は何種類のアプリを同時に立ち上げてますか?
私はブログを書くとき,けっこう多くの資料に当たるのでSafariとFirefox両方の複数ウインドウを開き,しかも30個くらいのタブも開きっぱなしのことがザラにあります.
しかもWebブラウザを閉じないままExcelやPowerPointで図を作り,Skitchで注釈を入れ,写真を選んだりする上,メーラーとiTunesは常時起動.いわばゲーリー・オブライトの投げっぱなしジャーマンスタイルでブログ書いてる次第です.
こういった生来ズボラな性格が先代Mac miniを疲弊させたのでしょう.メモリ16MB積んでましたけど,ひどいときには新しいタブを開くだけでレインボーマークがぐるぐるぐるぐる回ったまま.ああ,憂鬱なレインボーマーク・・・
その末路は見えてます.ブラウザが突然落ち,せっかく書いた数千字の記事が消し飛びます(涙).
そんな経験をした方は少なくないと思います.手を休めた都度セーブすればいいだけの話ですが,書いてる最中に落ちられるとどうしようもありません.
このエントリーを書いてる今のメモリはこうなってます.アクティビティモニタ画面のスクリーンショットです.
Appleによると,
・メモリプレッシャーが緑のときは「メモリリソースが利用可能」
・黄色で「メモリリソースは利用可能ですが,圧縮などのメモリ管理プロセスによる負荷がかかってます」
・赤で「メモリリソースが不足し,macOSがメモリの代わりに起動ドライブをしようしています.利用可能なRAMを増やすには,1つまたは複数のアプリケーションを終了するか,RAMを増設します.この情報は,MacにRAMの追加が必要かどうかを判断する際の有力な材料となります」(Mac でアクティビティモニタを使う - Apple サポート).
iMac 27インチ(2017)は自分でメモリを増設できます.
購入時にCTOでメモリを増設するかしないか,自分で増設するならどの段階で踏み切るかは,それぞれの方の使い方次第だと思います.あとお金.
私の場合,メモリを増設したほうがより快適に使用できることは間違いありません.
とっととメモリ増設したほうがいいんじゃね?
というわけで,これをポチりました!
メモリは近日到着予定です.というわけで,次回はメモリ8GB,16GB,24GBそれぞれでの使用レビューをお届けします.
ではまた!