近頃、ニセ科学批判者がネットに新たに化学物質過敏症を批判する記事を上げなくなった。
しかし、下っ端の残党はまだまだ残っている。
何故、シックハウス症候群と化学物質過敏症があるのか。
シックハウス症候群は症状の軽い人で化学物質過敏症は症状の重たい人だと最初は思っていた。
しかし、微妙なニュアンスがある。
建築学科に進学した友人が言うには、化学物質で体調を崩すのは何も新築の家やリフォームに限らない。自動車の排気ガスだって影響するし、他にいろいろ原因があるのに、建築材料だけが諸悪の根源であるように仕立て上げられたという訳だ。
化学物質過敏症は精神科領域だろうか、いや結論を先に言うと神経科領域だろう。
化学物質過敏症は確かに重症な人は切羽詰まっているから、病院で必死で医師に食い下がることもあるだろう。
しかし、それは化学物質過敏症に限らず、重症の喘息やアナフィラキシーの患者も一緒で、大変な病気に罹った人は大概、神経質なのだ。
がん患者に落ち着いて話せ、うつになるなんて心が弱い、前向きになれ、と言っても無理な話なのと同じなのである。
病気が過酷で鬱になって、ほ~ら精神病って言われたって、大概同程度の不便な病気の方は眠れなくて睡眠薬を飲んで寝たりするぐらいはしています。
もっとも、神経系に影響があるので、てんかんやパーキンソン病の患者さんと似た性格になる人もある。
しかし、あくまでも原因は化学物質の蓄積であり、人によっては神経に影響を与え、怒りっぽくなったり、憂鬱にはなるが、精神症状が先ではない。
あくまでも、化学物質中毒が先である。
化学物質過敏症が精神疾患であるような、提灯記事を化学物質過敏症があっては困る会社の方が学者に書かせ、ほれ、エビデンスと言われても、裏みたら、どこの会社の御用学者かは理系の人間には一目瞭然です。

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