こんにちはユレオです。
みなさん新しいガジェット(*)に触れていますか?
*ガジェット(gadget)とは道具を差す意味ですが、一般的に目新しい小型の電子機器を指す用語。
ユレオはガジェット好きなので、昔から革新的なガジェットが発売されると可能な限り触ってきました。
近年登場したVR機器も目新しく非常に面白いもので、機器を装着することでその場に空間(VR空間)が映像として表示されて疑似的な体験ができる非常に面白いガジェットです。
このVR機器の一つでPlayStation VR(以後PSVR)というのがあります。
昨年発売でかなり話題になり、2017年9月現在でも品薄でなかなか手に入らない商品です。
今回はこのPSVRのご紹介というより、PSVRのおまけとして存在する機能である”シネマティックモード”がとても素晴らしく、目新しい体験ができたので、「PSVRで映画を見る」という内容のご紹介をいたします。
【この記事の目次】
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PSVRを使って映画を見るメリット
家庭で映画を大画面で鑑賞するには「映像出力」だけに絞っても下記のような条件が必要です。
①:大画面で鑑賞できる映像出力機能が必要。
②:「①」の機器を設置する空間(部屋の広さ)が必要。
PSVRは①と②を同時に満たす機器でさらに「安い」というメリットがあります。
PSVRは他の方法に比べて圧倒的に安く済む
大型のテレビを購入したり、プロジェクターを購入する方法もありますが、PSVRはそれらに比べて断然安上がりです。
非常に単純ではありますが金額の比較をすると以下の通りです。
*比較しやすく再生機器はPlayStation4(以後PS4)とし、映像機器の価格についてはおおよその値段です。
音響機器については割愛いたします。
【大型テレビの場合】
・映像再生機器:PS4(35,000円)
・映像出力機器:65インチ大型テレビ(250.000円~700.000円)
合計:285.000円~735.000円
「特記事項」
・映像が他の機器に比べて鮮明である。
・映像を見るための機材の準備などの煩わしいさがない。
・100インチを超すようなテレビは家庭用としては一般的ではない。
【プロジェクターの場合】
・映像再生機器:PS4(35,000円)
・映像出力機器:100インチ出力できるプロジェクター (60.000円~350.000円)
合計:95.000円~385.000円
「特記事項」
・別途映像を映し出すスクリーンが必要になる。(25.000円~80.000円)
・スクリーンの配置が必要なため、部屋に広い空間が必要になる。
・部屋を暗くする必要があり、暗幕などの準備が必要になる。
【PSVRの場合】
・映像再生機器:PS4(35,000円)
・映像出力機器:PSVR Camera同梱版 (55.000円)
合計:90.000円
「特記事項」
・部屋の空間の広さを気にする必要がない。
・機器を装着する必要があるため、煩わしさがある。
・他の機器よりも大きい117インチ~226インチ相当の大画面で映像を楽しめる。
・視覚、聴覚が機器と連動するので没入感が圧倒的に高い。
お分かりだと思いますが、PSVRと同等の画面サイズをテレビやプロジェクターで観るというのは、一般家庭では相当難しいです。
PSVRは普段使いのテレビの感覚で使用はできませんが、週末に映画をゆっくりと楽しみたいという使い方には非常に相性のよい機器です。
映画館を購入した気分
PSVRで映画を鑑賞した感想を一言で述べるとしたら、「映画館を自宅に購入した」という感じです。
これは文書で説明しづらいのでどんなふうに見えるかというと、こんな感じです。
*あくまで個人的イメージです
自宅でこれと同じ環境を整えようとしても5万円ではどうあがいても不可能です。
こうした映画鑑賞ができるのはPSVRの”シネマティックモード”という機能なのですがシネマティックモードには複数の画面サイズがあります。
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シネマティックモードの詳細について
シネマティックモードはモニター出力をPSVR内にあるVR空間に表示するといったものです。
以下はVR空間の中に巨大なスクリーンが現れるイメージです。
引用元:デスクトップモニターに別れを告げる!? VR空間でマルチスクリーンを構築するVRコンテンツがSTEAMで配信開始 | Social VR Info – VR総合情報サイト
シネマティックモードでPS4のゲームを大画面で行うことが出来るのですが、情報量と細部を見る必要のあるゲームには適しておらず少々疲れる結果になりました。
ただ映画の鑑賞については、不思議と画面の細部がにじむことについてまったく気になりません。
映画の場合は画面全体を見て楽しむ為、細部が若干にじんだところで問題を感じません。
また映画館で上映するように作られているコンテンツの為、詳細を見落とすと楽しめないような作りになっていないことも大きいです。
PSVRのシネマティックモードはまさに文字通りPSVRで映画を見る為の機能で、
PSVRの技術的弱点と映画というコンテンツの相性が抜群に良いわけです。
スクリーンサイズは3種類
シネマティックモードはとくに難しい設定もいらず、PS4で映像を普段通り再生する感覚で設定できます。
PSVRで行うのは画面サイズの調整だけで、画面サイズは「小.中.大」の3種類あります。
「画面サイズ 小」
映画館で言うと、後ろの方の席(上空3m)での見え方距離感です。
このサイズは首を動かすと画面が必ず正面についてくるため、VRならでは没入感が損なわれます。
この画面サイズでは横になりながら見るということが出来ますが、正直この設定はおすすめしません。
「画面サイズ 中」
映画館で言うと、前の方から3.4列目の中央(上空4m)といった場所です。
画面サイズ「中」はPSVRかぶって首を動かしても画面が正面についてきません。
右を向けば右側のスクリーンではない空間が表示され、本当に映画館のスクリーン前にいるように見えます。
視野角もちょうどよく、首を動かさなくても画面が全体がぎりぎり見渡せる設定で一番お勧めです。
「画面サイズ 大」
映画館で言うと、最前列の中央(上空4m)といった場所です。
画面サイズ「中」と同様にはPSVRかぶって首を動かしても画面が正面についてきません。
右を向けば右側の空間が表示され、本当に映画館のスクリーンの前にいるように見えます。
視野角が広くスクリーン全体がやや収まっていないため、画面全体見渡せません。
画面右側を見れば左が見切れる感じです。
映画のジャンルによりますが、アクション映画等の画面中央に情報を集めがちで迫力重視の映画であればこの設定はお勧めです。
補足:スクリーンサイズの説明が図だけになった理由
かなり頑張って映画館で観ているような臨場感を感じられる写真を撮ろうとしたのですが、PSVRの構造上写真をうまく撮ることが出来なかったので、図解による説明になってしまいました。
なんか良い撮影方法はないものでしょうか・・・(´ ゚ω゚`)
「画像1:PSVRを装着したときの外観」
「画像2:PSVRの画面サイズ中で映画を見た時のスクリーンイメージ」
PS4のおかげで映画や動画コンテンツが豊富で困ることがない
PS4は以下のような様々な動画サービスをサポートしています。
・PlayStation™Music
・PlayStation™Video
・Netflix
・Hulu
・Amazonビデオ
・アニマックス PLUS
・Youtube
・NBA
・MLB.TV
・DMM.com
・WWE Network
・Twitch
これ以外に、ブルーレイディスクを再生できるので映画を見るには最適です。
どの動画サービスもPSVRのシネマティックモードに対応しているのでコンテンツに不足を感じることはなく、Amazonプライム・ビデオ(*)はアメリカンドラマも豊富なので、どれを見るか迷うくらいです。
*Amazonプライム・ビデオを見るにはプライム会員になる必要があります。無料体験を試すことが出来ます。
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このPSVRで映画を見るというのを知ってからは時間があればPSVRをかぶっています。
ホームシアターを家に構築したいが部屋の広さが足りないとか、プロジェクターを買うのはちょっと・・・ という方にはPS4とPSVRで映画鑑賞環境を作るのをお勧めします。
個人的には映画館を自宅で楽しめると言って問題の無い最高のガジェットです。
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