こんにちは、そめです。
今回はSEOと文字(フォント)サイズについて考えてみたいと思います。
いろんな方のはてなブログを読んでいると、デザインをデフォルトにしているブログを見かけます。僕は基本的に他の方のブログを読むときは、スマホで見ているのですが、まあ見づらい!!
そうです、文字(フォント)サイズが小さいんです。あの文字サイズで改行なくひたすら文字を羅列された日には、もはや読んでほしくないんじゃないか…とすら感じます。
単にこれは、個人の「見にくい」という考えで終わるのかどうか? SEOに影響はあるのかないのか? という点について考えてみたいと思います。
文字(フォント)サイズがSEOに影響を与えるのか?
さて、いきなり核心に迫りますが、文字(フォント)サイズはSEOに影響を与えるのでしょうか? 正しく回答すると、
明確に影響するとは言っていないが、推奨するガイドラインはある
ということです。
▲こちらのリンクに詳しいGoogleのガイドラインがあります。Googleのページスピードインサイトで自身のページをチェックしてみると、あまりに小さい文字をサイトのベースも文字に使っていると、エラーがでます。
具体的な文字(フォント)サイズは、基本を16px、行間は1.2emを推奨しています。
推奨していながら、SEOには影響はないとしているのは、変な感じもしますが、要はサイト保有者がユーザー目線で読みにくいかどうか考え、サイトに反映しているかどうか?が大事だということです。
滞在時間はSEOに影響するか?
Googleはすべからく、ユーザーのことを考えよと訴えています。
では、滞在時間はどうでしょうか? 読みにくい文字やユーザーに興味のない内容の場合、すぐに離脱し直帰率が上がりますし、滞在時間も短くなるでしょう。
しかし、この判断基準についてもSEOに与える影響をGoogleは否定しています。
English Google Webmaster Central office-hours hangout
Q.Googleはランキングシグナル(順位付けの要因)に直帰率を使用しているか?
A.私たちは検索順位を決めるにあたって、Googleアナリティクスのデータを活用、結びつけてはいない
要するに、Googleアナリティクスで計測できる「直帰率」や「滞在時間」などをSEOシグナルとして活用していないということです。
滞在時間は、デバイスをヒラッキっぱなしの場合、セッションが切れるまで30分かかりますし、明確にそれを一つの指針にするのは難しいのも確かです。
しかしながら、こちらは2016年8月のハングアウトです。あれからすでに1年以上が経過しており、現状はどうなっているか不明瞭です。
2017年8月の大変動の傾向を以前ブログにまとめましたが、その際に「見やすいサイト」が新しく上位に表示されやすくなっている傾向をご紹介いたしました。
www.contents-marketing-diary.com
つまりは、Googleは社の理念の通り、よりユーザーにとって最適な検索結果を表示する、つまりは、文字だけが視認性の悪いサイズで羅列されていて、ただただユーザーにとて見にくい、理解しづらいだけのサイトの優位性をなくすアルゴリズムを導入したとしても、それは全く不思議なことではありません。
どう文字サイズを設定するか?
では、どんな文字サイズの設定をすればいいのでしょうか?
文字サイズは、ブラウザによってデフォルトサイズが異なっており、特に指定をしていない場合、それに依存します。
こちらに一覧がありますが、概ね16pxがデフォルトです。
デバイス別に設定すべきか?
ではいざ設定する際に、デバイスによって文字サイズを変える方が良いかという、考えに至ると思います。PCやタブレット、スマホなどみる環境によって最適な文字サイズは違いますから。
以前なら、デバイスのwidthごとに文字サイズを指定したりしていましたが、これを僕はお勧めしません。
これからほとんどのサイトはレスポンシブ対応になっていくでしょう(詳しくは下記)から、文字サイズも、基本サイズに対して、相対的に変化してくれる、要するに一つの指定で環境ごとにサイズが変わってくれる記述が望ましいでしょう。
モバイルファーストインデックス(MFI)に向けて
モバイルファーストインデックス(MFI)はGoogleが進めている、PCサイトの評価ではなく、モバイルサイトの評価を優先するという施策です。現在導入時期は未定ですが、必ずこれは実施されます。
8月22日に開催された ISM Spin-off #2 で、Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏は、レスポンシブサイトを強く推しています。
PC、スマホ別々のサイトを用意するのも良いですが、現状のテストではかなりのPCベースのサイトの順位が落ちるようになるそうで、MFIは数年かけて段階的に行われる可能性を示唆していました。
このように、来るべき、MFIに向けても、環境ごとの個別対応ではなく、レスポンシブサイトのような、デバイスの変化に対応してくれるサイトの方が、個別に対応する際のミスなどを軽減し、有効だと考えられています。
em(エム)や rem(レム)を使った記述
そこで、有用な記述が、em(エム)や rem(レム)といった相対的な単位で指定することで、スクリーンサイズに応じてフォントサイズや行間などを調整する手法です。
具体的な記述方法はこちらをご覧ください。
こうすることで、一つの記述で、スクリーンサイズに応じたサイズで表示をしてくれます。
はてなブログのデザイン変更
もし、はてなブログでより多くの人に読んでもらいたいと思ったら、デザインも重要ですが、ぜひ文字サイズも意識してデザインを見てみてください。
その時も僕はレスポンシブをお勧めしています。
▼変更する方法
▼いろんなテーマ
▼僕が利用させていただいているテーマ
最適な見出しのサイズはあるか?
こちらも、明確にSEOに効果的であるというサイズ指定はないでしょうが、大見出し、中見出し、小見出し(h2,h3,h4…)と、デフォルトフォントとの違い(boldなども含め)、見出しが明確にどこにあるか、などはわかった方がいいと思います。
まとめ
いかがでしたしたか?
たかが文字サイズ、されど文字サイズです。もし、他のサイトや、ブログを見て「見づらいな」と感じたら、その感覚をいかに自社のサイトやブログに落とし込めるかが大事です。
SEOへの影響はまだ不明瞭ですが、明確なガイドラインの定時や、Googleの理念に照らして考えれば、そしてなによりユーザー目線で考えてみると、少なからず影響範囲があるではないかと僕は考えています。
みなさんも、他のサイトをみる時に、ぜひ文字サイズも意識してみてください。
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