2016年10月、声優・三森すずこさんの日本武道館公演が終わってから約1年が経ちました。月日が経ち、2017年の夏に大阪と千葉の2ヶ所で、三森さんが再び歌声を披露する日がやってきます。
幕張公演前日の9月1日にはAbemaTV『深夜アニメチャンネル』にて、『MIMORI SUZUKO LIVE TOUR 2016 “GRAND REVUE” FINAL at NIPPON BUDOKAN』日本武道館公演が放送されるなど、本公演に向けての熱量が高まりました。
そこで、今回は9月２日(土)、幕張メッセイベントホールで行われた「Mimori Suzuko Live 2017“Tropical Paradise”」初日公演の模様を速報レポートとしてお届け！
タイトルで題した常夏をイメージした音楽で真夏の雰囲気を生み出す
開演時間になり、会場の照明が落とされるとブザー音が鳴り、プロローグがモニターに流れながら、ステージの幕が上がっていきます。ピンク色のサイリウムが会場を包みこみ、蒼い深海をイメージしたステージがオーディエンスの視界に飛び込んできました。ステージに三森さんが登場し、オープニングナンバー『ドキドキトキドキトキメキス♡』を歌い、会場の温度感を一気に高めていきます。
本曲は日本武道館公演でも印象的だったハンドダンスが見もので、素早い細かな手の動きで見る人の視線を集めました。モニターに映る映像と会場に舞うシャボン玉が、深海にいるかのような錯覚を覚えさせてくれます。
ミュージカル女優の経験を活かした三森さんならではライブに、早くも会場に集まったオーディエンスを引き込みました。そのまま勢いを止めることなく、アップナンバーの楽曲を連続で歌い、ダンサーたちと息の合ったダンスで観客たちを魅了します。
軽やかに歌って踊る三森さんは、太陽のようにはじける笑顔で会場を盛り上げていきました。彼女の楽しい気持ちが客席に伝わっていくのを感じます。不思議とステージを見ていて楽しくなるのは、同じ時間を一緒に楽しもうとする三森さんの気持ちがオーディエンスにも伝わっているからではないでしょうか。
一体感を生みだして全員が同じ気持ちで繋いでいく気持ち
三森さんのライブは、ストーリーに沿った展開で進んでいきます。その中でも、今回のライブでは会場に集まったオーディエンスと一緒に演出を生み出していくところが印象的です。曲中で三森さんの合図に合わせて、合いの手を入れる観客の声が幕張の地に響きました。
三森さんお馴染みのナンバーをアレンジした楽曲がオーディエンスの鼓膜を揺らし、場内を夏の季節感でいっぱいにしていきます。中盤で三森さんは、ステージから観客の近くまで行って、歌とダンスを披露してオーディエンスを魅了していきます。
三森さんのライブは、物語の1ページをめくるように、ステージの上で映像と合わせて進んでいきます。一人ではなく、ダンサーやオーディエンスをはじめ、三森さんに関わる全ての人が楽しめるライブを考えた場景が繰り広げられました。
そして、最終日の9月3日ではどのような公演を見せてくれるのか、当日の公演を前に今から楽しみでなりません。
［取材・文／野島亮佑］
イベント情報
■Mimori Suzuko Live 2017"Tropical Paradise"
千葉 幕張メッセ公演
日程：2017年9月2日（土）OPEN 17:30 ／ START 18:30
2017年9月3日（日）OPEN 16:00 ／ START 17:00
会場：千葉・幕張メッセイベントホール
出演：三森すずこ
mimorin BAND(MAKUHARI)
Guitar：沼能友樹、Bass / Band Master：黒須克彦、Keyboards：今井 隼(09.02)／小松由佳(09.03)、Drums：北村 望、Manipulator：平林昌義
主催：ポニーキャニオン
>>mimorin.com 三森すずこオフィシャルサイト
>>三森すずこオフィシャルTwitter（@mimorincom）
