専門家「爆発規模は広島投下の原爆超えの可能性」

今回の北朝鮮の核実験について、「長崎大学核兵器廃絶研究センター」の鈴木達治郎センター長はNHKの電話取材に対し、地震の揺れの大きさなどから爆発の規模は、広島に投下された原爆を超えている可能性があると指摘しています。
また、「小型化はかなり難しいが、6回の核実験で技術はかなり進み、ミサイルに搭載するための小型化の実現は時間の問題だと思う」と述べ、ICBM=大陸間弾道ミサイルへの搭載に着実に近づいているとの見方を示しました。

そのうえで、北朝鮮が発表の中で、爆弾には2つの段階があるなどとしていることから、今回の実験は重水素やトリチウムを加えて、核融合反応を一部利用する「ブースト型核分裂爆弾」だった可能性があると分析しています。

鈴木センター長は「最初の1段階で核分裂を起こして、そのエネルギーで第2段階の核融合反応を起こすもので、小型で出力が大きい」として、ミサイルに搭載しやすくなると説明しています。

専門家「爆発規模は広島投下の原爆超えの可能性」

今回の北朝鮮の核実験について、「長崎大学核兵器廃絶研究センター」の鈴木達治郎センター長はNHKの電話取材に対し、地震の揺れの大きさなどから爆発の規模は、広島に投下された原爆を超えている可能性があると指摘しています。

また、「小型化はかなり難しいが、6回の核実験で技術はかなり進み、ミサイルに搭載するための小型化の実現は時間の問題だと思う」と述べ、ICBM=大陸間弾道ミサイルへの搭載に着実に近づいているとの見方を示しました。

そのうえで、北朝鮮が発表の中で、爆弾には2つの段階があるなどとしていることから、今回の実験は重水素やトリチウムを加えて、核融合反応を一部利用する「ブースト型核分裂爆弾」だった可能性があると分析しています。

鈴木センター長は「最初の1段階で核分裂を起こして、そのエネルギーで第2段階の核融合反応を起こすもので、小型で出力が大きい」として、ミサイルに搭載しやすくなると説明しています。