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Fintechとは何か?が分かるおすすめ書籍&資料8選!

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最近話題のFintech。ビットコインに代表されるような仮想通貨の話題から、Readyfor?やCampfireなどのクラウドファンディング、MoneyForwardなどの資産管理アプリ、freeeなどの経営・会計支援ソフトなど、とても多岐にわたる種類のFintechの話題があって、非常に全貌を把握するのが難しいですよね。

そこで今回は、Fintechに関して基礎から応用まで把握できる書籍や資料を、簡単なコメント付きでまとめてみることにしました。
画像をクリックで書籍や資料にリンクします。

Fintech全般

1.FinTech革命 増補改訂版(日経BPムック)

こういうジャンルにめっぽう強い日経が出しているムック本。
銀行などの金融機関のほか、スタートアップ企業、官公庁などあらゆる関係者の動向をほぼ余すところなくカバーしていますので、Fintechに最初に触れる方から中級者の方まで幅広く対応できる本です。これを読んでおけば、Fintechの話題は正直ほとんど対応できるのではないか?とすら思えます。

2.API革命 つながりが創る次代の経営 (日経BPムック)

某省庁の方におすすめされました。APIはFintechでも重要なキーワードの一つで、例えば法改正により、金融機関がAPIを公開することが努力義務化することなどが方向付けられています。APIって何?という方から最新論点が知りたいかたまで、必読です。

3.Fintechビジョン
経済産業省によるFintechに関する実務家や有識者の意見を踏まえた報告・提言書です。

以下引用
「経済産業省は、2016年7月より「FinTechの課題と今後の方向性に関する検討会合」を開催し、FinTechが経済社会に与えるインパクトや課題、今後の政策の方向性等に関し、経営者等ハイレベルな視点から議論を行ってきました。FinTechに関わる実務家や有識者の意見等も踏まえ、今般、総合的な報告・提言として「FinTechビジョン」を取りまとめました。」
ということで、経済産業省がFintechに関して考えていること、今後目指していくべき方向性についてかいています。
若干道筋がよくわからないところもあるのですが、概ねよくまとまっている資料です。

仮想通貨(暗号通貨)・ブロックチェーン関連

4.いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

仮想通貨取引所であるCoincheckの共同創業者、大塚雄介氏が基本の仕組みの解説から最新トピックまでを体系的に解説。
数あるビットコインやブロックチェーンの解説書の中でも、一番わかりやすい入門書です。特に、ビットコインの仕組みについての比喩が非常にわかりやすいと感じました。コンパクトに纏まっているうえに、さすがCoincheckの創業者だけあって、他の本にはかいてないような話も結構あるなと感じました。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

5.ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

まず最初に言っておくと、結構専門的で難しい本です(笑)ブロックチェーンの実際のコードなどがふんだんに載っており、読みこなすのには結構時間がかかるでしょう。ただ、ブロックチェーンに関して現状で最も仕組みについて詳しく分かる本と言っても過言ではありません。なので、一冊持っておいて辞書的に使う、という使い方が良いかもしれません。

6.DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 17年8月号 (ブロックチェーンの衝撃)

ハーバード・ビジネス・レビューでブロックチェーンについて特集が組まれました。先ほどの書籍の著者の方が、もう少し一般読者向けに噛み砕いてブロックチェーンの技術について解説していたり、ブロックチェーンを電力などの金融以外の分野に使うもの、いわゆるブロックチェーン3.0の事例や考察なども載っており、かなりコンパクトにマニアックな話題を扱っている本です。ブロックチェーンで社会や経済はどう変わっていくのか、経済学的にどのような意味があるのか、ということを知るためには最良の一冊です。

7.JPXワーキング・ペーパー「金融市場インフラに対する分散型台帳技術の適用可能性について」

ブロックチェーンの技術的な点について、日本取引所(JPX)が実証実験を行っています。その趣旨や結果、またブロックチェーンの技術的評価について大変良くまとまっているレポートです。

8.ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査

経済産業省が、野村総合研究所に委託して行った調査委託事業です。ブロックチェーンの事例、特に海外の事例についてや、そもそものブロックチェーンの技術的評価など、かなり盛りだくさんのレポートになっています。こういう調査はまた定期的に行ってほしいですね。

いかがでしたでしょうか。まずはムック本あたりから、徐々に経産省の資料などに手を出していくと、大まかな概要を把握した後細かいマニアックな話題へ……というように順次理解していけるはずです。
ぜひ短期間で集中して読書して、フィンテックについて正しい基礎知識を身に着けましょう!

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