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『けものフレンズ』の好きなところをまとめた記事(ファンにありがちな過剰な妄想)を、少しずつ書いてます。
セカンドシーズンというのもまだまだ先っぽいので、まったりと書いてます。
ていうか今回は完全に3DCG関係ないなw
3DCG方面から見る『けものフレンズ』
第一話その1・その2・その3
第二話その1・その2
第三話その1
第四話その1・その2
第五話その1・その2
第六話その1・その2・その3・その4
第七話その1・その2
第八話その1・その2・その3
第九話その1・その2
第十話その1・その2・その3
第十一話その1・その2・その3
第十二話その1・その2・その3・その4
3Dマップ・フィギュア
キョウシュウエリア
マイルカ
ジャイアントペンギン
メキシコサラマンダー
かばんちゃんプロトタイプ(仮)
ゲンブ
クビワペッカリー
前回で全部見終わったんで、ようやく全体を見渡した事を書けるようになりました。
ネタバレ的なモノは避けて来たので、その辺もあらためて書いていこうかなと。
今回は全体の構造どうなってるのか、考えてみたいなと思います。
けもフレは貴種流離譚という形式の物語構造をとっていて、このwikipediaの大塚英二さんの定義だと5つ目になります。
女王というのはパークガイドのことですね。
ドラクエみたいな話で「ジャパリパーク全体が異常な状態になっているので、異常の原因を探して解決してくれ。頼んだ、かばんちゃん!」という話なんだと思います。
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けもフレの構造は、よしざき先生の『ドラクエモンスターズ+』と結構似ていて、これももうお話が終わってしまった世界を旅する話でしたね。
「ほしふりの夜」とか「サンドスター」と若干似たニュアンスの設定もあったりします。
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ガイドブックのイメージボードを見ると少しそのニュアンスが残っているので、意識はしているんじゃないかと思います。わたぼうとラッキーさんが似てますね。
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けものフレンズガイドブック6巻より
また、けもフレは1話~9話までがレギュラー放送と言うか1話完結型で、10話~12話が続きものというかぶっちゃけ劇場版みたいな構造になってます。
1話から9話まではどの話数から見初めても問題ないようにできてて、かばんちゃんとサーバルちゃんの自己紹介的なものがちょくちょく挟まります。
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レギュラーキャラの紹介を毎回やってくれるので、テレビを見てなんとなく見てしまった人とかでもついていけるようにしてあります。
普通の深夜アニメやネット配信型のアニメっていうのは、1話からガッツリと続けて見る人が多いので、こういうことをあまりやらないんですが、けもフレはやりますね。
またアバンでこういうことをやると、今度は毎回見る人は萎えるのでやってないですね。過度に初心者向けにしないというのもセンス良くていい感じ。
この前半部分は日常系アニメの手法を使っています。どんな所が日常系かというと、キャラクターの関係性を描いているところですね。
何で、友達同士が仲良くしている所を眺めていると多幸感に包まれるのかは、よくわからないんですがwこれけっこう大変で、両方のキャラを好きにさせ無いといけないんですね。
片方だけ好きみたいな状態だと、なんであんな奴と…という嫉妬が生まれちゃうんで、多幸感が来ないんです。
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キャラの関係性で最近気づいたんだけど、かばんちゃんとコツメちゃんのペアだとハイタッチしないけど、サーバルちゃんとはするみたいですね。
なんかこう、かばんちゃんとコツメちゃんが一瞬顔を見合わせるところが好きですw
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あと、よく使われる技法に全部キャラの主観を通して描写するっていうのがあります。
例えば8話に「水がいっぱいあるねー」というセリフがあるんですが、これなんかがそうです。
風景をそのまま描くのではなく、その風景を見て感動したキャラの方を描くという手法です。
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多くの人はテレビできれいな風景を見るのは見慣れているので、正直あまり感動は来ないんですが、こうやって初めて見て感動している人を通してみると感動できるということなんでしょうね。
昔はこの手法って、萌えマンガやアニメは風景が描けないから顔の方を映してるとか馬鹿にされていたんだけど、完全に手法として確立しましたね。
困難の方を物語のメインにしないというのもあって、例えば4話で巨大な砂嵐というのが出てくるんですが、普通の物語だとこの砂嵐をいかにして乗り越えるかという話を作ります。
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でも実際はじまるのは、スナネコとの車中の会話です。しかしこの会話がけっこうおもしろい。こうやって困難を主軸にしない、お化けの出ないお化け屋敷みたいな手法を使っています。
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こういうのって、90年代から2000年代のアニメやドラマでよく使われていましたね。踊る大捜査線とか。ああいうのって、それ以前のコッテリとしたお話を馬鹿にする目的でやってたんですが、けもフレはそれとは違って馬鹿にしているニュアンスではないですね。
なんでそう思うかというと、本当に困難が起こるからです。
ということで10話~12話の話は次回。
セカンドシーズンというのもまだまだ先っぽいので、まったりと書いてます。
ていうか今回は完全に3DCG関係ないなw
3DCG方面から見る『けものフレンズ』
第一話その1・その2・その3
第二話その1・その2
第三話その1
第四話その1・その2
第五話その1・その2
第六話その1・その2・その3・その4
第七話その1・その2
第八話その1・その2・その3
第九話その1・その2
第十話その1・その2・その3
第十一話その1・その2・その3
第十二話その1・その2・その3・その4
3Dマップ・フィギュア
キョウシュウエリア
マイルカ
ジャイアントペンギン
メキシコサラマンダー
かばんちゃんプロトタイプ(仮)
ゲンブ
クビワペッカリー
前回で全部見終わったんで、ようやく全体を見渡した事を書けるようになりました。
ネタバレ的なモノは避けて来たので、その辺もあらためて書いていこうかなと。
今回は全体の構造どうなってるのか、考えてみたいなと思います。
けもフレは貴種流離譚という形式の物語構造をとっていて、このwikipediaの大塚英二さんの定義だと5つ目になります。
5.子供は、動物とか身分のいやしい人々に救われる。彼は、牝の動物かいやしい女によって養われる。ようするに王女が旅をして成長して女王になるような話の一部ということです。「牝の動物かいやしい女」というのがサーバルちゃんですねw
女王というのはパークガイドのことですね。
ドラクエみたいな話で「ジャパリパーク全体が異常な状態になっているので、異常の原因を探して解決してくれ。頼んだ、かばんちゃん!」という話なんだと思います。
けもフレの構造は、よしざき先生の『ドラクエモンスターズ+』と結構似ていて、これももうお話が終わってしまった世界を旅する話でしたね。
「ほしふりの夜」とか「サンドスター」と若干似たニュアンスの設定もあったりします。
ガイドブックのイメージボードを見ると少しそのニュアンスが残っているので、意識はしているんじゃないかと思います。わたぼうとラッキーさんが似てますね。
けものフレンズガイドブック6巻より
また、けもフレは1話~9話までがレギュラー放送と言うか1話完結型で、10話~12話が続きものというかぶっちゃけ劇場版みたいな構造になってます。
1話から9話まではどの話数から見初めても問題ないようにできてて、かばんちゃんとサーバルちゃんの自己紹介的なものがちょくちょく挟まります。
レギュラーキャラの紹介を毎回やってくれるので、テレビを見てなんとなく見てしまった人とかでもついていけるようにしてあります。
普通の深夜アニメやネット配信型のアニメっていうのは、1話からガッツリと続けて見る人が多いので、こういうことをあまりやらないんですが、けもフレはやりますね。
またアバンでこういうことをやると、今度は毎回見る人は萎えるのでやってないですね。過度に初心者向けにしないというのもセンス良くていい感じ。
この前半部分は日常系アニメの手法を使っています。どんな所が日常系かというと、キャラクターの関係性を描いているところですね。
何で、友達同士が仲良くしている所を眺めていると多幸感に包まれるのかは、よくわからないんですがwこれけっこう大変で、両方のキャラを好きにさせ無いといけないんですね。
片方だけ好きみたいな状態だと、なんであんな奴と…という嫉妬が生まれちゃうんで、多幸感が来ないんです。
キャラの関係性で最近気づいたんだけど、かばんちゃんとコツメちゃんのペアだとハイタッチしないけど、サーバルちゃんとはするみたいですね。
なんかこう、かばんちゃんとコツメちゃんが一瞬顔を見合わせるところが好きですw
あと、よく使われる技法に全部キャラの主観を通して描写するっていうのがあります。
例えば8話に「水がいっぱいあるねー」というセリフがあるんですが、これなんかがそうです。
風景をそのまま描くのではなく、その風景を見て感動したキャラの方を描くという手法です。
多くの人はテレビできれいな風景を見るのは見慣れているので、正直あまり感動は来ないんですが、こうやって初めて見て感動している人を通してみると感動できるということなんでしょうね。
昔はこの手法って、萌えマンガやアニメは風景が描けないから顔の方を映してるとか馬鹿にされていたんだけど、完全に手法として確立しましたね。
困難の方を物語のメインにしないというのもあって、例えば4話で巨大な砂嵐というのが出てくるんですが、普通の物語だとこの砂嵐をいかにして乗り越えるかという話を作ります。
でも実際はじまるのは、スナネコとの車中の会話です。しかしこの会話がけっこうおもしろい。こうやって困難を主軸にしない、お化けの出ないお化け屋敷みたいな手法を使っています。
こういうのって、90年代から2000年代のアニメやドラマでよく使われていましたね。踊る大捜査線とか。ああいうのって、それ以前のコッテリとしたお話を馬鹿にする目的でやってたんですが、けもフレはそれとは違って馬鹿にしているニュアンスではないですね。
なんでそう思うかというと、本当に困難が起こるからです。
ということで10話~12話の話は次回。
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