コウライクモカリバチ(ギングチバチ科)空き巣 160226 1個の長さ約6mm
第76回調査会の際、武蔵野公園の休憩所の壁のくぼみ(高さ約1.6m)に、狩り蜂の空き巣があった。小金井周辺でも、狩り蜂が作る泥の巣は何種類か見ているが、こんな形のものは初めてだ。田仲義弘先生の「狩蜂生態図鑑」によると、ハグモ科のネコハグモ、カニグモ科のクモを獲物(えもの)としているとのこと。
コウライクモカリバチ(ギングチバチ科)空き巣 160226
別の壁についていた2個だけの空き巣。フタも残っている。東京都・埼玉県・栃木県では、絶滅危惧Ⅰ類(ぜつめつきぐいちるい=絶滅のおそれがとても高い)に入っている珍しい種のようだ。
コウライクモカリバチ(ギングチバチ科) 体長7~8mm (ウェブサイトより拝借)
巣は、作られてからどのくらいたっているのかわからないし、この周辺にまだ生息しているかどうかもわからないが、夏になったら、注意深く建物の周辺を見てみようと思っている。