<link href='https://www.blogger.com/dyn-css/authorization.css?targetBlogID=6514632606800250770&amp;zx=ffc9a01c-f527-4959-9fe3-6bde2d913c2d' rel='stylesheet'/>

2017/09/03

A cure for wellness 感想 ~つーか!おっさん!演技にかこつけて、どこ触ってんだ!羨ま・・・ぶ、ぶべら!!!~【映画レビュー】


◆A cure for wellness  感想◆


評価/オススメ:★★★★★!!!!!!!


◆synopsis◆

ニューヨークの巨大金融系企業に勤める若手社員のロックハートは、アルプスにある療養施設ウェルネスセンターに行ったまま連絡の途絶えたCEOを呼び戻すために現地に派遣されることなった。
行き着いた先は人里離れた閉鎖的な山間の小さな町。
ウェルネスセンターも名前とは裏腹に、中世の古城を改築した土地に設けられていた。
デジタルとは程遠い世界に呆気にとられるロックハート。
肝心のCEOを見つけ、事情を伝えるが、精気がすっかりと抜けきってしまった様子でまともな会話すらできない。引き返すことにしたロックハートは、しかし不慮の事故に見舞われて負傷してしまうのだった。

治療のためしばらくウェルネスセンター滞在することになったロックハート。
療養施設では、医師やスタッフが青いボトルに入った奇妙な液体を飲んでおり、患者たちは治療と称して時々姿を消すようだった。
ロックハートはひそかに療養施設の調査を試みる。不信を感じたロックハートの予感は的中することになる。

そしてひとりの少女との出会いにより、ロックハートはことの真相に迫っていくのだが・・・・・


◆comment◆



ご機嫌いかがですか?
しばらくぶりの更新です。
7月から8月にかけて、主に仕事面で映画を観る時間とブログを書く時間を確保することができずにいました。まぁ、サラリーマンは給料という鎖で首を繋がれているものです。
仕方がない。

さて、8月も終わろうとするある日。
仕事から帰ったワタクシは、宅配業者から海外から荷物が届いているという不在通知を受け取りました。

荷物を受け取ると、それは外国に住む映画友達からで、なんとBlu-rayディスクが入っていました。



タイトルが違うのは、仏語版だからだそうです。

わざわざ文月にBlu-rayを送ってくれたことに驚きと、衝撃的なビジュアルに胸躍ると同時に、
彼からのメッセージ(カタカナでした)が目に飛び込んできました。

「フミズキサン、トニカクミテ!クルッテルヨ!」

狂ってる???

いや、しかし、海外版のBlu-rayだと拙いワタクシの語学力では読み解けないかも・・・・

と思いきや、

日本語字幕・日本語音声が選択できる・・・・だと!?!?!


ビール片手に再生ボタンを押したワタクシは、メガトン級にイカれた世界に引きずり込まれ、本作品の主人公とともに、衝撃の体験をすることになりました。


※主人公ロックハート君。ブラピではありません。
こいつ肩で風切っているようなエリート社員だわぁ、マフィ梶さん、やっちゃってください。的なやつでしたが・・・

↓↓↓



こうなります。

そしてワタクシは・・・・というより、日本人なら・・・・


か、海原先生!!!!!!

と、わたくしはこの御大とともにこの映画を見てしまいました。

え?どうして「美味しんぼ」かですって???
この作品はうなぎ料理のお話だからです。
(おいおい)


・・・・いや、冗談です。ある意味、本当です。



このスリラー作品がよくできているな、と感じたのは、真相はクライマックスまで恐らく多くの人が解らないのではないか?という構成です

つまり、安っぽそうな予感バリバリの作品に見せておいて、そうではなかった?
目の前に見えているものすら、虚構だったのではないか?

SNSでも呟きましたが、「シャッター・アイランド」を強烈に想起しそうなものでした。



海外の友人が「クルッテルヨ!」と言ったのは、これが為だろうと、たかをくくっていた文月は、本当に狂ってるところはそこではなかったと、主人公のロックハートと共に驚愕しました

というより、ウキウキ。

ストーリーも、登場人物も、設定も、ビジュアルも重々しいトーンでありながら、非現実感を非常に意識して製作しているのは、さすがです。

現代劇というよりも、中世古典文学、オカルティックで狂気に満ちた、人間の生の感情、愛憎、欲望。

モチーフで強烈に使われている例の「うなぎ」・・・

日本でもいろいろなサイトで気持ち悪さがレビューされています。

しかし、この気持ち悪さそのものが、人間の歪んだ負の感情、人の心そのものではないか?
そして「生命力」というかちょっと○○○的な意味(自主規制)でも象徴的に用いられているのだと文月は見ました。

確かに、狂ってる。イカレテル。

彼らが「なぜ、このような行為をしているのか?」

この作品にとっての『治療』とは?なんであるのか?

観ているわたしたちが気持ち悪さをこらえながら探らなければいけないのは、
その本質です。

いろいろ、書きたいのですが、書けばネタバレになってしまうので悲しい。
オープニングから端々に、伏線が仕込まれているのです
ミエミエだよとお思いの方、油断めさるな。

そして導かれていく「事実」は、おそらく観ている方の期待をいい意味で裏切るでしょう。

ただ、事の真相を解明する段階になって、なんじゃこれ?と一気に冷めてしまう人もいるだろうと思います。

このあたりはもう個人の好みですな。

でも、、、、、わたくし、
ヒロインがラストにかけてあれほど妖しくなるのには撃沈ですわ。

わしもうなぎになっちまうやんけ。。。。

と、ヒロインを演じるミア・ゴス嬢

ですが、この記事のタイトルにもなったキワドイ(というか未遂ですが、現行犯)シーン大丈夫なんだろうか?と心配になりましたが、撮影当時も20歳超えているのではと思われます。しっかし、よくOKしたなぁ。

じゃあ作品上の設定は大丈夫なの???と問われた場合、監督は「は?いや、だってあの子は●●歳だもん」と答えて逃げるんだな。うん。そうだよね。
これも、これから観る方のために伏せ字。


そうそう、Blu-rayですが、アメリカ、イギリス版を除く欧州版(フランス、ドイツ、イタリア版らしい)には日本語でローカライズされているようです。

あぁ、これは是非、スリラー好きな方は必見ですので、日本でもリリースされることを期待します。


雄山先生、先生はあんな施設に絶対行かないでください。
(行ける資格は十分ありそうですけど)

2017年映画鑑賞 142本目

◆overview◆

・原題:A cure for wellness  2017年公開
・上映時間:142分
・監督:ゴア・ヴァービンスキー
代表作:ローン・レンジャー
・脚本:ジャスティン・ヘイス

・メイン・キャスト

デイン・デハーン
ジェイソン・アイザックス
ミア・ゴス
イヴォ・ナンディ
ピーター・ベネディクト
マギー・スティード

0 件のコメント:

コメントを投稿

◇◆人気の記事◆◇