ADHDが人並みの生活をするために工夫している話はめっちゃ参考になる。特に洗濯物を取り込むとか掃除や料理など、段取りに関する話は素晴らしい。途中経過が豪快でメチャクチャなのに結果が普通の人並みに仕上がっていたりするのは面白い。
最近スマートニュースで取り上げられたADHD持ちの料理に関する記事。「何をどうしたら美味しくなるのか」という点について書かれていて、なるほどなーって感心した。
さすが飲食店で働いていた人は凄い!ただ、この記事で気になったのが『野菜は絞っていけ』の部分。
野菜はダルい、しかし食わないわけにもいかない困った存在です。そこで、とりあえず常備の野菜はじゃがいも、にんじん、たまねぎ、キャベツに絞るのがオススメです。
野菜ってさ、それぞれになんか分からない栄養があるわけじゃない?ゴボウには抗炎症作用があって若く長生きできて快便になるとか、ピーマンのヘタ部分には育毛作用があるとか、トマトにはリコピンみたいな。そういった栄養は野菜の品数を絞ると摂取できない部分が出てくる。そこで僕が5年以上継続している野菜料理を一人暮らししてる人にお勧めしたい。
味はマズいけど栄養たっぷり野菜料理
小松菜はゴマあえが美味しい、チンゲン菜は八宝菜。こんな感じでマジメに野菜料理に向き合うと買い物が大変になる。さらに食材の切り方から火加減、調味料のさしすせそ。余った食材の保管方法などなど煩わしいことこの上ない。こんなに複雑な作業を強いられるとセルフネグレクト・ダイエットまっしぐらだよ(涙)これらの煩わしさを食べる喜びと引き換えに全て解決したのが僕の野菜料理だ。
食材管理はジップロックとgoogleスプレッドシート
冷蔵庫に何が入っているのか、何を買ったら良いのかをスプレッドシートで管理し、大根やキャベツなど確実に余る野菜は番号を振ったジップロックで冷凍保存。これだけで食材を無駄にすることが無くなるし、買い物するときの時短にもつながる。
調理は下記スプレッドシートにあるものほとんどを鍋に入れて煮込む。手に入らないものや災害で価格高騰することもあるので、そういうのは外すけれども最低20品目は超える。これらの食材管理をクラウドであるgoogleスプレッドシートで管理し、料理する段階では「次回料理」の項目にある番号のジップロックに入った袋を鍋に入れて煮込むだけ。
- 野菜を買ったらD列に「a」を入力
- ジップロックなど袋に番号を振って、刻んだ野菜を入れたらスプレッドシートに番号を入力して冷凍
- 料理するときに使う袋を「次回料理」の項目に番号を入力(キャベツ・大根は3と4の袋に入っているので、次回料理に3を使い4は冷凍のまま)
- 大きめの鍋に「次回料理」の項目にある番号の袋を出して煮込む
- タッパに詰めるとき、ゴマときな粉をまぶして冷凍(きな粉はフタにくっつくので、野菜を半分詰めたところで挟むようにまぶす)
野菜料理は上記の通りで、あとは肉か魚を焼き、玄米と白米を混ぜての卵かけご飯を食べておけば充分な栄養を摂取することができる。
※なすび、ほうれんそうは軽いアレルギーがあるので入れてません。キュウリは栄養が無いので無視。
食べる喜びはお菓子とか飲食店で済ます
5年以上こんな形の食生活だけど、やっぱり美味しいものを食べたいという欲求もある。でも、そんなのはお菓子で充分だし、とんかつ屋とかラーメン屋などを使えば自分が作るより美味しい物を提供してくれる。
なにより、普段マズい物しか食べてないから、お店で食べる物は何でも美味しくいただける。「〇〇の店はマズい」ということが無くなる、ありがたい効果までついてくる。
家族にまでマズい野菜煮込みを強いると大不評間違いなし!