姉が 救急入院したと 妹①からの電話があったのが8月30日
意識も朦朧とするほどの 嘔吐と強い腹痛で
いつも罹っている内科医院へ 寝衣のまま息子に送られ受診したら 腸閉塞かも、といわれ タクシーに看護師付きで県立病院へ
(何で救急車じゃないのか?と後に聞けば その方が早いから!…えっそうなん?…だって痛くてそれどころじゃない姉に代わって そのNsは姉の財布からタクシー代を払って領収書も財布に入っていたそうな…帰りはどうしたのかな、そのNsは? ☚なんか へんなかんじ)
そのまま 入院になった
で、そのNsが姉の電話で その日たまたま 県立病院で網膜剥離と白内障の手術日を決めるために受診していた妹に電話した
病院ではマナーモードの妹が たまたまトイレに居たので 気づいて出た
たまたまが重なった
姉を医院へ送ったまま仕事へ出た息子に代わって
しっかり者の妹が てきぱき事務処理なんぞをしてくれた
その日のことは 姉の記憶が飛んでいて 覚えていない
もう それはそれは 痛かったらしい
翌1日 ちょっと弱々しい声の姉から 電話があった
絶食中 急性の小腸炎、と言われたと
姉の入院、を聞いて すぐ脳裏をよぎったのは 母のこと
現役で若い人たちと働き 通勤はバイク
でも 煙草も寝酒もする姉も ちょうど母の亡くなった年に近い
母は 転倒して 圧迫骨折で入院して、すい臓癌が末期の状態で発見されたという経過がある
腹痛、ときいて 姉もか…と
電話できるくらいだから 見舞いはいいかな…と思う一方で
後悔はしたくないし…と悶々と
娘から 孫①の誕生プレゼントであげた青春18きっぷが まだ2回分残っているから使う?と申し出があった
使う!ありがとう
で、2日 どこへ行くにもついて来るつれあいと 鈍行を乗り継いで 福井へ見舞いに日帰りで行ってきた
福井駅前は 来るたびに様子が変わっている
新幹線が延伸されることへの期待感の強さ、だ
入院3日目の姉は 見た目はいれば外していることと 大きな輸液を2つぶら下げてひも付きで点滴スタンドを押して歩いてはいても いつもの姉だった
ちょうど来ていた妹②とも 久しぶりだったので 談話室に陣取って いっぱい話した
昼から流動食が始まった姉は 水を飲み 途中何度もトイレへ通いつつ でも元気そう
血液検査の結果を見せてもらった
白血球とアミラーゼが血糖が高い、が 炎症反応は正常値
何を意味するのか?
痛い時にCT検査も受けたようだが
Drは 「サバを食べたか?」
と 何度も聞いてきたという
「で、食べたん?」
「それがね、よく覚えてなくて…鯖寿司3切れ食べたのはいつだったっけ?焼き鯖はちゃんと火を通したしなぁ~」となんとも 頼りない答えが返るばかり
妹①も仕事を終えてやってきた
妹③にも言っとかないと 後から怒られると、姉が電話した
介護職で夜勤明けだという妹の眠そうな声を聞いて 「お休み」を言う
もう 弟みたいなつれあいも ホッとして みんなと話していた
(やっぱり 見舞いに来てよかった)
ついつい長居をしてしまった
ごめん、姉ちゃん!
帰りの車中からの夕景~良かったけど、疲れたね、鈍行の旅は…
そして 姉は 予定より早く今日退院となった
検査結果も良くなったということだ
結局
アニサキスによる食中毒、と医者は考えているようだ
退院後の注意事項も特にないと、言われたと姉が言う
良かった…すい臓癌じゃなくて
で、アニサキス、聞いたことはあったけど
まさか、こんなことになるとはね
皆さんも ご用心!
腸アニキサス症…アニキサスが腸に侵入し腹痛、悪心、嘔吐などの症状を起こす 時に腸閉塞や腸穿孔を併発する。激痛の原因は 即時型アレルギーショックによるものという説もある
いろいろ調べていたら 昔からある正露丸のクレオソート、ものすごく臭い薬だけれど アニキサスの運動抑制作用があるらしい
そういえば こどもの頃、腹痛と言えば 正露丸飲まされたっけ
生魚を食べる時は特に