「大げさ過ぎ」と感じないこともない。実際韓国のネットではこの日、朝から晩まで日本での反応ばかりが大きな話題になっていた。もちろん大げさな側面も確かにあったかも知れない。米国が北朝鮮を攻撃する「韓半島(朝鮮半島)4月危機説」が最初に語られたのも日本だった。しかもこの時は日本政府も韓国在住の日本人を避難させる訓練まで行っていた。
危機や災害は予告なしにやってくる。核とミサイルを頭上に抱えたまま生活している韓国の安易な姿勢や対応の方が逆に心配になる。北朝鮮の脅威が数十年にわたり続いたことから来る一種の不感症、あるいは「同じ民族に核を使うわけがない」という安易な考えもあるのかも知れない。韓国にも警報システムはあるが、それを実際に運営し管理する国や地方の職員も、あるいは実際に対応すべき国民も危機を危機として受け入れないのであれば、どんなに優れた警報システムがあっても何の意味もなさない。