おはようございます。なごみです。タッチタイピングに自信はありますか。タッチタイピングとはキーボードを見ないで文字入力をすることです。
私は早い方だと思います。速度を測ってみました。
ミスタイプがありますが、10年前はもっと少なかったと思います・・と言い訳しておきます。
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今日はタッチタイピングについて思う事を書きます。
タッチタイピングは私の強い味方だった
私は20歳ぐらいの時にタッチタイピングを身に付けました。社会人になって20数年経ちますが、これは一番役に立っているスキルです。今は学校でも教えるでしょうし常識かもしれませんね。タッチタイピングが出来る人はたくさんいるし、それほどの自慢にはなりません。でもほんとにこれには助けられました。そして今でも役に立っています。
派遣社員時代には色んな職場へ行きました。新しい職場ではまずキーボードの速さに関心されます。Excel・Accessも自信はありますが、少し仕事をしないとその違いは分かりません。でもキーボードはパッと見て分かりますね。画面を見たままパパパっと入力するとどこでも驚かれます。
なんとなく拍が付くというか「この人すごそうだな」みたいな第一印象を持ってもらえて得しています。社会人になってからずっとタッチタイピングは私の強い味方でした。
もちろん人からの印象だけではないですよ。仕事でもキーボードは基本ですから、速度が上がると効率は何倍にも増します。パソコンを触る仕事につく後輩が、出来ていなかったら「まずこれを身に着けよう」とアドバイスします。
タッチタイピングを身に着けた時のこと
学生時代の友人のすすめ
タッチタイピングを身に着けたのは大学生の時です。アルバイトで一緒だった短大に通う友人が「短大でタッチタイピングを習っている」と話してくれました。当時キーボードはまだ身近でなく「見なくても打てるなんてかっこいいな」と思いました。
そう言えば、当時はパソコンではなくてワープロでした。若い人、分かるかな。
その友達が「ことばと体を一致させる感じ」とおもしろおかしく話してくれました。「例えばあかだとこう」と言いながら体を左、右とゆすってみせました。「おはようだとこう。」と指と体を連動させてロボットみたいに大げさに動かしました。それがすごく分かりやすかったのです。
練習帳でトレーニング
早速本屋へ行き、タッチタイピングの練習本を買いました。「増田式ブラインドタッチ練習帳」という本です。当時はブラインドタッチと呼ばれていたのです。当時私は「書院」というワープロを持っていて、毎日その本を使って練習しました。
まず指の置き方から始まって、キーボードの位置覚え。例えば「fjfjfjfj・・」「kikikiki・・」といったような単調な入力をひたすら繰り返すところから始まります。ピアノのバイエルのような基礎練習です。1日30分か1時間ぐらいの練習でたぶん10日~2週間ぐらい。(正確な期間は覚えていないけど)なんせそんなに苦労せず、楽しく覚えました。
大学のLINAXの講義で、教授がタッチタイピングの速度測定のソフトを開発したということで授業で速度コンテストが行われました。一番の人に必ず単位をあげます。なんだそれ、ですよね。私はそこで一番になりました。教授にもめちゃくちゃ早いねと感心されました。LINAXちんぷんかんぷんだったけど、単位もらってしまったのはここだけの話です。
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タッチタイピングをする時は、一つ一つのキーの位置は意識にありません。ことばと指の形が直接連動しています。ことばを見たら指の形がパッとセットで浮かぶ感じです。逆にキーボードを見たらそちらに意識がいきスムーズに打てなくなります。
キーボードの位置を意識しなくて、見る必要もないので、指をキーボードからあまり離しません。キーボードと指の距離は5mm~1cmぐらいです。滑るように動かします。
伝わりますでしょうか。
練習帳を探してみた
その増田式練習帳を探したのですが、今は販売されていないようです。すごく良かったのに残念です。それに近い本を探しに、先日本屋へ行きました。ジュンク堂へ行きましたが、なんとタッチタイピングの本は5冊でした。少ない。
大事なスキルなのに、需要はないのでしょうか。それとも今はソフトで練習するのかな。ネットでも練習できるサイトはありますものね。
私が中身を見て良さそうだなと思ったのはこの2冊です。
タッチタイピングのすすめ
今の職場でもタッチタイピングが出来ない同僚がいます。1日中パソコンを使う職種です。「私は入力が遅いから・・」と言ってずっとそのまま。しばらく基礎練習すれば多分、相当早くなるのです。毎日ちょこちょこ2週間ぐらい。もったいないなぁと思います。
この基礎練で将来の作業時間が大幅に節約できます。急がば回れ。
やがてキーボードを使わずに入力する時代になるかもしれませんが、完全にそうなるにはまだ時間がかかりそうです。パソコンに携わる方は、身に着けて損はないと思います。
ではまたお会いしましょう。