iPhoneなどでiOS 11に備える!32ビットアプリの大体はどうする?! |
Appleが公式Webサイトのサポートページに今秋に正式版がリリースされる予定のiPhoneやiPadなどの次期OSバージョン「iOS 11」に向けて「iOS 11に備える」ための情報を掲載しています。
このiOS 11に備える情報には「iOS 11と互換性のあるデバイス」や「バックアップを作成する」、「パスコードを確認する」、「Apple ID を確認する」の4つの項目が紹介されています。
また調査会社のSensor Towerは今年5月の時点でiOS 11で使えなくなる予定の32ビットアプリが約18万7千本あることを明らかにしています。一方で同社は8月16日時点でその後に64ビットをサポートしたアプリが増えているとしています。
今年5月に260本だったのが、6月に389本、7月に345本となり、過去1年間では1900本でその間の前半6ヶ月間より後半6ヶ月間のほうが229%増加し、過去1年間のうちに64ビットをサポートしたアプリの約42%(820本)がゲームであったと発表しています。
とはいえ、できればiOS 11にするに当たって出来る限り32ビットアプリを使っている場合には同じようなアプリで64ビットをサポートしているものに変えておきたいところです。
AppleではiOS 10をリリースした2016年9月にアプリ配信マーケット「App Store」において最新ガイドラインに準拠していないアプリやアップデートされずに放置されているアプリの削除をはじめており、翌月の段階で4万7300本を削除していました。
またiOS 11が発表され、開発者向けのベータ版などが配信されたことで、32ビットのアプリに対応しない様子が伺え、さらにiOS 10.3以降でもすでに32ビットアプリを起動しようとすると「動作が遅くなる場合があります。」とし、「アップデートされなければ将来のiOSのバージョンでは動かない可能性があります。」と表示されるようになりました。
またすでに紹介しているようにiOS 10.3では「設定」→「一般」→「App」にて「App互換性」にて自分がインストールしているアプリのうちの32ビットアプリがどれが該当するのか確認できるようになっています。
また対応デバイスは従来通り、iPhoneやiPad、iPod touch向けの次期OSバージョンで、アップデート対象となるのがiOS 10とは異なり、iPhone 5やiPhone 5c、iPad 4が対象外となり、iPhone 5s以降およびiPad 5・iPad Air・iPad mini 2・iPad Pro以降、iPod touch(第6世代)となっており、やはり64ビットをサポートしていないiOS 10が提供されていたiPhone 5やiPhone 5cなどは含まれていません。
記事執筆:memn0ck
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