企業でも活用できる!MAD作成に役立つ無料動画編集ソフト5選
- 栗木彩乃
- 2017年9月1日
- ニュース
- 1,170
株式会社ベーシック
ferret ライター
前職は千葉県にあるリサイクル関連の企業で法人営業とホームページの管理を担当。中小企業での経験を活かして、現場視点の記事を書いていきます。
Twitter:@kuriki_biz
皆さんは「MAD動画」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「MAD」とは、既存の動画や音声を加工して新しい動画を作成する手法を指します。
ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サイトを利用している方であれば一度は見たことがあるかもしれません。
今回は、MAD作成に役立つ無料の動画編集ツールを5つご紹介します。
ファンアートのイメージが強いMADですが、プロモーションの一環として企業でも利用できる手法です。
「CMに利用した動画を再利用したい」という方は、ネット限定や特別なプロモーションとしてMADを作成するのもいいでしょう。
MADとは
MADとは、アニメーションやドラマなどの映像や音声を再編集して作成する動画を指します。
個人でも動画が気軽に投稿できるニコニコ動画やYouTubeのような動画共有サイトなどで数多く投稿されており、中には再生回数300万回を超えているものもあります。
また、企業においてもMADを活用し、ユーザーに楽しんでもらう試みがされています。
例えば、日清食品「カレーメシ」では、自社のCMをもとにしたMAD動画をCMとして放映したことで大きな話題となりました。
MADというと「個人がアニメや楽曲を流用して作成した違法な動画」というイメージを持たれている方もいるかもしれません。
角川グループではYouTubeで公開されているMAD動画のうち版権を所有しているアニメを用いたものに関してチェックを行い、広告を掲載する形で公開を認めています。
また、ソニューミュージックでも版権管理を行っている楽曲を利用したリミックスを一部認めています。
このようにMADはユーザーが作成する作品の1つとして、映像や音声の版権元からも認められつつあります。
一方で、オリジナル作品や映像に映る人物に対してマイナスイメージを持たせるような、モラルに反したMADが存在するのも事実です。
自社でMADを作成する際には、映像や楽曲の版権を確認するのはもちろん、オリジナルの作品に対してマイナスイメージを持たせるような内容とならないように気をつけましょう。
参考:
「ニコ動にMAD必要」7割、「MADは宣伝になる」9割――ニコ割アンケート結果 -
ITmedia NEWS
MAD動画に関するQ&A|角川アスキー総合研究所|Kadokawa Ascii Research Laboratories, Inc.
Dubset makes Sony the first major label legalized for remixing | TechCrunch
「ブラックジャックによろしく」公式MAD作品アワード(MADアワード運営) - ニコニコチャンネル:エンタメ
「企画考えるの面倒くさいから」カレーメシのMAD動画がまさかのCM化 |週刊アスキー
MAD制作に役立つ無料の編集ソフト5選
映像と音声をつなぎ合わせて作成できるMADは、編集ソフトに不慣れな人であっても比較的取り組みやすい手法です。
MAD制作に役立つ無料の編集ツールを紹介するので、これからMADを作成したいと言う方はぜひ参考にしてみてください。
1.Lightworks
「Lightworks」はもともとプロ向けに作成された編集ソフトで、現在は無料で公開されています。
タイムラインに合わせた音声・映像の編集が可能であり、Adobe Premiere、After Effectsといった他社製のソフトと連携して操作することが可能です。
MacOS及びWindows、Linux版が提供されています。
2.Filmora
「Filmora 」は入出力ともに数多くのファイル形式に対応している動画編集ソフトです。
【対応しているファイル形式】
動画:MP4、AVI、FLV、MKV、MPEG、AVCHD、VOB、WMV
音声・画像:JPG、JPEG、BMP、PNG、AAC、APE、AIF、MP3
タイムラインに合わせた映像・音声の編集のほか、テキストの挿入や画像の彩度の調整も可能です。
3.VideoPad
http://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html?gclid=CL73_OTn_tUCFdwHKgodwusGMQ
「VideoPad」は字幕や画面へのエフェクトの追加を行える動画編集ソフトです。
スロー再生や高速再生、ナレーション機能など、オリジナル要素を追加できるのがメリットでしょう。
また、著作権フリーの音声が利用できるライブラリも搭載されているので、音声素材を持っていない方でもMADが作成できます。
4.AviUtl
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
「AviUtl」はニコニコ動画を中心として多くのユーザーに利用されてきた動画編集ソフトです。
ファイルの出力機能やエフェクト機能はプラグインとして提供されており、自分の欲しい内容に合わせてカスタマイズできます。
なお、「AviUtl」は個人が公開しているフリーソフトです。そのため、サポートなどは基本的にありませんので注意してください。
5.avidemux
http://avidemux.sourceforge.net/
「avidemux 」はシンプルな操作画面で動画と音声の編集が行えるフリーソフトです。
必要な時間に合わせて動画の尺をカットできるほか、画像及び動画に対してエフェクトを追加できます。
まとめ
MADはファンアートとして作成され、ニコニコ動画やYouTubeを中心に広がっています。現在では編集のもとととなっているアニメや楽曲の版権元でも、内容によっては許可されており、企業のプロモーションにもつながっています。また、過去にはCMの動画をMADとして再編集したものを、CMとして配信した事例もあります。
CMやデジタルサイネージ向けの広告などで動画や画像の素材を多く所有している企業であれば、比較的容易に作成できるのもMADのメリットでしょう。
今回ご紹介したツールはすべて無料で利用できます。
新しい切り口で動画を活用したいという方は、1つの手段としてMADを作成してみてもいいかもしれません。