どーもこんにちは。甘夏(@amanatu_sauce)です。
ニュースでも話題になっているように、厚生労働省によると、18歳以下の日別自殺者数は9月1日が最も多いそうだ。
長い夏休みが終わり、二学期が始まってしまうという恐怖。再び現実と向き合わなくてはいけないという恐怖。怖いよね。
精神論はもう聞き飽きた
「学校が好きですか?」と問われて心の底から「好きです」と答えられる子供は何人いるのだろう。
少なくとも私は「学校が嫌い」と即答できる部類の人間だった。大人になった今でも、楽しかった記憶より苦しかった記憶の方が鮮明に蘇る。今でもふと思い出しては冷や汗をかいたり、お腹が痛くなったりもする。嫌な思い出ってなんで消えてくれなんだろうね。
学校の先生にも色んなタイプがいた。
その中でも私が一番苦手だったのが、精神論を持ち出す熱血タイプの先生。
その先生の口癖はこうだ
「今、逃げたら一生逃げ続ける人生だぞ」
「そうやって逃げてばっかりでお前は恥ずかしくないのか?」
逃げる?
私は逃げているの?
逃げちゃダメなの?
毎回そう言われる度に心のモヤモヤが濃くなって『嫌な事から逃げている私はダメな人間だ』と思い込むようになり、私は更に殻に閉じこもるようになった。 もうATフィールド全開だ(笑)
そんな熱い精神論を並べる大人に限って見て見ぬフリをするんだ。あの時、目が合ったにも関わらず逃げた先生の後ろ姿を私は一生忘れないだろう。
子供が大人に精神論をぶつけられた所でどうしようもないのだ。むしろ恐怖さえ覚える場合だってある。
今の状況にどう立ち向かっていいか分からないから悩む。立ち向かう勇気がないから悶え苦しむ。
そんな人間、しかもまだ10年程しか人生を経験していない子供達に精神論は届くのだろうか?
『生きる事』は正なのか
「死ぬ度胸があるんだったらイジメにも負けなかったんじゃないの?」
という言葉をよく耳にする。
これは人によっても感じ方が違うと思うのだが...
『自分なんか消えてしまった方がいい』
私の場合はこう感じた。
大人の汚い部分を見てしまってから大人に対しての嫌悪感が増し、自分がそのうち汚い大人になってしまうんだという恐怖にも駆られた。
そもそも、生きる事って正なのか?死ぬ事は逃げなのか?そんな自問自答を繰り返しているうちに心が疲れてしまった。 おそらく【死ぬ】という概念より【消える】という感覚に近いかもしれない。
生きる事は正なのか?
結局、大人になった今でもその答えは出ていない。
でも悩んでいた頃の自分に何か一つ言ってあげれるとしたら
「今が全てじゃない」
という事。結局精神論かよ!って自分でもツッコミたくなるけど(笑)
まぁ、今が人生の全てじゃない。今は人生のほんの一部を経験してるに過ぎない。
ゆっくりでいいから前に進めばいいと思う。時には休んだっていい。後退したって全然オッケー!無理に笑わなくたっていいのだ。
今、自分の周りが全部敵だったとしても、自分を受け入れてくれる人と絶対に出会えるから。大丈夫。絶対大丈夫。
私を支えてくれた曲
私が学生時代の楽しみの一つといえば音楽を聴く事だったなぁ。
その中でも一番心の支えとなった曲が中島みゆきさんの『ファイト!』聴いたことのある人、多いんじゃないかな? 色んなアーティストの方がカバーしているので私が初めて聴いたのは中島みゆきさんじゃなかったかもだけど、とにかく一度聴いて欲しい。
満島ひかりさんがカバーした事で大きな反響を呼んだカロリーメイトのCMを貼ります。
この曲には言葉では説明出来ない不思議なパワーがある気がするので一度歌詞を全部聴いて欲しい。
SNSがある時代
どうしても上手く言葉に出来ない。 人と顔を合わせて話すのが苦手。
そんな人って多いと思う。私もその一人。
でも、今はインターネットという場がある。自分の気持ちを自分の顔を知らない人に聞いてもらえる時代。
『インターネットが普及して人間関係が気薄になった。』と、何処かの誰かが言った。そんなこたぁどうでもいいんだ。気持ちを何処かに吐き出さなきゃ頭がおかしくなりそうになる夜だってあるんだ。どんな形でもいい。吐き出そう。
チャットでも相談できます
小学校の頃【いのちの電話】というものを知った。けれど、電話って結構勇気いるよね。怖いよね。当時の私にはちとハードル高すぎた(笑)調べてみたら期間限定でチャットでも相談できるらしい。時代は進んでるね。
今は他にも気軽に悩みを相談できるツールやアプリがたくさんあるので、そういう場を覗いてみるのもいいかもしれない。
最後に
子供の身近に居る大人達。
お願いだから子供に寄り添って考えてあげて欲しい。生き方に正解など無いって事を伝えて欲しい。
そしてこの記事を読んだ子供達、いや子供じゃなくたっていい、悩む人達。
今が全てじゃないって事を心の片隅に置いて生きて欲しい。そして何処でもいいから自分の帰る場所を見つけて欲しい。
明日、事故で急に死ぬかもしれないし、ミサイルが飛んでくるかもしれない。いつ死ぬかも分からないこんな世の中。あなたと共に笑い、共に生きてくれる人が見つかりますように。