「オレオ」史上最高のトリビア
オレオ(Oreo)定番の「食べかた」あるある。
第1位 クリーム付きクッキー2枚の贅沢サンド
第2位 外したクッキーでクリームをすくって食す
第3位 牛乳やコーヒーに浸して食す
失礼、これあくまでも予想です。でも、だいたいこんなところですよね。で、ここで注目したいのは第3位の牛乳ディップ。かなりアメリカンなスタイルですが、本場では1912年の発売開始から、ど鉄板の王道スタイルだそうで。
何をいまさら?かもしれませんが、この牛乳にディップするのに最適な時間がサイエンスによって解明されたと話題になってまして。これが結構フムフムなのです。
オレオを牛乳に浸すのは
何秒がベストタイムか?
牛乳に浸す時間。
こんなの「個人の好み」でしかないものを、大マジメに研究し続けたチームがいます。ユタ州立大学のスプラッシュ・ラボ。一応、リスペクトを込めて彼らを紹介しますと、普段は3次元計測器をつかって流体挙動の物理的メカニズムを解析することを研究の主旨にしているとかなんとかで、とにかくヒジョ~にスキルセットがある人たちによる研究だということは理っておきます。
では、どんな方法で測定したか?
なんでも、オレオがどのくらい長く牛乳に浸かっていられるかをまずは検査。この<ミルクストレステスト>は2週間実施され、そこで解明したのがこちら。クッキーはわずか1秒で液体の約50%を吸収する、という事実。
他のクッキーには通用しません
もちろん、おせんべいにも
ところで、「ベストな浸し時間=ベストな食べどき」でなければ、元も子もありません。重要なのはうまいか、そうでないか。このベストタイミングな秒数は、単に湿ったオレオなわけでもなければ、浸かりすぎてふにゃふにゃボロボロに崩れたものでもない。
さらに言えば、これはグラハムクラッカーや、もしかしたら日本人のおじいちゃん、おばあちゃんがやっている(人もなかにはいる)、おせんべいを熱いお茶でふにゃらせるのに最適な時間とも、まあ違うわけで。オレオ独特の表面の形状もまた流体力学的には重要な要素なのでしょうね。
すみませんっ、引っ張りすぎました。
というわけで、科学が解明した牛乳に浸すベストな時間は……。
4秒!だそうです。
「4秒で最大吸収に到達。これが5秒になると、あなたが求めるようなグッドテイストは得られない、という結論です」
と、スプラッシュ・ラボTadd Truscott博士のコメントを紹介するKSL。インタビューを受ける博士らしからぬTadd氏のラフさに、つい目が行ってしまう動画でさらに詳しくどうぞ。