年収300万SEの備忘録

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【読書感想】考える技術・書く技術

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著者

板坂 元

 

あらすじ

「情報過多の時代だから情報処理の技術を心得ておかないと翻弄されることになる」とは、

1973年刊行の本書に書かれていること。

さらに情報に振り回される現代こそ、本書の価値は高まっています。

学生・新社会人も必読!

 

「頭がいいとか悪いとか、ふだんよく使われる表現だが、もともとどういう意味があるのだろうか? (中略)

わたくしも教師生活を二十年近くは経験しているけれども、九十五点の学生と八十三点の学生の間に、

頭のよしあしの差があると思ったことは、いちどもない。

試験とはせいぜい、怠けているかどうかを知るのと、勉強をはげます程度にしか役立たないように思う。

学校の成績や入学試験にいたっては、競馬の勝ち負けより少しましだといったくらいのものだ。

とにかく信じられているほどには頭のよしあしとは関係がなさそうだ」

 

「独創とか創造とかについて、わたくしは日米あわせて五十冊くらいは参考書を読んだが、

(中略)すべてに共通することは、型にはまった考え方から離脱するために心身を訓練することであった。(中略)わたくしは、この態度をバンカラと呼んでいる」(本文より)

 

○脳は刺激を与えないと悪くなる

○「いつも」「みんな」という言葉は使うな

○朝は新聞を読むな

○ときどき、ふだん自分が興味のないジャンルを含め、あらゆる雑誌をまとめて眺め通すと、

頭のしこりがほぐれる(ブレーン・ストーミング読書)。

○精読するときは、黄色のダーマト鉛筆を使って気になる部分に線を引く

○読み返しのときは、しばらく時間をおく

○日本語はピラミッド型、英語は逆ピラミッド型。だから英語を聞き取るためには、文の 最初に注目する。

○自分に必要な情報を保存するとき、見出しをつけるときは「名詞」ではなく「動詞」を 使う

○保存する引用、要約に自分の見解を加えるときは、色を変えて書く

○アイデアを妨げるのは、「自分にはできない」という否定的な自己暗示

○相手に理解し、同調してもらうためには、「仲間意識」をつくりあげる

○読み手を味方にするには、私小説的アプローチを入れる

○数量化は大切

○自分の説と他人の説の区別は重要

 

目次

第1部 書く技術

第1章 なぜピラミッド構造なのか?

第2章 ピラミッドの内部構造はどうなっているのか?

第3章 ピラミッド構造はどうやって作るのか?

第4章 導入部はどう構成すればいいのか?

第5章 演繹法帰納法はどう違うのか?

 

第2部 考える技術

第6部 ロジックの順序に従う

第7部 グループ内の考えを要約する

 

第3部 問題解決の技術

第8章 問題を定義する

第9章 問題分析を構造化する

 

感想

古い書籍のため、表現なども古い。

 

また、PCやメールなどはもちろんのこと、

"スマホを使用して・・・"、なんてことは全くありません。

 

しかし、今でも通用する情報や技術はたくさん詰まっている本で大変勉強になりました。

 

特に「アダナ法」と「文末」については、

何度も読み直した程です。

 

・アダナ法

 

例え話のことを指しています。

ネットで検索しても出てこないのはなぜでしょう(笑)

 

たとえ話は、友人や先輩と話している時なんかは使うんだけど、あんまり書く時に使わないんですよね。

 

どうやって登場させたら良いのかが難しいところ。

 

ただ、読んだあとは、もっと持ち出して書いてみようという気持ちになりました。

 

書く技術って言えるでしょう。

 

・文末

ブログを書いていると、気になるのが、文末について。

 

「でしょう。」、「思います」、「です」

 

色々と多様しているつもりでも、ついつい同じ文末が続くことがあって。

 

同じ文末が続くとその文章が単調になって、内容は良くても、面白くないです。

私の場合は中身もあれなんですが。

 

興味を惹くような文章を書くのがいかに難しいかって

考えさせられました。

 

面白いブログや文書を書いている人は本当に心の底から尊敬します。

ずっと読み続けて、マネだったり、盗もうと思うけど、なかなか難しいです。

 

でも、面白い文章が書けるように頑張りたいですね。

 

このブログもたまにアクセス数が伸びたりするけど、それは中身が良いのではなくて、たまたま取り上げた題材が良かったりなので、中身を良くしたい。

 

とはいえ、この本を読んだことで、上手くなっていたらうれしいな。

 

 

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