≫1960年代「スーダラ節」で一躍人気者となった植木等さん。
その姿に、多くの人が心ひかれました。
大地≫私は小学校2年生ぐらいのときに…松任谷≫初めてお会いしたときになんか、こう…小松≫あれが私たちには魅力だったし。
≫そんな魅力あふれる植木等さんが今回、ドラマになって蘇ります。
ハナ肇とクレイジーキャッツの一員として活動していた植木等。
彼が歌う「スーダラ節」は全国津々浦々大人から子どもまで大流行しました。
9月2日スタートの新番組土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」では1960年代の華やかなテレビ・映画の世界を駆け抜けた植木等の姿をさまざまな人間模様と合わせて描いていきます。
そこで、きょうは植木等さん自身の魅力に迫るとともにドラマの魅力にも迫りたいと思います。
題して…いよいよスタートです!植木等さんの魅力の一つである音楽はハナ肇とクレイジーキャッツとともに、花開きました。
1960年代日本ではジャズブーム。
数多くのジャズバンドが生まれました。
その中で一流のミュージシャンの集まりでありながらコミックバンドとしても人気を誇っていたのがハナ肇とクレイジーキャッツでした。
♪「あなただけが」≫その音楽は今のミュージシャンたちにも大きな影響を与えたのです。
♪「お願いお願い」♪「すてないで」♪「テナコト言われてソノ気になって」♪「女房にしたのが大まちがい」♪「炊事せんたくまるでダメ食べることだけ三人前」♪「ひとこと小言を言ったらば」♪「プイと出たきりハイそれまでヨ」♪「フザケヤガッテフザケヤガッテ」♪「フザケヤガッテコノヤロー」≫そんな松任谷さんが植木さんと初めて、ご一緒した仕事が2006年に発表した「STILLCRAZYforYOU」。
この中でも、あの絶妙な植木節が、さく裂します。
植木≫いやいや、待たしてごめん。
さあ、行こうか。
松任谷≫行こうって?植木≫幸せのあるところに決まってんじゃないの。
それより寒くないの?松任谷≫寒くはないけど…。
それより、あなた誰?植木≫誰?ハハハ…!そうか、お呼びでない。
お呼びでないね。
こりゃまた、失礼いたしました。
♪「まだまだ」♪「あなたに夢中なの」♪「みろよ青い空白い雲」≫松任谷由実さんを魅了した植木さん。
そしてハナ肇とクレイジーキャッツのパフォーマンスはドラマの中でもばっちりと再現しています。
9月2日スタートの放送を楽しみにしていてください。
植木等さんの、もう一つの魅力。
それは、お芝居です。
主演の映画も数多く制作されました。
≫今度、君で映画を作ることになった。
≫植木屋、お前が主役だぞ。
植木等≫でどんな映画でしょう?≫話はまだない。
≫ない?≫しかしタイトルが決まってる。
≫なんてタイトルでしょう?≫「ニッポン無責任時代」。
≫無責任?≫こうしてできた映画が「ニッポン無責任時代」。
要領のよさで、すいすいと世の中を渡っていくサラリーマン平均
(たいらひとし)の姿を軽快に描いた作品です。
そんな植木さんの姿を見て憧れを抱いた女性がいました。
大地真央さんです。
≫大地真央さんは1989年に舞台「エニシング・ゴーズ」で植木さんと夢の共演を果たします。
≫植木等さんの俳優としての魅力が詰まった映画6本をBSプレミアムで放送します。
ドラマと合わせてお楽しみください。
1960年代の高度経済成長の中多くの人々を魅了してきた植木等さん。
時は移り、今の社会は、大きく生活スタイルが変わりました。
しかし、今の時代にこそあの植木さんの笑いが必要だと語る人がいます。
≫さあ、今の日本のカンフル剤になるか?植木等さんの魅力満載のドラマ「植木等とのぼせもん」。
9月2日、放送開始!ここからはドラマの魅力に迫っていきましょう。
植木等やハナ肇とクレイジーキャッツが出演した、あの伝説の番組「シャボン玉ホリデー」。
今回のドラマで再現を試みました。
セットはもちろんカメラやモニターなども小道具で作ったんですよ。
そして、植木さんのあの歌を歌うのはもちろん、山本耕史さん!♪〜♪「チョイト一杯のつもりで飲んで」♪「いつの間にやらハシゴ酒」♪「気がつきゃホームのベンチでゴロ寝」♪「これじゃ身体にいいわきゃないよ」♪「分っちゃいるけどやめられねぇ」≫当時の人気女性歌手の再現ステージも注目です!中川翔子さんは伊東ゆかりさんを。
鈴木愛理さんは奥村チヨさんを。
そして、山本彩さんは園まりさんを演じます。
歌を知っている人も知らない人も歌唱シーンは必見ですよ。
そうそう「シャボン玉ホリデー」といえばこの人たちを忘れちゃいけませんね。
ザ・ピーナッツの2人。
双子の姉妹、鈴木みなさんとまりあさんが演じます。
歌とダンスを3か月間、猛特訓しました。
歌だけじゃなくコントも当時のまま再現…いえ、さらにパワーアップしてお届けします。
♪〜♪「勝つと思うな」♪「思えば負けよ」♪「負けて…」≫ハハハ…。
お呼びでないね。
こりゃまた失礼いたしました!≫そして今回、クレイジーキャッツのテーマソングを新しく作成し録音が行われました。
♪〜≫どうです?山本さんをはじめ出演者の皆さんのかっこいい姿!クレイジーキャッツの音楽ファンの方は、必見ですよ。
さあ、「植木等とのぼせもん」は華やかなエンターテインメントシーンだけでなくさまざまな人間模様もたっぷりご覧いただきます。
まずは、植木さんと父親の徹誠
(てつじょう)さんの親子に注目です。
植木徹誠≫すばらしいじゃないか。
≫あ?≫それは大げさってもんじゃないの?≫三重県で寺の住職をしていた徹誠さんは自分の仕事に不安を抱く息子を優しく導きます。
≫こんな歌がヒットするようじゃ日本は、おしまいだよ!父さん、来てたの?徹誠≫退院祝いだっていうから来てやったんだ。
で?もう、すっかりいいのか?≫すっかりってわけにはいかないけどずっと寝てるわけにもいかんでしょ。
徹誠≫「わかっちゃいるけどやめられない」か。
≫植木さんを陰で支えたのは妻の登美子さんです。
明るく、芯が強く、夫に代わって家庭を守っていきます。
植木登美子≫家と子どものことは大丈夫。
私が責任持って守りますから。
だから、あなたも…ハナ肇≫一人で音楽やってる気になってるやつはもうやめてくれよ!谷啓!≫苦楽をともにしてきたバンドメンバーだからこそ時に激しくぶつかり合うことも。
その一方でクレイジーキャッツのメンバーの常に相手のことを思いやる気持ち強い友情にも、うっとりです。
ハナ≫7人全員が、そう!まあ、そういうこった。
≫そして、一番の注目は植木等と小松政夫の師弟関係です。
松崎雅臣≫松崎雅臣と申します!≫多忙極まる植木等の運転手兼付き人として博多から若者がやってきたのです。
≫早くに父を亡くした小松の父親代わりになれればと考えた植木だったのです。
♪〜松崎≫あ!すいません。
≫そんなある日、小松の母親が田舎から上京してきたのでした。
松崎≫あん人に母ちゃんと会う時間やらなかと!どんだけの人やと思うとっとね!今、日本で一番忙しか人やぞ。
≫あいさつに来た母親を追い返したって聞いて「おう、松崎俺のことよく分かってるな。
さすがじゃねえか!」とでも言うと思ったのか?本当に、そう思ったんだったら今すぐ出ていけ。
そんな付き人はいらねえ!≫こうして、植木等と小松政夫は熱い師弟愛を築いていくのです。
物語の重要な師弟愛を探るため小松政夫役の志尊淳さんがある場所を訪ねました。
志尊≫今、僕は経堂に来ております。
1960年代経堂に住んでいた植木さんの家にすぐに駆けつけられるように小松さんもここに住んだそうです。
昔の商店街はこんな感じだったそうです。
昔から活気があった場所だったんですね。
この辺りで、ゆかりのある方と待ち合わせをしているんですが…。
あ!いらっしゃいました。
小松≫♪「きゃーほらんらんきゃほらんらん」志尊≫早速ありがとうございます。
小松≫どうか一つよろしくお願いします。
志尊≫小松政夫さんの本名は松崎雅臣。
なぜ「小松政夫」と呼ばれるようになったのかドラマの中で紹介します。
そして、このドラマの原案者でもあるんです。
小松≫いくつでしたっけ?志尊≫ぜひ見せていただきたいです。
うわ!かっこいい!小松≫見てくださいよこれ、負けないでしょ。
志尊≫全然、僕なんかよりも。
恐れ多いぐらいです、小松さん。
小松さんも、なかなかのツケ面…いやいや、イケメンですが僕もドラマではこんな感じで登場します。
どうです?なんだか似てませんか?というわけでちょっと商店街を散歩です。
植木さんとの思い出も蘇ります。
小松≫ぞーっとするでしょ。
志尊≫ぞっとしますね。
小松≫こんなことってね…。
志尊≫小松さんと思い出の地・経堂を巡る幸せな時間はあっという間。
もっともっと聞いていたかったな。
付き人時代の思い出は尽きることがありません。
志尊≫厳しい…。
きついですね、それは。
志尊≫ここで緊急特別企画!植木さんも大事にしろと言った小松さんの芸を、直接教えてもらうことになったのです。
♪〜
(イントロ)小松≫あ、俺、考えたらこの歌、知らねえんだ。
アハハ…アハハハ、悪いね。
失礼しました。
♪〜
(イントロ)志尊≫考えたらこの歌、知らねえんだ。
アハハハ…。
小松≫客が、しらーっと…。
小松≫はい、私ね、うれしいとね眉毛がピクピク、ピクピク動くんですのよ、よくご覧なさい。
はい、これピクピクピク。
はい、これね、手動式なんですよ。
アハハハ…っていったらドカウケだったのよね。
志尊≫ちょっとやってみていいですか。
小松≫それ使ったの初めてでしょ。
志尊≫初めてです。
もちろんです。
小松≫それでね、こっから出てここを持てばいいの。
そうそう、真ん中じゃないとかたっぽだけ動かないから。
まっすぐ押すと両方、動く。
志尊≫本当だ!小松≫もっともっと動かせ。
志尊≫眉毛、ピクピクピク動くんですね。
ピクピクピク、動くんですね。
けど、これね、手動式なんですね。
小松≫よくご覧なさいって…。
志尊≫よくご覧なさい。
これね、手動式なんですねー。
まあ、怖いですね。
小松≫よどみなく。
小松≫その間に考えてる。
志尊≫小松さんご本人に、直接芸を教えていただけるなんてとっても貴重な経験をさせてもらいました。
松崎≫そんじゃ、どうも。
鎌田みよ子≫きょうも頑張ってね。
志尊≫そうそうドラマでは小松政夫の成長にもご注目ください。
時には淡く切ない恋物語もありますよ。
鎌田≫向こうは映画会社のニューフェースよ。
松崎≫ニューフェースだろうがオールドフェースだろうが…。
志尊≫さまざまな経験を重ね成長していく姿とくとご覧ください。
お楽しみに。
松崎≫あーあ、初めてのデートでいきなり、フラれちゃったよ。
もう…知らない、知らない知らない。
≫おいおい、おいおい!元気、出せ!松崎≫もう知らない、知らない!≫いいね!いいよ、おもしろいよ。
≫ドラマでは、ほかにも植木等と小松政夫を取り巻くさまざまな人間模様が描かれます。
ツル子ママ≫ほら、まっちゃん酔っ払いすぎよ、もう。
古澤憲吾≫カット!カット!植木君、もっと明るく軽快に!♪「楽してもうけるスタイル!」こうだ!≫そんな、ばかな踊りやるやつ本当にいるんですか。
古澤≫いない!いないから、いいんだ。
もう一回。
鎌田巌≫部屋は空いてるがねうちの、めいっ子に空きはないからな。
♪「わかっとるねわかっとるわかっとる」♪「わかったらだまって俺について来い」≫涙あり、笑いあり、感動あり。
見る人の心を震わすドラマ「植木等とのぼせもん」。
9月2日の第1回放送を前にマスコミ向けに試写会と記者会見が行われ植木等を演じる山本耕史さんをはじめ主要キャストが集まりました。
≫昭和の高度経済成長期のテレビ・映画黄金期。
日本に笑顔と元気を届けた人々の熱い思いに心が躍る!♪「人生で大事な事は」古澤≫そう!そうだ!もっともっと!♪「とかくこの世は無責任こつこつやる奴は」≫ハイ!ごくろうさん。
エヘヘヘヘ…。
2017/08/26(土) 22:20〜22:54
NHK総合1・神戸
「植木等の時代」の魅力に迫る![字]
60年代、笑いと音楽で日本中を明るくした植木等とクレイジーキャッツ。過去の映像やゆかりの人への取材を通し、当時の人気ぶりや知られざる人柄、彼らの魅力に迫っていく
詳細情報
番組内容
60年代、笑いと音楽で日本中を明るくした植木等とクレージーキャッツ。2日スタートの土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」は、植木と付き人・小松政夫の師弟愛を描き、今の日本のすべての人にエールを送る。ドラマをより楽しんで頂くため、過去の映像やゆかりの人にも取材、当時の人気ぶりや知られざる人柄、彼らの魅力に迫る。メイキングや俳優達の意気込みもご紹介。出演:小松政夫、山本耕史、志尊淳、大地真央、松任谷由実ほか
出演者
【出演】小松政夫,山本耕史,志尊淳,松任谷由実
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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