村上信五、たけしとタッグの27時間テレビ「ターニングポイントになる」
人気グループ・関ジャニ∞の村上信五(35)が番組キャプテンを務めるフジテレビ系「FNS27時間テレビ にほんのれきし」が9、10日に放送される。21年ぶりに総合司会を務めるビートたけし(70)とのタッグに「ターニングポイントになる気がする」と今後を左右する挑戦として位置付ける。ソロとしてテレビ、ラジオのレギュラーが10本を超えるなど超売れっ子。グループとしても6度の5大ドームツアーを行うなど、モンスターグループへと成長を遂げた“村上の歴史”に迫った。
35歳の村上が番組で“対峙(たいじ)”するのは、ちょうど自身の2倍の人生を送ってきた相手だ。ビートたけし、70歳。大御所の一挙手一投足を見逃すまいと、収録に臨んでいる。
「本当に博学。知識もさることながら、どのテーマ、どの話題でも、何かをお持ち。非常に勉強になる。かといって、とんでもない下ネタを急に言う。改めて思うのは、ホンマにこの人、下ネタとハゲが好きやな…って。でも、それぐらいの振り幅を全面に見せてくださっている。持っているものをぶつけてくださっている感じがする」
グループとしては11、14年に日テレ系「24時間テレビ」のメインパーソナリティーを務めたが、今回は一人で挑む大仕事だ。
「今年は(同じ事務所の櫻井)翔くんと小山(慶一郎)とカメ(亀梨和也)で(24時間テレビを)やりますって言うて。(自身のレギュラーの日テレ系)『月曜から夜ふかし』に小山が、あのTシャツ着て“番宣”に来るって、訳が分かれへん状況下ですけど。何の因果か分からないですけど、面白い巡り合わせで楽しいなと思う」
「27時間テレビ」は今年、初めて9月の放送となり、大部分が事前収録の番組で構成されるなど、大幅にリニューアルされた。収録は約15日間にも及んだ。
「収録ならではの良さもあるし、より良いものだけが残せる。『にほんのれきし』というテーマに、非常に合っていると思う」
自宅のリビングには、自前の甲冑(かっちゅう)が飾られているというほどの歴史好き。番組は、旧石器時代から現代まで、それぞれの時代に沿った形でさまざまな番組が繰り広げられる。
「僕はまだまだ趣味の範ちゅうですけど。(視聴者は)どの時代にも、何か一つ引っかかるものはあると思う。縄文時代に欧州ではこうだったとか、世界との比較とか、各所に見どころがあると思う」
今や押しも押されもせぬ売れっ子へと成長を遂げた。10月からテレ朝系新番組「今夜、誕生!音楽チャンプ」(日曜・後9時58分)も始まり、グループでの出演も含めたレギュラーは、テレビ9番組、ラジオ2番組となる。8月中旬、5大ドームツアー中に新番組を発表すると、ファンの反応は歓声ではなく、どよめきだった。渋谷すばる(35)は「まだ稼ぐんかい!」とメンバーもあきれるほどだ。
「ありがたいですよね。何か、相当みんなの中では寝てないんやろうなと思われてるんでしょうけど、そんなこともなく、楽しくやらせてもらってますよ」
決してエリート街道を歩んできたわけではない。ジャニーズ事務所に入所してからCDデビューまで8年。デビュー後も不遇の時代は長かった。“本拠地”でもある大阪松竹座での公演が満席にならない時もあった。
「大阪時代は大阪時代で金銭的に苦しかったけど、楽しかったんですよ。たまに東京に仕事で行く時とか、ちょっと遊びに行くぐらいな“おのぼりさん感覚”でしたから。お金ないなりに、今のメンバー同士、キャッキャ遊ぶのは、もう今はできないですから。やっておいてよかったなと思いますし」
苦しかったのは、意外にも活動が軌道に乗り始めた頃だったという。
「大阪と東京の割合が5・5ぐらいになった時が正直、一番苦しかった。大阪のやり方も通用しないし。かといって、大阪帰った時に物足りなさが出てきたり…。昔から、みんな自信はあったと思う。でも、当時はこれ以上、何を頑張ったらいいのか。頑張りの“就職先”がどこにもなかった。エネルギーはあったけど、八方塞がりのような感じでした」
CDリリースが1年以上も空いたことがあった。周囲の言葉によって、焦燥感を募らせたこともあった。
「何か分からんけど、コンサートとか見てくださった関係者の方とか『来るよ、来るよ』って。『絶対に東京で売れるよ』って言うて、全然売れへんやんけ! いつ売れんねん!って。みんな、ホンマ適当なこと言いやがって!っていうのがずっとでしたもん。だから、いまだに疑心暗鬼になるとこもあるんですよね」
村上とグループの“歴史”が大きく動いたのは、デビュー8年目だった。11年、メンバー全員で「24時間テレビ」のメインパーソナリティーを務めた。
「『27時間テレビ』を前にして言うことじゃないけど…グループとしても個人としても、結構大きい最初の転換期。非常に大きかった。それがあって『月曜から夜ふかし』が始まったり、個人の東京でのお仕事もいただけるようになった」
今回の大役も、それに匹敵するほど、今後に向けた鍵を握る仕事だと考えている。
「何年か後に振り返った時に『27時間―』が何かのターニングポイントになる気が、初めてする。それぐらいのことを、今やらせていただいている、というのはある。今までにないぐらい転換期になるのかなと。たけしさんという存在は大きい。こうやってやらせてもらっているだけで、それだけで忘れられなくなる。間違いなく、自分の中で大きく何かを占めるものになる気はしている。無事に終わった時、またどういう思いになるか。たけしさんにも、やってみてどうやったんですかって聞いてみたい」
レギュラー番組をこなしながら、グループとしても現在は5大ドームツアーを回る。今、芸能界一、忙しい男かもしれない。
「みんな『忙しいでしょう』って言ってくれるけど。そりゃ、暇じゃないですからね。でも、思ってるほど。ちょっと、マヒしてるところはあるかもしれないけど。何となくですけど、前と時間の使い方が変わってきた。早よ帰って早よ寝る、というふうになりましたから。寝る時に寝んと持たないので。でも、前の方が忙しかったような感じはあるんですけどね。物理的には多分、今の方が忙しいんでしょうけど、体感としては。一日一日、達成感がある」
グループ活動とソロ活動を両立する中で、村上ならではの絶妙な精神的なスイッチの切り替え方もある。
「グループでは、個人の楽器のスキルとかありますけど、個人の仕事で言うと、もう頑張らないですよね。頑張りを“就職”させない。いろいろやってきてですけど、頑張る時期は一回お休みですね。今は経験してきたもので、やりくりするタイミングかなと。今ある“器”の中をしっかり。整理整頓というのも含めて、今までのことで、じゃあ何ができるんやろうって。ツアーも同じ。リハーサルが一番、頑張る。本番は楽しむ。また新しくレギュラーが始まるっていう時は、もう一回頑張るスイッチを入れる時だけど、今は頑張らないという頑張り」
「27時間テレビ」の放送当日は、ドームツアー最終の福岡公演もある。それが終われば、つかの間の休息が待ち受けている。
「普段でも、ポコッと一日空くことはありますけど、フットサルをやったり。今回の番組の影響ですけど、能を見に行ったり。最近はそれぐらい。連休ができたら、沖縄に行ってダイビング。もう予約している。でも、いつまでたっても『オフ(仮)』ってなってるんですよ。『仮』が取れへんな~って。早よ『仮』を取ってよ(笑い)」(ペン・畑中 祐司、カメラ・頓所 美代子)
◆村上 信五(むらかみ・しんご)1982年1月26日、大阪府出身。35歳。2004年「関ジャニ∞」としてシングル「浪花いろは節」でCDデビュー。ドラマ、バラエティーに多数出演。09年から一人舞台「If or…」を上演し、今年で9年目。MCとして定評があり、現在グループで出演する番組を含めてレギュラーはテレビ8番組、ラジオ2番組。趣味はサッカー。
◆村上信五のレギュラー番組
▽ペコジャニ∞!(TBS系)※1 月曜・後10時
▽月曜から夜ふかし(日テレ系) 月曜・後11時59分
▽ありえへん∞世界(テレビ東京系)火曜・後7時54分
▽関ジャニ∞のジャニ勉(関西テレビ)※2 水曜・深夜0時25分
▽村上信五とスポーツの神様たち(フジテレビ系) 水曜・深夜0時55分
▽関ジャニ∞村上信五 ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!(文化放送) 木曜・後10時
▽村上マヨネーズのツッコませて頂きます!(フジテレビ系) 金曜・深夜1時30分
▽関ジャニ∞クロニクル(フジテレビ系) 土曜・後1時30分
今夜、誕生!音楽チャンプ(テレビ朝日系)※1 日曜・後9時58分
▽関ジャム 完全燃SHOW(テレビ朝日系) 日曜・後11時10分
▽村上信五の週刊!関ジャニ通信(ABCラジオ)※2 日曜・深夜0時
※1は今秋スタート、※2はローカル放送
ジャニーズ