温泉旅歴11年。結構長く続いている趣味ではあります。
今は使える時間とお金にも限りがあるので、週末の温泉旅の行き先は、自宅から遠くない県で、なおかつ電車とバスで行ける温泉地になってきています。この条件に当てはまるところはそこまで多くなく、行き先も段々と決まってきます。で、再訪する温泉地が多くなります。
特にある程度規模が大きな温泉街に何度か行っていると、今まであったものがなくなっていたり、新しいものができていたり、そういうのをよく見かけます。栄枯盛衰。
お店や宿がなくなっていた
残念ですが、多くの温泉街で廃業した温泉宿を見かけます。そんな中には、以前に行ったときはまだ営業していたのにな、という宿もあったりします。たいていの場合は、行ってみて気づくことが多いです。また、なかなか取り壊されたりしないので、寂しい雰囲気が長く残ります。
温泉街にあるお店も同じで、以前行ったときにビールとおつまみを買ったような商店やお土産屋、酒屋がなくなっていることも増えてきました。 温泉街に来た人は、どこで買い物をしているのでしょう。恐らくは途中で買ってくるのでしょうね。
飲食店も同様で、とある有名な温泉街でお昼にしようと、観光案内所で「飲食店マップ」をもらったのですが、その冊子のあちこちが黒で塗りつぶされていたのを見て、ちょっと悲しい気持ちになったことがあります。(このブログで紹介していない温泉街です。)
新しいお店ができていた
そんな風に、お店や宿がなくなっていく一方の温泉街もありますが、新しいお店が少しずつオープンしている温泉街も、もちろんあります。
新しいお店を開くのは若い人が多いのでしょうか、おしゃれなカフェだったり、お菓子屋さんだったり、イタリアンレストランだったり。そのお店の場所はもともと何があったんだっけ、とか思いながら見ています。
自分がひとり旅のアラフォー男性なので、そういうお店にひとりでふらっと入るのが段々と心理的ハードルが高くなってきているので、あまり多くを紹介できないのが残念ではあります。。まあ、気にせず入ってしまうこともありますが。
今までなかったコンビニエンスストアが温泉街にできることもあります。コンビニができると地元のお店にとっては強力なライバルになってしまうのかもしれませんが、旅行で来た人にとってはどうしてもコンビニの方が便利な存在です。
お酒におつまみ、宿泊に必要なアメニティも買えるし、ATMもあるし、カードや電子マネーでの支払いもできるし。何しろ24時間営業なのです。
10年前に比べて、地方のコンビニって増えたなと思います。コンビニもお土産や地酒などを売っているので、温泉街のお店で買い物するよりは便利なのが事実です。。
外湯が新しくなっていた
外湯。共同浴場です。本来は地元の方のためのお風呂なのですが、温泉街によっては観光客も利用できたりします。古くから大切に守られてきたそんな外湯も、新しく建て替えられたり、日帰り温泉施設に変わったりするのを目にします。
バスが廃止になっていた
温泉街へは駅からバスで行くことが多いのですが、そんな温泉街へのバスも徐々に本数が減ってきたように思います。毎日走っていたのが平日のみになっていたり、バス会社が撤退して、地元の自治体が走らせるようになっていたり。
そうなると、今までそこの温泉街に行くのに利用していた交通手段が使えなくなってしまうので、行く側としてはちょっと不便になってしまうことも。まあたいていは、バスが走っていないところは宿の方がお迎えに来てくださるので、今のところ不便を感じたことは幸いありません。
変わりゆく温泉街
訪れるたびに寂しくなっていく温泉街がある一方で、少しずつ新しくなっている、でも雰囲気はいい意味で変わっていないという温泉街もあります。そんな温泉街を少し紹介してみます。
四万温泉(群馬県)
懐かしい温泉街の感じが残っていますが、よくよく見ると新しいお店があります。
少しずつ入れ替わっているので、数年おきに行くと、あれ、ここ変わったんだ、というのを見つけられてちょっと楽しい。閉まっている宿やお店をあまり見かけないのも雰囲気がいい理由なのかもしれません。
鹿教湯温泉(長野県)
落ち着いた雰囲気の静かな温泉街です。
ここも、最近できたお店を見かけるようになってきました。喫茶店が居酒屋になっていたり、酒屋がリニューアルされていたり、ここも温泉街が少しずつ変わっている感じがします。お店の数は多くないのですが、温泉街のはずれにコンビニもできました。
だから温泉街のリピートはやめられません。
さて、今度はどこへ再訪しようかな。