clynelish_今回はハイランドモルトから、クライヌリッシュ14年を飲んでみます。

クライヌリッシュ蒸溜所は、北ハイランド地方のブローラにあり、1967年に建設されました。
しかしその地の隣には、1819年にサザーランド公爵の手によって、最初のクライヌリッシュ蒸溜所が建設されていました。

1967年に新しいクライヌリッシュ蒸溜所が誕生すると、かつての同じ名の蒸溜所はブローラと名を変えて、1983年まで操業していました。

ブローラ蒸溜所が閉鎖されると、新しいクライヌリッシュ蒸溜所はブローラ蒸溜所の歴史も引き継ぐこととなりました。
ラベルには、旧クライヌリッシュことブローラ蒸溜所の創立年が記載されています。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはリンゴの甘い香りがします。

口に含むと、先にリンゴの香りが現れ、ライムの爽やかさのあとにハチミツが追いかけます。

味わいは酸味が先に届き、後からビターが追いかけ、最後に甘さがあります。

次にロックで飲んでみると、香りは 青リンゴと紅茶がしっかり立っていて、その後にレモン、ワックス、奥からカカオ、潮の香りが追いかけます。
味わいは多少ビターですが、その後に塩キャラメルのような甘みが出てきます。

最後にハイボールで飲んでみると、ほんのりとリンゴの香りが口に広がります。後々になって、海藻のようなヨード感もあります。
味わいは多少甘みがあって飲みやすくなっています。

アルコール度数は46度あるのですが、14年熟成でもあってアルコールの刺激、辛さはそれほど感じられません。
全体的にもリンゴの香りが感じやすく、初心者であっても受け入れられるように思えます。

700mLで価格は4500円ほど。14年ものと考えると、高いとは言い切れないかもしれません。

<個人的評価>

  • 香り A: 全体的にリンゴの香りが主体。その後にライム、最後にハチミツやワックス。加水でカカオ、ヨードも。
  • 味わい AA: フルーツの甘さが主体でとても飲みやすい。
  • 総評 A: 初心者でも受け入れやすいほど甘いウイスキー。

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