たしかに実績を作ることはとても大切なことだ。
たとえばサンドアートの公演なりライブなり、企業側からオファーをいただく際の判断基準の1つとなるのが、「どこでどんな公演を行ってきたのか」とか「どんな作品を制作してきたのか」などであり、「その人の実力を知るため」には、当然のことだが実績はたくさんあったほうがいい。
いつまで実績自慢してるの?
でもね、そればかりを全面に出しすぎてしまうと、情報弱者であれば「スゲー!じゃあお願いします!」となるかもしれないが、そうでない人を相手にした場合だと「実績自慢ばかりで、ちょっとうざいよね」となってしまう。
実際にいろんな業界の方々から聞いた話をまとめてみると、こんな感じ。
どんどんネットが進化して、扱う人もそれぞれ成長していく。
過去10年前と現在を比較すれば、どれだけ世の中が便利になり消費者の目が肥えてきたかがわかると思うけど、実績自慢するばかりでは、次第に見向きもされなくなってくるだろう。
サンドアートは砂で何かを表現するアートだ。
でも、サンドアートを通じてお金をいただいている以上、商売は商売。
所謂「人気商売」と言われるものと通じるところがあると思うんだけど、だからこそ自分の実績を前面に押し出し、注目されてなんぼなのもよくわかる。
ただね、実績は単なる判断基準の1つでしかない。
それよりも大切なこと。たとえばメールで返信する場合でも「相手側にどう返したら喜んでいただけるだろうか」を真摯に考えなくては、いただける仕事もいただけなくなる。
どんなに素晴らしい技術があっても、心が貧しければ、それはやがて必ず何らかのカタチで相手に伝わってしまうもの。
だからこそ、まずは「目の前の人」とちゃんと向き合わなければならない。
基本は「目の前の人に喜んでもらう」こと!
これはどんな商売にも通じることだと思うけど、基本は「目の前の人に喜んでもらうこと」だ。
だけど、実績自慢をしたい人って、もう「自分が!自分が!」の傾向が多い。
そんなに必死にアピールばかりしたところで、相手がそのアピールに応えてくれるわけがない。
優しい人であれば最後まで付き合ってくれるかもしれないが、そうでない場合は「もういいですよ」と言われ関係が終わってしまうこともある。
メール一つ、打ち合わせ一つ、どれをとっても相手のことを考えていろんな提案をする。
最初のご挨拶から実績自慢されたら、そりゃ相手も嫌がるだろうさ。
もちろん、僕でも呆れて「もういいです」ってなる。
たまーにいるんですよ。
ガツガツ自分の実績をアピールしてきて、周りのこと、相手のことを考えないで行動している人。
僕はそういう人が大嫌いなので、距離を置いてますけど。
ただ、「実績をアピールするな」とは言わない。
大切なのは「実績を言うタイミング」と「自慢だと思われないように」すること。
周りに気を使えるか、使えないか。
結局のところ、人間性の問題なんだよ。
これは逆の立場だったら、すぐにわかること。
相手の立場に立って物事を考えていない証拠。
フリーになってから、特にいろんな大先輩たちと出会うことが多くなった。
そこで生き方、考え方、経営、人脈、などたくさんのことを指導していただいている。
素直に学ぶ。この姿勢がとても大切なこと。
笑顔で、きちんとうなずき、感謝の言葉を伝える。
教えてくれる側も、僕も、お互いが幸せな気持ちになれるでしょ?
アーティストには「我」が必要だと誰かが言っていた。
確かに、負けん気は必要なのかもしれない。
森マサミチというアーティストは、誰にも負けないし、負ける気もしない。
大きな仕事も手掛け、今後は僕の名前、作品を目にする人も多くなる。
だからこそ、どんなに大きくなろうとも、僕は自分の基本理念でもある「目の前の人に喜んでもらうこと」を実践し、「素直」でいたいと願っている。
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