武器を持つ必要性
株式投資で利益を得るためには、武器を持つ必要があります。
なぜなら、丸腰で勝てる相手ではないからです。
では、株式投資で戦っている相手とは何でしょうか?
それは、市場(マーケット)です。
孫氏の故事成語に有名な言葉があります。
<原文>
彼を知り己を知れば、百戦危うからず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず危し。
<訳>
敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。
敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、
勝ったり負けたりして勝負がつかず、
敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける。
『故事ことわざ辞典』より引用
株式投資の世界では、彼は市場(マーケット)のことを指します
この市場(マーケット)を知るための武器を持たなければ、
株式投資で利益を得ることはできません。
2つの武器
市場(マーケット)を知るための武器は、2つあります。
「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」です。
ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析は、定性情報を扱いながら市場(マーケット)を知るための武器です。
「近年、飲食業界は、5年連続で市場規模を伸ばしている」
「株式会社◯◯は、3年連続で売上・利益ともに増収増益である」
「株式会社◯◯は、3ヶ月後に新商品をリリースする予定である」
「株式会社◯◯は、販売拠点を日本だけでなくタイにも拡大する」
上記のような定性情報を知ることで、業界や企業ごとに株価が上昇しそうかどうかを分析します。
詳しく知りたい方は、初心者向けにわかりやすく解説しているこちらの本をオススメします。
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テクニカル分析
一方、テクニカル分析は、定量情報を扱いながら市場(マーケット)を知るための武器です。
株価チャートと呼ばれるチャート図やオシレータ系指標と呼ばれる数値指標をもとに分析をします。
「株価が移動平均線を上回った」
「ローソク足に"かぶせ線+大陰線"が出現した」
「直近安値◯◯円を下回った」
「RSIが20%を下回った」
上記のような定量情報を知ることで、業界や企業ごとに株価が上昇しそうかどうかを分析します。
詳しく知りたい方は、初心者向けにわかりやすく解説しているこちらの本をオススメします。
まとめ
初心者はテクニカル分析をとっつきにくいなぁと感じる方が多いため、
初めはファンダメンタル分析がオススメ。
徐々に慣れてきたらテクニカル分析も勉強する、という心構えでいいです。
いずれにしてもこの2つの武器は、株式投資で利益を得るために必要なものなので、
時間をかけて勉強することが大切ですよ。