大きく分けて2種類の実用書
マニュアル的な実用書
マニュアル的な実用書は、例えばExcelの使い方、PowerPointを活用したプレゼンの方法などです。
そのまま自分の仕事や趣味に取り入れられることを書いた本、ズバリマニュアルですね。
生き方や暮らしに役立つ実用書
マニュアル的な実用書に対して、生き方や暮らしに役立つ本もまた実用書と言って良いでしょう。
仏教の考えを取り入れた気持ちの保ち方や、断捨離をすることで生活が変わることを書いた本、いわゆる役立ち本ですね。
実用書に信頼性が必要な理由
マニュアル的な実用書、生き方や暮らしに役立つ実用書どちらを選ぶにしても大切にしたいポイントが信頼性です。
信頼性の辞書的な意味は「対象を高く評価し,任せられるという気持ちをいだく」とあります。
本では「書かれていることを信じて大丈夫」と捉えて良いでしょう。
マニュアル的な実用書を仕事で使うにしても、生き方や暮らしに役立つ実用書を読んで、暮らしを良くするにしても、書いてあることが良い加減では大変ですよね。
そこで、実用書を選ぶときに大切なことが信頼性が高いことが重要なポイントになります。
2つの信頼性
信頼性が高い。
人は実績で、機械は決められた条件でテストを行うことで信頼性があるとわかります。
本ではどうでしょう?
本の信頼性を決めるポイントは実は2つあります。
著者の経歴
マニュアル的な実用書では、著者がその分野の専門家であることが重要です。
ExcelやPowerPointの場合でも、コンピュータの専門家ではない方が書いた本も見かけます。
そういった実用書が使えないかと言われると、そうは言い切れませんが、信頼性の高いとは言えないと思います。
著者の実体験
生き方や暮らしに役立つ実用書では、著者の方の実体験があるかがポイントになります。
例えば『良く長生きする人生の秘訣』という本があったとしましょう。
60代の大学の先生と90歳を過ぎた佐藤愛子さん、どちらが多く実体験を積んでいるのかは明らかですね。
実体験に基づいた方法は、誰かがやった方法でもあります。
未知の方法よりも、他の人の体験を語るよりも信頼性が高いと言えます。
信頼性の高い実用書の選び方
では、実用書を選ぶときにどうやって選べば良いでしょうか?
私の方法ですが、3つのポイントを取り上げます。
著者の略歴を読む
1つ目は著者の略歴です。
マニュアル的な実用書では、その分野の専門家か、その方が学んだことを実戦している記載があることがポイントになります。
生き方や暮らしに役立つ実用書では、どんな体験をしている著者か?
実用書の内容と合っていることが重要ですね。
目次の中から実体験を読む
2つ目は、目次の中に著者の体験談が書かれている箇所があったら開いてみてください。
そこに実際の体験で得られたことが具体的に書かれていれば、その実用書は信頼性があると言って良いと思いますよ。
実用書の冒頭を読む
目次を見なくても、生き方や暮らしに役立つ実用書では冒頭に著者のメッセージが書かれているものもあります。
著者自身が実際に暮らしにの中で役立てていることが紹介されていたら、それは読む人にとって役に立つ実用書なのではないでしょうか?