なんと映画ファンが注目する三監督の作品が一気に公開されることになった。
これが何故注目を浴びているのかというと、正直ポスター、予告やCMの出来がよくないので(笑)監督が是枝だからということに尽きるだろう。
また、是枝組キャストも登場するので是枝スター・システム感というのもあれば、売れっ子キャストファンはまた綺麗に撮ってもらえるということで監督とファンはwin-winの関係を築いているように見える。
海外にでる映画というのは公開日の都合上、既に映画祭に参加しており、評価ができっている(なんならオチが書かれている)ことがある。
ネタバレ踏み放題なので、なんで邦画を先に外国人が評価しやがるんだコノヤローと海外で評価されるたけし風に(アウトレイジ3もうすぐだね)文句も言いたくなるが
まだ、まだギリ出きってはいない。もうすぐ出ちゃうが。大体海外と同じぐらいの時期に海外賞に出される邦画が見られるということだ。
自分の感覚で映画を見ることができるのは、映画ファンにとってなによりの幸せだろう。
結構規模も大きいので、どこの映画館でもやっているだろうし、地方住みにも優しい。
2作目は『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督だ。
ノーランは映画ファン必修映画を作る。インテリに見せかけたエンタメが得意であり、作る映画作る映画評論され、世界中でノーランファンを生み出している。
彼の映画の特徴といえばCGを使わないでCGのような映像を撮ることなのだが、今回あることで話題になって居る。
「ダンケルク 国内でオリジナルで見られる場所が1か所しかない問題」だ。
IMAX用のカメラで撮るのだが、ノーラン、世界中の劇場のサイズをまったく無視した規格で映画を作ってしまった。
日本にあるIMAX。映画ファンの中では有名なことだが大体偽物です。いわゆる偽IMAX。洋画ファンが大好きTOHO新宿にあるのも偽物ですよ。
TOHO新宿IMAXでもしこの映画を見ると、上下がわりとカットされてしまうらしい。普通の劇場で見ると最早真ん中しか見れない。
え、じゃあ上手いことできないのか!?と疑問が枠だろう。映像を小さくするとか。うん。できないらしいよ。
そこで登場するのが大阪のひらパーの近くにある109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXになる。正義IMAX。本物IMAXだ。
ここ以外に日本に無いのか?YES。エキスポシティスタッフもそれを公言していた。
ちなみに次にオリジナル版で見られる映画館は台湾だ。大阪の山が遠いという方は台湾とか、韓国に飛んでくれ。
どうだろう。黒沢清って知ってるだろうか?意外に日本ではあまり賞を貰ってない監督だが、海外の経歴だけ見れば確実に日本でトップレベルの監督である。
この映画も、上で書いたように既に海外で批評が出ているし、ファンも多く海外に行けば役者をおいてサイン会は行列。海外配給も多くの国で決まっている。
ホラーの名匠でもあるが、今回の作品はホラーではない。しかも漂うエンタメ臭。映画ファンたちの先行試写の感想は興奮に満ち溢れている。
もしかしたら、日本で黒沢監督がやっと評価を受けることになる映画になるかもしれない。この逆輸入感がたまらない。
ダンケルク程では無いが、完全オリジナルを鑑賞するには『ドルビーサラウンド7.1』という表示があるスクリーンに入らなければならない。
ざっくり言えば邦画では超珍しいサウンドで、音が格別な映画とも言える。
またドルビーサラウンド7.1を導入している劇場でかかるかも微妙な中規模映画なので、公式サイトの劇場情報を確認してから見に行こう。
話題になることは間違いないだろう。筆者はWOWOWに加入していません。
というわけで三作品紹介したが「年間1本しか映画を見ない」「漫画実写しか見たことが無い」「映画とか正直かったるい」とかそういう人たちにはオススメしない。
何故なら、そういう人は多分寝る。分からなかったとヤフーレビュー(笑)に低評価をつける。
エンタメは誰にでも広いものでなければならないが、この三作の監督は商業なんてどうでもいいからお前の世界を見せてくれよ!というのを求められている監督たちだ。
三人とも商業を意識したら内容も興行も失敗してしまった経験をもっているし、彼らにそれを求めてはいけない。
ただ確実に言えることがある。
今年の「映画通なら見とけよ三大映画」である。それが同日に公開される。
映画通でなくとも、それっぽく振舞える。映画ファンキョロ充の必須ファッションアイテムなのだ。
是非、三作見てほしいがまぁ、見なくても一作くらい見てほしい。
結果つまんなかったーでも映画ファンは多分怒らない。賛否が分かれるところも含め、この三監督の共通点である。
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毎週末何かしら新作話題作が出るんだから 映画ヲタは毎週末映画館に行くと思うが
映画ヲタ(なんとなくそういう風にふるまってる)という人も対象だぞ