撮影&文:てんルナお母さん
2016年のこと。
私は先住犬、ダックスフントのてんてんの他に、新しい仔を迎えたいと思っていました。自分の年齢を考えると、新しい仔を迎えるには今しかないと考えたのです。
自分がその子を、看取ってあげられる年齢でなくては――
そんな想いがありました。
以前は犬の事なんてよく知らなかった私も、てんてんを飼うようになってからブログを始めて、仲間から色んな知識を得ました。ペットショップの子犬が、どの様に産まれて来るのかを知って、ショックを受けたり――パピーミルという仔犬を量産する業者の実体に驚いたり――
複雑な気持ちを抱えながらの、ペットショップ通い。
だから私は同時に、里親募集のサイトを見たりしていました。
しかし里親になるのは、難しいのですね。
条件が厳しすぎて、時間だけが過ぎて行きました。
結局私は、ペットショップでもなく、里親でもない道を選びました。
ブリーダーから直接子犬を迎えるのです。
ブリーダー探しはインターネットでしました。
そこで目に止まったのが、6月29日生まれの3匹のダックスフント。
女の子2匹と男の子1匹です。
決めかねてる間に、1匹の女の子だけが残りました。
まずは旦那の許可をもらわなきゃ。
旦那は以前から、「新しい子を飼うと、てんてんが、もう僕は必要無いんだと思って、死んでしまうかもしれないよ」などと言っていました。
意を決し「もう1匹欲しい」と伝えましたが、当然旦那は反対です。
増えれば増えただけお金も掛かる
動物をお金で買うのは嫌だ‼
そんな調子です。
私は旦那が休みで家に居る日に、「見に行くだけ一緒に見に行こう」と頼みこみました。
嫌々ながら一緒にブリーダーの所に行ってくれた旦那。
外で待って居ると小さい小さい仔が現れました。
先に口に出したのは旦那でした
「アッ目が合った!! これははもう駄目だね」
元々旦那は、動物が好きなのです。
抱っこさせて貰いながら、先住犬が居る事などをブリーダーに話しました。
てんてんとの相性が心配だったのです。
「今連れて来ているので会わせても良いですか?」と訊くと、「良いですよ」との返事が。
初対面では、 てんてんも怒る事も無く、ツンツンとマズルでその子をつついていました。それを見た旦那は「あとはお母さん次第だよ」と言ってくれます。
結局我が家は、その子を迎える事にしました。
迎えに行く日は、11月14日のスーパームーンの日。
だから名前は、ルナ(月姫)にしました。
当日は16時頃迎えに行き、諸々のサインをして、説明を聞き連れて帰りました
家に連れて来てから夕御飯
凄い勢いで食べるルナ
ルナは、お皿から水を飲んだ事が無かったけれど、教えなくても自分で飲みました。
次の日、実家へ連れて行くと母はビックリ。
てんてんの時には猛反対だった母ですが、もうそれはありません(笑)
数日して臭いがするので、直ぐに病院へ行くと外耳炎でした
ブリーダーにメールしたら、慌てて飛んで来て謝りました。
でも、今度は私が慌てる番です。
「まさかルナを返せと言わないですよね」
「お金が欲しくて連絡した訳では有りません」
「此からこんな事がない様にと想い連絡しただけです」
「治療費も要りません」
ドキドキでした。ルナを取られたらと――
てんてんもルナも心配をして、すぐ側でヒンヒン鳴いてました。
結局ブリーダーは、ルナを連れ帰りはしませんでした。
5ヶ月半で1.9キロ―― ガリガリでした。
とても可愛い顔とは言えなかったルナ。
段々とその顔が変わって、可愛らしくなって来ました。
旦那も母もメロメロです
ルナはヤンチャ姫で、ちょこまかちょこまかしてます。
少しの病気はありますが、神経質になり過ぎずに、体に良い物を食べさせています。
避妊手術は、最初はしようと思っていましたが今は考えていません。
ついてる物をとってしまっていいのか悩んでいたところ、掛かりつけの主治医がこう言いました。
「ハリウッド女優みたいに、癌家系だからと自分の子宮とる人いますか? 他の先生は薦めるだろうけど自分は薦めない」
ごもっともです。
ルナ
うちの子になってくれてありがとう
お母さんの娘になってくれてありがとう
2017年8月、今1歳1ヶ月
体重3.74キロ
犬の名前:ルナ(月姫)
犬種:ミニチュア・ダックスフント
飼主:てんルナお母さん
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。
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