仕事をすすめる能力を「一点集中型」と「同時進行型」に分けることがありますよね。1つの事をじっくりするか、色んなことを同時にするかということ。
実はこれ、キッチリ分けられないんじゃないかと思うのです。今回はHSPのお話です。
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仕事の集中度やダメージ度、人それぞれですね
私は仕事をするとき、アレコレいっぺんに指図されるのが苦手です。
まだ終わってないのか、こっちも早くしろ、今すぐやれ、そんなやり方じゃダメだ、今まで何をしてきたんだ、こんな事も知らないのか、お前は使えないな・・・これらの言葉を毎日、ずーっと浴びてきました。
なぜそんな職場に居たのかというと、人不足で応援要員として呼ばれたから。
ただ、そんな言葉でも団結力や人を動かす何かがあれば救いがあるはず。でも、そういうものは無い職場。なぜ次々に人が辞めるのか追求しなきゃ解決しないのに、悪循環ですね。
私は、何度も「煽り」と「否定」の言葉を浴びてしまうと、脳内でぐるぐる巡り、身体の中にとどまってしまうのです。それらの言葉を、なかなか流せません。
これは仕事だけではなく、家庭環境にもあることですね。
私はなぜマイナスの言葉を流せないんだろう。原因は後で書く「HSP」によるものだと思うんですが・・・。中には平気な人もいますよね。そんな事くらいで、と。だけど、私にはダメージが強すぎました。気持ちの修復が追いつかない。
ドラクエで言うのならば・・・HPはほぼゼロ。MPは使い果たして自分でパワーをためられない。ホイミ程度の呪文では無理で、ザオリクかけないと復活出来そうに無い。そんな感じです。(これ、数年前の記憶だけど今も同じかな?)
私は「一点集中型」で打たれ弱い性格だから、仕方ないんだろうなぁと思っていました。
一点集中型と同時進行型
仕事の能率を判断するときによく言われるのが「一点集中型」と「同時進行型」。
よく、一点集中型は男性脳、同時進行型は女性脳と言われますね。男性が何かをしている時に話かけても、上の空でカラ返事なのはそのためだとか。
あるとき、先輩が私にこう言ったのです。
「おとなんは1つの事をジックリするのが得意。家事もきっと、1つ1つこなすんでしょうね。私は家事もいっぺんに取りかかるのよ。」
言われて気付く。あれ?私、家事はいっぺんに色々出来る。3つのコンロを使って焼き・煮物を作りつつ、会話しつつ、 愛犬の体調も気にしつつ、週末の予定を思いめぐらせたりしています。
仕事では「一点集中型」なのに、家事は「同時進行型」だったのです!
誰にも邪魔されず「自分の世界の中でなら」いくらでも同時進行が出来ると気付きました。
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打たれ弱い=仕事が出来ないことではない
そして先輩は続けてこう言います。
「おとなんは打たれ弱いから、この仕事は無理。こっちをお願い」と。
そうやって気遣ってくださるのは有り難いけど、私にしてみればそれはちょっと違う。「弱い心」だから、しんどい仕事が無理なわけではない。
そうじゃない。仕事は仕事として割り切って取り組む自信はあるのです。責任持ってキッチリと。これまで沢山乗り越えてきたんだもの!出来るのに。
なのに誤解されやすい。分かってもらえない。
「応用が効かない・要領が悪い・考えが甘い」等と思われてしまい、さらなる悪循環になることもしばしばなんですよね。今までの傾向として。
ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)という素晴らしい能力
私はなんで、みんなと同じ事が出来ないんだろう。
ちょっとした事にすぐ悲しくなったり、突然に心に花畑が広がったり。些細な音や香りに感動したり。落ち込んでいる人を見つけると、心がザワザワしたり。
そんな風にモヤモヤしていたら、私の気持ちをスッキリさせてくれる「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」というものを知りました。
ハイリー・センシティブ・パーソン
共通して見られる特徴として、大きな音、眩しい光・蛍光灯、強い匂いのような刺激に対して敏感であることが挙げられる。HSPはしばしば、豊かで複雑な内的生活を送っているという自覚をもっている。物事に対して容易に驚き、短い時間にたくさんのことを成し遂げるよう要求されると混乱するという性質を持つ。
生得的なシャイさ、社交不安障害、社会的抑制、社会恐怖症、生得的恐怖症あるいは内向性などとHSPはしばしば混同されてきたが、それらとは一線を画する性質だということである。
HSPは素晴らしい働き手になりうる。細部をよく見ており、思慮に富み、また忠実であるからだ。HSPが一番活躍するのは、静かで落ち着いた環境が整っているときであることが多い。HSPは監視されていると力を発揮できないため、昇進から漏れることもある。HSPは社交性が乏しい傾向にあり、自分ひとりで処理できる経験を好む傾向にある。
一部引用抜粋:ハイリー・センシティブ・パーソン - Wikipedia
まさにこれ!これ!私のこと。(引用の一部を太字にさせて頂きました)
ざっくり言ってしまうと・・・
敏感・繊細・感受性が強い性質のこと。あれこれ指図されるよりも、おひとり様で働く方が実力を発揮できるということ。
研究によると、5人に1人くらいがその性質を持っているそうですよ。しぐさや表情で相手の心を感じとってしまう事もある。凄い能力を持っているのに、自信を持てず生きづらさを感じてしまう事が多いそうです。
「HSP」で検索すると沢山の情報が出てきますよ。本も沢山出ています。
▼自分がHSPかどうか判断の目安にどうぞ。
▼以下の記事、とても分かりやすいです。
これは病気じゃなくて、性質みたいなもの。悲観する事はありません。
そんな能力があるなんて胸をはっちゃって良いんじゃないでしょうか。
だって5人に1人なんですよ。
敏感・繊細・感受性は、鍛えたところでそうそう持てない能力。思う存分楽しんじゃいませんか。なんだかSFの特殊能力みたいでカッコイイと思いませんか。
SF特殊能力の5人・・・。
♬特戦隊 ♬特戦隊。
そういえばギニュー特戦隊も、それぞれの出身種族の中でも「突然変異で生まれた天才戦士」なんですよねぇ。親近感あるわ~。
Wikipediaによると「ナメック星編の時期に行われた鳥山明の漫画全般を対象にしたキャラクター人気投票ではギニューが第8位、ジースが第12位、バータが第21位にランク入りしている」という人気ぶり。
脇役だけど、愛されているキャラクターですね。乳製品が名前の由来っていうのも楽しい。
個性的であることはカッコいいのです。
結論:分かる人にしか分からない能力を楽しむ
この記事を読んでくださった方は、すごく分かる!という方と、さっぱり分からない!全く興味が無いわ~という方に分かれると思います。
ここまで書いても、単に自分の甘さを正当化しているだけでしょうって捉える人も居ると思います。だって、HSPの人にしか分からない事だから。受け方がまるで違うはず。それは仕方がないこと。それぞれに合った生き方をすればいいんです。
分かる人に分かってもらえればいい。
もし、分かってもらえずに辛くなったら・・・個人的な対処方法として、「耐えることを頑張ってないか」見極めるのが良いんじゃないかと思っています。
HSPの人は頑張り屋。周囲に気遣って自分を封印しがちだから。その頑張りが、単に辛さを耐えているだけという事もけっこう多いと思うのです。
とはいえ・・・ひとりでは生きていけないし、避けられない集団行動もありますよね。そんなときは、それがいつまで続くのか、耐えた先に解決方法があるのかをチェックするのも1つの方法じゃないでしょうか。
どこまで頑張るかは自分の身体と相談です。そして、無理だなと思ったら逃げて良い。生きる世界は1つじゃないから。もしも逃げる行為が気になるのなら「卒業」と思えばいいことです。
世の中のキラキラを、人一倍感じられる能力なんだもの。
こんなに素晴らしいことないなぁと思います。
実はね・・・私、最近ユーネクストでドラゴンボール観てるので、頭が鳥山明さんなのです。
ドラゴンボールは子供向け漫画だけど、大人が観ても教わる事が沢山。鳥山さんもまた、人とちょっと違う部分をバネにここまで来た方ですから、作品にも表れるのかなぁと思っています。
ギニュー特戦隊のように、人とちょっと違う個性を楽しんで生きたいですね。
♬特戦隊 ♬特戦隊