逃走のベトナム人の男 難民認定申請中に所在不明に

逃走のベトナム人の男 難民認定申請中に所在不明に
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先月31日、群馬県大泉町で警察官から職務質問を受けた際に逃走しているベトナム人の男は、2年前に不法滞在の疑いで警察に摘発されたあと、難民認定を申請して身柄の拘束を一時的に解かれ、その後、所在不明になっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は男を指名手配し、行方を捜査しています。
公務執行妨害の疑いで指名手配されたベトナム国籍のグエン・バン・ハイ容疑者(31)は、31日午前11時すぎ、群馬県大泉町の駐車場で、車の中にいたところ、警察官から職務質問を受けた際、突然逃げ出し、さらに100メートルほど離れた住宅の敷地内で追いついた警察官の腕にかみついて逃走したとして、公務執行妨害の疑いが持たれています。上半身が裸で左手首に手錠をかけられたまま、はだしで逃走したということです。

捜査関係者によりますと、ハイ容疑者は平成25年に留学目的で来日しましたが、在留期限が切れたあとも国内に滞在していたとして、2年前の平成27年に警察に摘発されていたということです。

その後、難民認定を申請し、平成28年に身柄の拘束を一時的に解かれる「仮放免」となりましたが、ことしに入って所在不明になっていたことがわかりました。
「仮放免」中は住所を入国管理局に伝え、原則1か月に1回、みずから入管に出向くことになっていて、東京・新宿区や昭島市のアパートを住所として伝えていたということです。

逃走から丸1日がたちましたが、これまでの調べで大泉町の逃走現場の周辺にある防犯カメラにハイ容疑者の姿は写っておらず、警察は現場の近くで誰かにかくまわれている可能性もあると見て、住宅やマンションの部屋を回って男の行方を捜査しています。

逃走までの経緯

この事件で、ハイ容疑者が警察の職務質問を受けたのは、群馬県大泉町坂田にあるアパートの駐車場でした。

31日午前11時すぎ、傷だらけの不審な乗用車が駐車場に止まっているのをパトロール中の2人の警察官が見つけ、運転席にいたハイ容疑者に日本語で声をかけたところ、素直に応じ、車から降りたということです。

しかし、突然、走り出し、着ていた白いTシャツを自分で脱ぎ捨てて上半身裸の状態で逃げていったということです。その後、警察官の1人が100メートルほど離れた住宅の敷地内で追いつきましたが、ハイ容疑者は取り押さえようとする警察官の右腕にかみついて抵抗したということです。

このため、警察官が公務執行妨害の疑いで逮捕しようと左手に手錠をかけましたが、暴れて警察官の手をふりほどき北の方向に逃走しました。

逃走のベトナム人の男 難民認定申請中に所在不明に

先月31日、群馬県大泉町で警察官から職務質問を受けた際に逃走しているベトナム人の男は、2年前に不法滞在の疑いで警察に摘発されたあと、難民認定を申請して身柄の拘束を一時的に解かれ、その後、所在不明になっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は男を指名手配し、行方を捜査しています。

公務執行妨害の疑いで指名手配されたベトナム国籍のグエン・バン・ハイ容疑者(31)は、31日午前11時すぎ、群馬県大泉町の駐車場で、車の中にいたところ、警察官から職務質問を受けた際、突然逃げ出し、さらに100メートルほど離れた住宅の敷地内で追いついた警察官の腕にかみついて逃走したとして、公務執行妨害の疑いが持たれています。上半身が裸で左手首に手錠をかけられたまま、はだしで逃走したということです。

捜査関係者によりますと、ハイ容疑者は平成25年に留学目的で来日しましたが、在留期限が切れたあとも国内に滞在していたとして、2年前の平成27年に警察に摘発されていたということです。

その後、難民認定を申請し、平成28年に身柄の拘束を一時的に解かれる「仮放免」となりましたが、ことしに入って所在不明になっていたことがわかりました。
「仮放免」中は住所を入国管理局に伝え、原則1か月に1回、みずから入管に出向くことになっていて、東京・新宿区や昭島市のアパートを住所として伝えていたということです。

逃走から丸1日がたちましたが、これまでの調べで大泉町の逃走現場の周辺にある防犯カメラにハイ容疑者の姿は写っておらず、警察は現場の近くで誰かにかくまわれている可能性もあると見て、住宅やマンションの部屋を回って男の行方を捜査しています。

逃走までの経緯

この事件で、ハイ容疑者が警察の職務質問を受けたのは、群馬県大泉町坂田にあるアパートの駐車場でした。

31日午前11時すぎ、傷だらけの不審な乗用車が駐車場に止まっているのをパトロール中の2人の警察官が見つけ、運転席にいたハイ容疑者に日本語で声をかけたところ、素直に応じ、車から降りたということです。

しかし、突然、走り出し、着ていた白いTシャツを自分で脱ぎ捨てて上半身裸の状態で逃げていったということです。その後、警察官の1人が100メートルほど離れた住宅の敷地内で追いつきましたが、ハイ容疑者は取り押さえようとする警察官の右腕にかみついて抵抗したということです。

このため、警察官が公務執行妨害の疑いで逮捕しようと左手に手錠をかけましたが、暴れて警察官の手をふりほどき北の方向に逃走しました。