まさに「美しく、ぶっ飛ばす。」!DC作品初心者でも楽しめる『ワンダーウーマン』

今年の夏の締めは『ワンダーウーマン』を観てきました!

DCコミックスの映画を映画館で観るのは、実はまだ2回目と初心者。
記念すべき第1回目は『スーサイド・スクワッド』でした(笑)

そもそも、あまりDCコミックスの映画に注目してこなかったなあ。
注目してこなかったというか、完全に波に乗り遅れてスルーしていたというか・・・(笑)

私のDC知識というと、『スーサイド・スクワッド』に加えて、クリストファー・ノーラン版の『ダークナイト3部作』と、WOWOWで半分寝ながら観た(申し訳ない)『バットマン vs スーバーマン ジャスティスの誕生』だけ。
ということで、DCに詳しくない人間の視点で感想を書いていきたいと思います!



ワンダーウーマン(Wonder Woman)


監督パティ・ジェンキンス
脚本アラン・ハインバーグ
出演者ガル・ガドット
クリス・パイン
ロビン・ライト
ダニー・ヒューストン
デヴィッド・シューリス
コニー・ニールセン
エレナ・アナヤ
公開2017年
製作国アメリカ合衆国


あらすじ



ワンダーウーマンが生まれたのは、女性だけが暮らすパラダイス島。
ダイアナ(ワンダーウーマン)はその島のプリンセスだった。

ある日、不時着したアメリカ人パイロットを助けたことから、外の世界で戦争が起きていることを知る。
彼女は自身の力で「世界を救いたい」と強く願い、二度と戻れないと知りながらも故郷をあとにする・・・

そんな彼女は、初めての世界で何をみて、何のために戦い、そして、なぜ美女戦士へとなったのか!?(公式サイトより)


アメコミ出版社である、DCコミックス原作の作品。
DCコミックスのキャラクターたちをクロスオーバーさせた「DCエクステンデッド・ユニバース」第4弾となります。
マーベルといいワーナーといい、最近はリブートかユニバースの作品が多いですね〜

本作は、「DCエクステンデッド・ユニバース」第2弾である『バットマン vs スーバーマン ジャスティスの誕生』に登場したワンダーウーマンの単独映画。
彼女が、どうやってヒーローとして誕生したのかを描いています。

監督を務めるのは、パティ・ジェンキンス
本作でのアメリカでのオープニング興行収入が1位となり、初週での興行収入は女性監督歴代1位を記録。
さらに世界興収でも女性監督歴代1位を獲得したんだとか。おめでたい!!

その影響を受けて、本作の続編の監督も彼女が務めることが決まったそうです。
・・・えっもう続編決まってたの?(笑)

主演を務めるのは、ガル・ガドット
『ワイルド・スピードシリーズ』ジゼル役としても有名でしたが、今回のヒットを受け、さらに活躍すること間違いなしですね!

ワンダーウーマンつっっよ!!


ワンダーウーマンかっけー!めっちゃ強ーい!

小学生のちびっこのようなテンションで読んでください(笑)
なんですかあの強さ!
本編を観ていて思わず笑いそうになるくらい強い

ほぼ無双モードで敵をなぎ倒していくシーンは、口があんぐり。
パワフルで爽快感もとても良かったですね。
彼女がいることによる安心感がすごかったです。ワンダーウーマンならやってくれるぞ!みたいな。

むっちゃ強いのに、時々突然飛び出すおとぼけ発言がかわいい。
ギャップ萌えってやつですね!!

ストーリーはよくあるヒーロー誕生ものだったかな〜
わかりやすい展開で、何も考えずにみれるのがアメコミ作品のいいところですね。
結局愛かよちくしょう!!と思いましたが(笑)、正義感いっぱいのダイアナは好感が持てました。

そうそう、いままでのDC作品を観ていなくても単体の作品として楽しめました!
むしろDCそのものに詳しくなくても、全然問題ないです!

キャストに関しては文句なし。
ガル・ガドットぴったりでしたね!カッコかわいい美人。
特に唇が最高にセクシー

クリパは相変わらず子犬のようなかわいさで、ずっとかわいいなでたいと思いながら観てました(笑)

最強女戦士誕生物語


ストーリーはシンプルで、ワンダーウーマンが人間の世界で誕生したきっかけを、彼女が過去を振り返る形で描いています。
誰にも見つからない島で暮らしていたアマゾン人のプリンセス、ダイアナ
彼女には隠された秘密があり、運命の導きによって人間たちを救うことになるのです。

予告で何となく昔の話なのかなと思っていましたが、ワンダーウーマンが誕生したのは第一次世界大戦の頃だったんですね。

彼女は、スティーブというアメリカ人とともに戦います。
ワンダーウーマンは、軍神アレスの暴走を止めようとし、スティーブは化学兵器を作っているドイツ軍の基地を破壊しようと奔走。

DC詳しくないのでよくわからなかったのですが、ワンダーウーマンは歳をとらないのかな??
今でも活躍しているということは、第一次世界大戦から何年経って・・・ん?

ゼウスとアマゾンの間に生まれた子供だから、ダイアナは神様ということになるのかな?
神様は不老不死ってこと?
DC知識皆無の人間からすると、そこだけが疑問でした。

それ以外は特に気になったところはなかったかな?
ブルースからメールが来る、オープニングのシーンだけは『バットマン vs スーバーマン ジャスティスの誕生』と繋がりがありましたが、まあわからなくても問題はありません。

DC初心者でも十分楽しめますよ!
DC作品入門編にしていいと思います。
私はここからDC作品をさらおうと思いました。『ジャスティス・リーグ』も控えていることだしね。

ヒーロー映画らしい、信じること、諦めないこと、人を愛すること、この大切さがテーマとして潜んでいます。
そこへ第一次世界大戦を背景にし、戦争とはどんなに悲惨なものか、人間の善悪の面にも言及しています。

こういうテーマというのはいろいろな媒体で表現されすぎて倦厭しがちですが、映画という形で改めて突きつけられると、身が引き締まりますね。
ただ本作においては、の部分がそこまで押し出してくると思わなかったのでびっくり。

ダイアナが正義感いっぱいなのは、ヒーローとしてふさわしいし、それに周りが影響されていくという展開も好きなのですが・・・
ほんのり感じるくらいならいいんですけど、あそこまで全面的に愛を押し出されちゃうと、おおおってなっちゃう。
スティーブの犠牲をみて、ダイアナが力を解放させたのはまあ許すとして、そのあと、やっぱり一番大切なのは愛だ!と言い出すのは首を傾げてしまいますね
愛を語るのなら、もっと広い範囲での愛を示して欲しかったですね。
人間も悪くない、みたいなそういう博愛精神のような。

ヒーローと愛は、切っては切れない関係性にあるのはわかっていますが、やっぱり愛に収まるんか〜いとちょいモヤ。

まあこれは、愛とか恋をゴリ推ししてくる展開が苦手というのがありますね(笑)
そういうんじゃなくて、ガンガン敵をブッ飛ばしていってほしいんだよ!!
・・・全年齢対象のヒーロー作品にそんなもん求めるなって話ですね。

最近のヒーロー映画はあんまり愛とか恋よりも友情とか、家族、仲間愛をクライマックスに持ってくることが多かったので、構えが足りなかったかなー!

正義感に満ち溢れたダイアナ


ダイアナというキャラクターは非常に好きなキャラクターでした。
強くて、信念があって、勇気があって、愛する心も持っている・・・なんて完璧なんだ!
こんな女性に出会ってみたいものです。

島の唯一の子供として育ってきたダイアナ。
彼女は、島の女王である母親に大切に守られて育ってきました。
ところが彼女は勝気で男勝りな性格。
女王の妹であり、軍の将軍でもあるアンティオペにこっそり訓練を受けながら成長していきます。

もう子供の頃からヒーローにふさわしい素質を持っているよ!
大きくなってからも変わらずに、まっすぐに育ちます。
女性だけの島で育ってきたからなのか、性別を感じさせない性格もとっても魅力的でした。
女性の面持っていて、男性の面も持っている。
今の時代に沿ったヒーロー像が描かれていましたね。

不時着したスティーブを助けにいく時が超かっこいい。
崖から海へと飛び込むダイナミック着水。
スティーブ視点で、海の上にダイアナの影が映るシーンがあるのですが、王子様かと思ったよ。

スティーブとロンドンに行ってからも、そのかっこよさ・たくましさは健在。
ドイツのスパイたちに追われた時のシーンは最高でしたね!(笑)
その腕輪強すぎない!?
あ、そうか、スティーブがヒロインでダイアナがヒーローなのか・・・

スティーブとの恋愛もかわいらしかったですね。
最初の島でのやりとりとか、ロンドンに向かう船の上での会話は謎のサービスシーンだったけど(笑)
ああいうのって、やっぱりちょっと入れておかないとっていう考えなんですかね?
「それは標準なの?」ってそんなこと女の子が聞いちゃいけません!

ダイアナのひたむきさに、ちょっとずつ惹かれていってるスティーブの姿もとても好感度高いです。
オープニングで写真が出てきた瞬間に、こいつ死んでしまうのでは?とちょっと思ったけど!

愛が強いとか言いながらも、スティーブがダイアナにお別れを言うシーンではウルウルしてしまいました。
あんな演出ずるい!泣くじゃん!

村でダンスするシーンがとても好きで、素敵だったな〜
雪が降ってさ・・・
関係ないのかもしれないけど、アレスとの戦いに決着がついた時に灰が降っていたのが、村でのダンスシーンを思い出させられてなんだか切ない気持ちになりました。

ガル・ガドットとクリス・パインがキュート


ガル・ガドットって、『ワイルドスピードシリーズ』のジゼルだったんですね!
いやほんと最初全然気づかなくて、何で気づかないんだよ!って自分でツッコミ入れてしまいました(笑)

イスラエル出身の女優さんだそうで、中東系美人さんがもつキリッとした美しさが印象的。
神秘的な美しさがありますね。
オールバックにして髪をアップにしている姿とか、グッときます。
そして引き込まれるような目力

というかよく考えたら、あの衣装着て似合うってすごいよな・・・
今思えば、まったく違和感を抱かずにみていました。
さすがモデルをやっているだけありますね。

常にしわを寄せてキリッとした顔もいいですが、満点の笑顔も素敵
チャーリーが「俺は足手まといか?」とチームを抜けようとする時に、「ダメよ、チャーリー。他に誰が歌を歌うの?」とユーモアあるセリフで彼を引き止めるシーンがあるんですね。

その時の笑顔がめっちゃ綺麗!!これはまだ観ていない方は是非注目してほしい!
本当に全てのバランスが均等になった綺麗な笑顔。
無邪気さがあるんではないんだけど、こう、聖母のような・・・(何を言っているんだろう)
「No,Charlie.」って言うガルの声もセクシーで好きポイントです。

共演のクリス・パインも素敵だった。かっこいいと言うよりは、素敵。
前から子犬みたいでかわいいと思っていたけど、やっぱり今回も子犬のようにかわいらしかったです。
クリパの「ダイアナ」の発音がツボです。ぜひこれもガルの笑顔と合わせて聞いてみてください(笑)

っていうかなんか体絞ってませんでした!?
『スター・トレック BEYOND』ぶりにみたんですが、ちょっとムキムキ度増してません!?
クリパの筋肉にも注目です。

パワー押しのアクションシーン最高!


ヒーロー映画といえばやっぱりアクション!
本作は、最高にパワフルで力強いアクションシーンが多かったですね!

何度も予告でみた、腕輪で弾を弾いているシーン、実際に映画館で観るとまたテンションが上がりますね!
ガイアナが敵に囲まれてしまい、拳銃の弾を腕輪を使って避けるシーンがあるのですが、上から撮っていてなかなか面白い映像でした。

ワンダーウーマンがあんなに超人だとは思っていなかったので、単純にアクションシーンというより、彼女の無敵さに驚かされるシーンもたくさんありましたね。
壁をよじ登る時も、手で壁に穴を開けて登っていくし、戦車は持ち上げるし・・・

塹壕からいきなり飛び出して行ってドイツ軍に突っ込んでいくシーンは、それはさすがにないだろ!と思いましたが、そのあとの無双っぷりをみて、ああそういえばこれヒーロー映画だった、と謎の安心感に包まれました(笑)

あとはやっぱり戦闘中にスローモーションがかかるシーンですかね?
スローモーションってベタなんだけど、でもかっこいいわ〜!!
問答無用でシビれちゃいます。

スライディングして敵に突っ込んだり、盾で窓割って突っ込んだり、鐘堂に突っ込んだり、アレスに突っ込んだり・・・
あれ!?突っ込んでばっかじゃない!?(笑)
映像のパワフルさにテンションが上がるアクションシーンがたくさんありました!

良かった点


・パワフルなアクションシーン
・DC作品初心者でも楽しい


あれだけパワフルな女性のアクションシーンってなかなかお目にかかれない気がします。
多少繋がりはあるものの、DC作品を観ていなくてもまったく問題なく楽しめました。

悪かった点


・ストーリーがシンプル

何度もみたような展開なので、普段から映画を観る人にとってはちょっと退屈だったかな?

まとめ


ワンダーウーマンの無敵っぷりに惚れ惚れする作品でした。
ガル・ガドットの美しさと、パワフルで強烈なアクションシーンは必見!

他のDC作品を観たことがない人でも楽しめる内容になっているのも良かったですね。
私は大変ありがたかったです(笑)
次回は『ジャスティス・リーグ』が待っていることだし、これを機に過去のDC作品も観てみようと思います!

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