感想文

本や映画や、いろんなことの感想文を書いています。

続・ネコの去勢・避妊手術とディクロー(爪の切除)のこと

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またやらかしました。

 

この記事が

 

nemurenai-same.hatenadiary.jp

 

捨て猫の里親になって

猫を大切に飼われている方を不快にさせてしまった…のかな…。

 

 

もうほんと、こんな閲覧注意のブログを垂れ流しててごめんなさい。

 

 

 

https://twitter.com/usaruzzz/status/903402311610859521https://twitter.com/usaruzzz/status/903402311610859521https://twitter.com/usaruzzz/status/903402311610859521

やめないけど。

 

 

 

それはさておき。

 

言及をいただきました。

 

kaoringo7.hatenablog.com

 

前置きとして。

家族にアレルギーがあるため、うちで猫を飼うことはできませんが

わたしは犬も猫も大好きです。

7年前の雨の日、ついうっかり目も開いていない生後数日の子猫を2匹拾ってしまい

保健所にも連れていけない

うちにも置いておけない

という板挟みにあい

動物病院に1週間入院させてもらったのち(入院費うん万円は自腹です。とほほ。)

連日の電話アタックで無理を聞いてくださった保護団体に引き渡した経験もあります。

(その間里親探しもしましたが、里親探しサイトには、虐待目的で引き取る人もいるとか恐ろしいことが書いてあり、申し出てくれた男子高校生を信用できずにお断りしました)

 

 

f:id:nemurenai-same:20170901194943j:plain

 

だから

犬や猫が嫌いでこんな記事を書いているわけじゃないんだけど

かわいそうかわいそうと

感情だけでつっぱしってる愛護団体の活動が、とにかく大嫌いで

基本、わたしも感情先行型なんですが

動物問題のことだけに関しては

感情に流されず、冷静な見解をもっていたいと

必要以上に淡々と書く節があって

もしかしてそれが人を不快にさせてしまうんですかねー…。

 

今回自己分析はしましたがスタンスは変えません。

 

 

って書いてたら言及またとんできた。

 

elve.hateblo.jp

 

ねむれないさめ (id:nemurenai-same)さんは人を傷つけるのが上手い、超絶技巧なのだと思った。

 

 

ぐはっ。

わたしもいま傷ついたわ!!

 

(※管理人のid:elveさんとはオフ会の約束をしてるほど仲良しです)

 

 

 

それはまぁいいとして(よくないが)

 

本題。

 

飼い猫のこと

 

猫ってね

犬や家畜など、他の管理動物と根本的に違うとこがあるんだそう。

犬や家畜は、人間の方から、人間が管理しやすいように交配を重ね、人間が管理しはじめたことで、人間とともに暮らすようになった動物だけど

猫は自分から人間の集落に入り込んできて、猫の方から人間に寄り添ってきた動物なんだって。

うーん。

いまでいうところのツバメみたいな?

ツバメは森の木じゃなくて、人間の住む家の軒下にわざわざ巣をつくるでしょ?

 

猫も最初は、寝床だけ人間の住居に間借りしてるツバメのような存在だった。

でも猫はネズミを食べてくれる益獣だったので

人間がエサをやるようになり

そして最初は外飼い?放し飼い?のような半飼育状態だったのが

野良猫の存在が許されなくなった現代では

家の中に閉じ込めて飼うのが『常識』に。

これ、ここ数十年の話だとおもうんだよね。

私が子どものころは、猫を外飼いしてる友人が何人もいた。

 

 

琵琶湖の中にある沖島っていう島には、今でも野良猫がちょおいっぱいいて

猫島っていわれてるんだって。

その特集をテレビで見たことがあって。

 

その猫島の野良猫の、子猫の生存率は1~2割。

6匹産んでも、1匹しか生き残れない。

カラスにやられたり

子どもを殺すことでメスに発情を促させたいオス猫にやられたり。

ほとんどの子猫が、子猫のうちに殺されてしまう。

想像以上に過酷だった。

野生だった。

 

そんな野生猫だったら、避妊なんてしなくても猫が増える心配はないよね。

 

でも、かおりんご (id:kaoringo7) さんの言うように

現代みたいな室内に閉じ込めて飼う方法だったらそうはいかない。

 

猫の発情期は春と秋の年2回あり、1匹だけの室内飼育でも発情します。完全室内飼育であっても発情した猫の脱走を防ぐのは難しく、発情期に脱走し、その間に妊娠する可能性は大いにありえること

 

これは困るよね。脱走も困るし妊娠されても困る。

だって家の中にはカラスもオス猫もいないんだから。

 

それなら手術をするべき?そうやって悩んでいるうちにルナが発情してしまったんです。小さな子猫なので鳴き声はひどくありませんが、夜な夜な相手を探して鳴くその姿がとても悲しくて…。手術をすることは『子孫を残したい生命の本能を無視』すること。でも、手術をしなければ年に2度、それが何年も本能を満たせず、相当のストレスを与え続けます。

 

外に出してあげられないから、外に出たくて鳴く姿が可哀想。

すごくわかります。

 

これらは全部、数十年前と猫の飼い方が変わったために浮上したこと。

 

だから。

外飼い、半飼育飼いが主流だった数十年前には必要なかった去勢・避妊手術も、現代社会では必要になった。

 

ということなんでしょう。

 

じゃあ

去勢・避妊手術をするとどうなるのか?

 

かおりんごさんの記事にあるように

 

避妊手術は将来的に卵巣や子宮の病気の予防にもなる(※特に乳がんは避妊手術によって発症率が大幅に減るそうです)

 

そう。

寿命が延びるんですよね。

これは犬の去勢・避妊手術でも同じことがいえるそうです。

 

 

で。

 

わたしが記事で引用させていただいた獣医さんのサイトの記載につながるんですが

 

www.geocities.jp

 

 

最近は猫の寿命も非常に長くなりました。

昔はノラ猫や半ノラ猫の寿命は長くても8年程度だったと思います。


それが今ではお薬やワクチン、食事の進化に伴って
15歳を超える猫ちゃんが珍しくありません。

 

「あ、子猫だ、可愛いな~飼いたいな~。」


そう思ってから5年・10年・15年とたっていくうちに、

もしかしたら家族の誰かは結婚したり、
子どもが産れたり、
寝たきりになってしまったり
一戸建てからマンションに引っ越すかもしれないし、
わんちゃんを飼うかもしれないし。。。

 

本当にいろんなことが起き得る期間だと思います。


そんな時に自分の大好きな猫が

「引っ掻くから嫌い」
「危ないよね」
「壁紙が汚れるじゃん」
「どうにかならないの?」

などと、一方的に悪者にされてしまう可能性もあります。

私にもそういう経験はありました。


一生、仲よく、一緒にいたい、だけなんですよね。

その目的を果たせるなら、
もしかしたら爪をとってあげるのは・・・

 

 

避妊・去勢手術によって、猫の寿命が延びた。

結果、猫と共に暮らす期間ものびた。

なので

寿命が短かったときは起こりえなかった

環境や生活や家族構成などなどの変化に対応しなければならなくなった。

それでやむをえず里親に出したり

殺処分しなければならなかったり。

でもそれはあまりにも可哀想。

その妥協案としてディクローが提案されたんだとおもうんです。

猫の爪をとれば

殺処分しなくても

里親に出さなくても

一緒に過ごすことができる。

そんな状況だってきっとある。

 

ということなんでしょう。

 

かおりんごさんは

 

私にできることは、猫たちに避妊手術をした以上、責任を持って最期までこの子たちのそばにいるということだけです。

 

とおっしゃっています。

 

それはきっと

ディクローをした飼い主さんも同じ気持ちなんじゃないでしょうか。

自分の都合で猫の爪を奪ってしまった。

だからわたしは生涯をかけてこの子を幸せにする。

 

もちろんすべての人がそんな気持ちじゃないかもしれません。

でもそれは避妊・去勢手術をする飼い主さんにもいえること。

 

 

かおりんごさんは

 

『去勢・避妊手術は必要でディクローはダメ』
これは並べて考える問題ではないのではないでしょうか。

 

とおっしゃっていますが

わたしはどちらも

猫と人間の関係、猫の飼い方が変わった過程で生じた課題にかわりないとおもいます。

だって

昔のように

外飼い、半飼育ができれば

どちらも不必要なことなのだから。

 

 

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結論

 

わたしは

どっちが可哀想でどっちが可哀想とかじゃなく

人間と猫が幸せに暮らすために必要であるなら

室内飼いも去勢も避妊もディクローも

してもいいとおもってますよ。

(た、たぶん・・・)

 

だって人間は

ここ数十年の中で

猫を完全な管理動物にしたのだから。

 

猫自身がどう感じているのかはわからないけれど。

 

あ、ちなみに

友人の飼ってる去勢した犬は

去勢で本来失われるはずの性欲が、まったく失われず

毎年発情しまくって大変だそうです。笑。

 

 

以上。

 

このはなしはこれでおしまい!!

 

これも3500字超えだよ。

暇人か!!