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なにやらそうは思わないポチがやたらに増えているが、ポチだけならクリック一つで押せるし、一人で何度も押せるからね、まあ理屈では到底反論出来ないクリックマンがやってるんだろうな。励みになる。一方、そう思うポチは、私が書いている事に概ね賛意を示してくださる方々であり、それまた大いに励みになる。

賛否ポチのいずれでも、大量発生はそれだけこのトピが人目に触れているのだと確信しつつ、次の記事に進む。

一方的な核による破壊 相互確証破壊について書いたが、もう少し別の面から掘り下げてみたい。以前にも書いた事なのだが、

米中ソ、散々戦争をしているが核保有国との直接の戦争はしていない。中ソ代理戦争のみ。例外はダマンスキー島(珍宝島)を巡る小競り合いだが、それこそなあなぁで済んでいる。本格的な戦争は到底出来るはずもなかった。また印パは核武装をした途端に戦争をしなくなった。今、米中ソなど核保有国に喧嘩を仕掛ける非核保有国があるだろうか。北も核を持ってから米国相手に喧嘩を始めた。

しかし、それに対し、圧倒的な核戦力を持つ米国が北朝鮮に対し直接の軍事行動を採らないでいるのは、北朝鮮の核が米国に対し抑止力を発揮しているからだと考えるのが一番適切であり妥当であろう。なにしろ、米国は今まで核を持っていない相手に対しては殆ど難の躊躇いもなく戦争を仕掛け、ほぼ一方的に叩いているのだ。だが、代理戦争とはいえ、その相手の背後に中国やロシアが控えている場合、米国はベトナム戦争以降戦争をしていない。クリミアなどはそうだろうし、あれほど人権を戦争の理由にしている米国が、チベットやウィグルなどの中国に於ける大々的な虐殺にはただ非難するだけだ。

先にも書いたが、シリアは一方的に不意に攻撃したが、あれだけ声高に牽制しあっている北朝鮮にはゴムパチンコ一発さえ打ち込みはしない。米国が何の得もないソマリアやルアンダの大虐殺などには口先だけの非難以外、全く見向きもしない。

まあ、米国の人道主義を今更あげつらっても仕方がない。勝てる確信がある相手にしか攻撃を仕掛けないのは昔からなのだから。米国のヒューマニズムの本質を我々が理解しておけばよいだろう。これについてはいずれまた書く必要があると思っている。日本の核武装実現に無視は出来ない問題だから。

ー 続く

  • >>126

    で、話を戻すと、なぜ北朝鮮のような、米国からすれば線香花火のような規模の核を持っただけで米国は手を出さないのか。

    以前に、ビル・クリントンの時代、北朝鮮が核開発を進めているとの情報を得て、米国は真剣に北朝鮮を攻撃する事を考えた。が、結局思いとどまったのは、むろん北朝鮮の後ろにロシア、そして中国が居る事が大きな理由だったとは容易に考えられし、さらに当時国境に沿って大量の砲兵部隊を展開していた北朝鮮が、ソウルを総攻撃すれば大量の韓国人及び在留米国人が死ぬ事が確実だったからだと言われている。即ち、核がなかったにせよ、北は人命を人質にした。似非人権国家の米国としては、その評判を傷つけないとの選択を採ったというのは私のひねくれた解釈だ。

    一方、それより前のキューバ危機ではケネディは真剣にソ連との戦争を覚悟したと言われている。そのままキューバにソ連の核ミサイルを配置される事は、米国にとって真の危機であり、ソ連との戦争を覚悟してまでキューバを封鎖する必要がありそしてソ連にミサイルの撤去を迫った。

    結局、そのつばぜり合いにフルシチョフが負け、キューバからミサイルを撤去したのだが、それにより、フルシチョフは失脚し、更にその後のソ連解体の遠因となった。

    当時、既に両国は相手を完璧に破壊してあまりある核を保有しており、既に相互確証破壊が成り立っていた。それでもケネディがソ連との全面戦争を覚悟したのは、米国自身が核の脅威に直接さらされたからだ。

    そのような事が有れば、むろん米国は戦争を決心するだろうが、他国のために米国が核の脅威にさらされるなら、米国は戦争をしない。それが今までの歴史であり、そして今回の北の核に対して米国が口酒だけで終始している理由と考えるべきだろう。

    つまり、相互確証破壊の意味は様々な条件で変わりうる。

    1)既に書いているように、人命を権力の消耗品と考えるか、最優先して自国民を守らなければならないと考えるかの違い。

    2)民主国家であるか独裁国家であるかの違い。米国のような民主国家であれば国民が反対する戦争に政府が逆らうわけには行かず、独裁国家にはそのような理由がない。

    3)他国を守るために自国民を殺すかも知れない核の脅威は、結果としてどのような小規模でも核保有国を攻撃出来ない。


    ー 続く

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