ソニーは高級コンパクトカメラRXシリーズ最小の「RX0」(DSC-RX0)を10月27日に発売します。価格は8万円前後。
コンパクトデジタルカメラの市場は縮小の一途をたどっていると言われていますが、ソニーいわく、こと高級コンパクトについては違うそう。そんな市場を牽引するソニーのRXの名を冠した「RX0」は一見すると、いや誰が見てもそう思うはずですがアクションカムのGoProです。しかしソニーはこれをアクションカムではないとしています。
RXの高画質と防水&堅牢性をGoPro的なボディにおさめたRX0は事実、GoProなどアクションカムの大きな要素である強力な手ぶれ補正機能はありません。あくまでも小型で堅牢なコンパクトカメラという位置づけ。
ソニーでは新たな撮影スタイルなどを求めるクリエイティブツールとしてRX0を打ち出しており、複数台を組み合わせた多視点撮影(最大100台)を特徴の1つにあげています。周辺機器として4面にねじ穴のついたケースや、100m防水のハウジングなどもラインナップしており、映像制作現場などプロ寄りのツールと言えるかもしれません。
レンズはZEISSのTessar T*で、35mmフィルム換算で24mm相当。レンズの明るさはf4.0となります。
有効画素数は1530万画素、1.0型積層型Exmor RS CMOSセンサーを搭載。画像処理エンジンはBIONZ X。最大毎秒16コマの連写に対応。
背面には1.5インチの液晶ディスプレイもあります。ボディは10m防水、2.0mの落下耐性、耐荷重200kg。
RAW撮影も可能で、測光方式もマルチや中央重点、スポットとデジタルカメラらしい機能が並びます。動画の撮影は単体ではフルHDサイズ。スーパースロー撮影をサポートし、240/480/960fpsのフレームレートで撮影できます。
- 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー
- ZEISS テッサー T*レンズ 24mm相当、F4.0
- 瞳AF / 顔検出
- 秒間16コマ連続撮影
- ISO125 -12800
- 1.5型液晶
- microSD
- バッテリー700mAh
- 実働が撮影時間 35分
- 連続撮影時間約 60分
- 59 x 40.5 x 29.8mm
- 95g