今回は、【大どんでん返し編②】です。
【大どんでん返し編①】は↓
小説然り映画然り、物語を見ている時って「次はこうなるのかなぁ」「こいつが犯人かなぁ」など、先の展開を少しは予想しますよね?頭からっぽで見る時もありますけど
そんな中、予想と大きく違う結末、それが良い意味での裏切りだった時の興奮と驚き!
これが堪らないです(笑)
大どんでん返し系推理小説5選②
「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」 麻耶 雄嵩
ドラマ化した「貴族探偵」が有名な作家。
探偵2人(とワトソン役1人)が繰り広げる推理合戦が見ものですが、メタ要素がやや強い為、推理小説慣れしていて、且つメタに理解のある人向けですね。
副題も上手い伏線になってるんですよ。。
「仮面山荘殺人事件」 東野 圭吾
「大どんでん返し編」と「館編」、どちらに入れようか迷った作品。
どちらにも入る作品が沢山ある。。
山荘で過ごす8人の男女のもとに、逃亡中の銀行強盗2人が乱入。1人が殺されたが、どう考えても犯人は銀行強盗たちではない…。では誰が…?
犯人が判明してからのどんでん返し+どんでん返しが凄い!
「声 Voice」 乙一
若い人向けの作品が多い印象の作者ですが、この作品は大どんでん返しミステリーとして1級品ですね。
「僕」と「森野夜」が出会い、好奇心旺盛な若者2人が様々な事件を追う内に…。
GOTHは短編集なんですけど、「~夜の章~」と「~僕の章~」に分かれてます。それぞれ3作ずつしか収録されていないので、サクサク読めるでしょう。
どの短編にも驚きが隠されていますが、特に最後の「声 Voice」には、やられた!と膝を打ちました。
「七回死んだ男」 西澤 保彦
リプレイ(ケン グリムウッド)などに代表される、いわゆるループモノの一種。
制御出来ないタイムリープ「反復落し穴」能力を持つ主人公が探偵役という、SF要素が入っている作品です。
タイトルは重そうですけど、中身はややコメディタッチ。ライトなテイストなので、読みやすい仕上がりになってます。
「13階段」 高野 和明
とある死刑確定囚が実は無罪…?
元刑務官が捜査していく中で、衝撃の真実が明らかに…。重厚なテーマですが、筆さばきが上手くてグイグイ読ませられます。 これがデビュー作って凄いね。。
如何でしたか?
「この作品は大どんでん返しモノ」という情報を知った後に読んでも、驚き楽しめる。
それが本当の名作だと思います。良い作品は何度でも読めますからね