IS指導者 バグダディ容疑者は生存か 米軍司令官

IS指導者 バグダディ容疑者は生存か 米軍司令官
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死亡説が出ているものの確認されていない過激派組織IS=イスラミックステートの指導者のバグダディ容疑者について、アメリカ軍の司令官はシリアとイラクにまたがる国境地帯で生存している可能性があるという見方を示しました。
過激派組織ISのバグダディ容疑者をめぐっては、ことし6月、ロシア国防省が空爆で殺害した可能性があると発表し、シリア内戦の情報を集めている人権団体もすでに死亡しているという見解を示しましたが、アメリカ軍は確認できないとするなど情報は錯そうしています。

有志連合を主導するアメリカ軍のタウンゼンド司令官は31日、記者会見で「まだ生きていることを示す情報がいくつかある。私はバグダディ容疑者が死亡しているとは思わない」と述べました。そして、その潜伏場所について、イラク最大の拠点だったモスルやISが首都と位置づけるシリアのラッカではないとの考えを示したうえで、「ISの最後の聖域である国境地帯のどこかにいると思う」と述べ、シリアとイラクにまたがる国境地帯で生存している可能性があるという見方を示しました。

ISはことし7月にモスルを奪還されたのに続いて、先月31日までにイラク北部の支配地域を奪われ弱体化が鮮明になっていますが、依然としてシリアとの国境地帯を支配下に置いていて、掃討には時間がかかるものと見られます。

IS指導者 バグダディ容疑者は生存か 米軍司令官

死亡説が出ているものの確認されていない過激派組織IS=イスラミックステートの指導者のバグダディ容疑者について、アメリカ軍の司令官はシリアとイラクにまたがる国境地帯で生存している可能性があるという見方を示しました。

過激派組織ISのバグダディ容疑者をめぐっては、ことし6月、ロシア国防省が空爆で殺害した可能性があると発表し、シリア内戦の情報を集めている人権団体もすでに死亡しているという見解を示しましたが、アメリカ軍は確認できないとするなど情報は錯そうしています。

有志連合を主導するアメリカ軍のタウンゼンド司令官は31日、記者会見で「まだ生きていることを示す情報がいくつかある。私はバグダディ容疑者が死亡しているとは思わない」と述べました。そして、その潜伏場所について、イラク最大の拠点だったモスルやISが首都と位置づけるシリアのラッカではないとの考えを示したうえで、「ISの最後の聖域である国境地帯のどこかにいると思う」と述べ、シリアとイラクにまたがる国境地帯で生存している可能性があるという見方を示しました。

ISはことし7月にモスルを奪還されたのに続いて、先月31日までにイラク北部の支配地域を奪われ弱体化が鮮明になっていますが、依然としてシリアとの国境地帯を支配下に置いていて、掃討には時間がかかるものと見られます。