民進党代表選 新代表に前原元外相
前原氏は「大切なのはどのような社会を作り、実現するための具体策はどうなのか、そして未来をこじ開ける覚悟がわれわれにあるかどうかだ。荒波の先頭に立たせてほしい」と訴えました。
枝野氏は「次の選挙に勝って、その先のステージへと歩みを進めようではないか。私はリアリズムに徹し、バランス感覚をもって、みんなのために進むリーダーになる。政治の流れを変えていくために先頭に立って戦っていく」と訴えました。
代表選挙では地方議員と党員・サポーターのいわゆる「地方票」440ポイントのうち、前原氏が252ポイント、枝野氏が188ポイントで、前原氏が過半数を獲得しました。
このあと、国会議員と国政選挙の公認候補予定者による投票が行われ、有効投票の394ポイントのうち、前原氏が250ポイント、枝野氏が144ポイントでした。
この結果、全体では前原氏が502ポイント、枝野氏が332ポイントとなり、前原氏が新しい代表に選出されました。
前原氏は衆議院京都2区選出の当選8回で55歳。党内ではみずからが会長を務める議員グループを作っています。松下政経塾の出身で平成5年の衆議院選挙に、当時の日本新党から立候補して初当選し、野党時代の民主党では43歳の若さで代表となり、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを務めました。
また、去年の代表選挙では蓮舫氏に敗れ、今回2度目の立候補となりました。前原氏の代表としての任期は、再来年9月末までの2年間です。
開票結果
一方、枝野元官房長官は国会議員で102ポイント、国政選挙の公認候補予定者で42ポイント、地方議員で94ポイント、党員・サポーターで94ポイントを獲得し、合計332ポイントでした。
前原氏が国会議員だけでなく、いわゆる「地方票」でも枝野氏を上回って、当選を決めました。
前原新代表「国民のためにすべてささげて働く覚悟」
保守系の支持受ける
前原氏は党内では保守派の論客として知られていますが、去年の代表選挙で敗れて以降、リベラル系の議員らとも積極的に意見を交わしてきたほか、連合の神津会長とも定期的に会談してきました。こうした取り組みが今回の幅広い支持につながったものと見られます。
また、野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権では外務大臣などを歴任した豊富な政治経験に加え、次の衆議院選挙に向けて共産党などとの「野党連携」の見直しに言及したことにも、党内の期待が集まったものと見られます。
前原新代表とは
松下政経塾の出身で、平成5年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。枝野元官房長官のほか、安倍総理大臣や東京都の小池知事らとは当選同期です。
野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを歴任しました。
一方、いわゆる「偽メール問題」や外国人からの政治献金問題を受けて、党の代表や閣僚を辞任したこともあり、前原氏は選挙戦で過去の教訓を生かして、党の再生につなげていく考えを示しました。
前原氏は党内では外交・安全保障などに詳しい保守派の論客として知られていますが、安倍総理大臣の経済政策・アベノミクスに代わる基本政策として、「再分配政策の充実」を掲げ、ことし6月には党の責任者として中間報告を取りまとめました。
また、前原氏は蒸気機関車など鉄道の写真撮影が趣味で、定期的に撮影旅行に出かけていて、今回の代表選挙の直前にも鉄道関連のイベントで講演を行いました。
枝野元官房長官「新代表を中心に結束」
立候補を模索した井出議員「危機的状況に変わりない」
松野元官房副長官「野党再編進むのでは」
岡田元代表「残念だが結果に従う」
また、岡田氏は共産党などとの「野党連携」の在り方について、「新代表のもとで、しっかり議論していけばいい」と述べました。
民進党代表選 新代表に前原元外相
民進党代表選挙は臨時党大会で国会議員らによる投票が行われ、いわゆる「地方票」と合わせて開票された結果、前原元外務大臣が新しい代表に選出されました。
前原元外務大臣と枝野元官房長官によって争われた民進党の代表選挙は1日午後、東京都内で臨時党大会が開かれ、2人が最後の演説を行いました。
前原氏は「大切なのはどのような社会を作り、実現するための具体策はどうなのか、そして未来をこじ開ける覚悟がわれわれにあるかどうかだ。荒波の先頭に立たせてほしい」と訴えました。
枝野氏は「次の選挙に勝って、その先のステージへと歩みを進めようではないか。私はリアリズムに徹し、バランス感覚をもって、みんなのために進むリーダーになる。政治の流れを変えていくために先頭に立って戦っていく」と訴えました。
代表選挙では地方議員と党員・サポーターのいわゆる「地方票」440ポイントのうち、前原氏が252ポイント、枝野氏が188ポイントで、前原氏が過半数を獲得しました。
このあと、国会議員と国政選挙の公認候補予定者による投票が行われ、有効投票の394ポイントのうち、前原氏が250ポイント、枝野氏が144ポイントでした。
この結果、全体では前原氏が502ポイント、枝野氏が332ポイントとなり、前原氏が新しい代表に選出されました。
前原氏は衆議院京都2区選出の当選8回で55歳。党内ではみずからが会長を務める議員グループを作っています。松下政経塾の出身で平成5年の衆議院選挙に、当時の日本新党から立候補して初当選し、野党時代の民主党では43歳の若さで代表となり、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを務めました。
また、去年の代表選挙では蓮舫氏に敗れ、今回2度目の立候補となりました。前原氏の代表としての任期は、再来年9月末までの2年間です。
開票結果
一方、枝野元官房長官は国会議員で102ポイント、国政選挙の公認候補予定者で42ポイント、地方議員で94ポイント、党員・サポーターで94ポイントを獲得し、合計332ポイントでした。
前原氏が国会議員だけでなく、いわゆる「地方票」でも枝野氏を上回って、当選を決めました。
前原新代表「国民のためにすべてささげて働く覚悟」
保守系の支持受ける
前原氏は党内では保守派の論客として知られていますが、去年の代表選挙で敗れて以降、リベラル系の議員らとも積極的に意見を交わしてきたほか、連合の神津会長とも定期的に会談してきました。こうした取り組みが今回の幅広い支持につながったものと見られます。
また、野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権では外務大臣などを歴任した豊富な政治経験に加え、次の衆議院選挙に向けて共産党などとの「野党連携」の見直しに言及したことにも、党内の期待が集まったものと見られます。
前原新代表とは
松下政経塾の出身で、平成5年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。枝野元官房長官のほか、安倍総理大臣や東京都の小池知事らとは当選同期です。
野党時代の民主党では43歳の若さで代表を務め、民主党政権で国土交通大臣や外務大臣などを歴任しました。
一方、いわゆる「偽メール問題」や外国人からの政治献金問題を受けて、党の代表や閣僚を辞任したこともあり、前原氏は選挙戦で過去の教訓を生かして、党の再生につなげていく考えを示しました。
前原氏は党内では外交・安全保障などに詳しい保守派の論客として知られていますが、安倍総理大臣の経済政策・アベノミクスに代わる基本政策として、「再分配政策の充実」を掲げ、ことし6月には党の責任者として中間報告を取りまとめました。
また、前原氏は蒸気機関車など鉄道の写真撮影が趣味で、定期的に撮影旅行に出かけていて、今回の代表選挙の直前にも鉄道関連のイベントで講演を行いました。
枝野元官房長官「新代表を中心に結束」
立候補を模索した井出議員「危機的状況に変わりない」
松野元官房副長官「野党再編進むのでは」
岡田元代表「残念だが結果に従う」
また、岡田氏は共産党などとの「野党連携」の在り方について、「新代表のもとで、しっかり議論していけばいい」と述べました。