僕の中ではヤンソンス・ハイティング・アシュケナージが「何のためにいるのかさっぱり解らない三大存在感ゼロ指揮者」なのだが、その筆頭格がハイティング。
本当に彼は名前だけは良く見るが、どの演奏を聴いても、本っ当に何の特徴もない。
なんか、シンセサイザーを聴いている気分。
情感がまったくないのね。
職人肌の指揮者ならいくらでもいる。しかし、敢えて出さずとも、個性は出てくるものだ。
ああ、この指揮者の音だなぁ、らしいなぁ、と、ちゃんと解る。
この指揮者だけは、それが皆無。
不思議な指揮者だ。
それが楽壇で受けたってのもね。
正確にはやるようだから、重宝されたのかな?
全集もアホ程作っているが、売れてるのかな?
評論界隈でも彼の名前をまったく聞かない。
幽霊みたいな指揮者だね。
それが逆にユニークなのかもね。