以前紹介した、
アベナオミさんの『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』。
もう少し書いていこうと思います。
モノを減らすと良い3つのこと
余分なモノを減らすことで、防災につながることが幾つかあります。
1.生活空間の確保
まず、生活空間が確保できること。
大きな地震があると、
棚や収納から色々なモノがばらまかれてしまうこともしばしば。
モノが散乱してぐちゃぐちゃな状態では、片付けるのも一苦労。
スペースが確保できるまで、普通に過ごすことができなくなります。
その点、モノが少なければ片付けやすく、いち早く暮らしを立て直すことができます。
地震による火災が起きたときにも逃げ出すためのルートが確保できるため、
安全性が増すはずです。
棚などから崩れてきたものにぶつかったり、
重たい家具に埋もれてしまう心配も減るという効果もあります。
2.必要なものを素早く手に取れる
次に、必要なものを素早く手に取れること。
モノが多すぎると、いざというときに必要なものが見つかりにくくなります。
非常時には冷静に、それでいて素早く行動することが大切。
探し物が見つからないと焦りますし、
時間を有効活用することで命が助かる場合もあります。
極限状態におかれると、人の判断力はガクッと下がるのです。
なので少しでも冷静でいられるよう、
身の回りを整理整頓しておくことが重要だと思います。
3.防災グッズや備蓄の置き場が確保できる
それから、防災グッズや備蓄の置き場が確保できること。
モノを減らすことで非常時に必要なグッズをしっかり準備することができます。
これは「減らす」ということと相反する内容に思えるかもしれませんが、
必要なものは必要なだけ持っているのが真のミニマリスト。
アベナオミさんの体験談でも、様々なものが足りずに苦労されたと書かれています。
今の家庭に必要十分な防災グッズや備蓄を用意しておくことが、
何よりも重要だと思います。
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家の中だけでなく、身の回りもスッキリさせよう
ここまでは家の中のこと中心に書いてきましたが、
持ち歩くものについても同じことが言えます。
いつどこで災害に遭うか、人にはわかりません。
外出先だろうとなんだろうと、こちらの都合に関係なく災害は起きるのです。
だからこそ余計なものを減らして、必要なものを備えておくように。
そんな心がけが必要です。
「被災時のイメージとあきらめポイントを設けることが大切」とは、ミニマリストぽかりさん。
あれもこれもだと、どうしても持ち運べませんよね。
普段から持ち運べる量を見極めないといけません。
季節によっても必要なものが変わるので(例えばカイロ)、
衣替えのように折に触れて見直していくと良いのだと思います。
私は一次避難用のバッグは持っておらず、
普段使いのバッグに最低限必要なものを入れています。
(二次避難用のリュックサックはあります)
就寝時には枕元に置くようにしていますが、
まだ中身はしっかり整った状態にはなっていません。
今後吟味していく必要がありそうです。
▼防災についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
災害に遭遇した時に必要なものは?