DSCF0047最近、気持ちの良くない話が多かったのですが、久しぶりに気持ちの良い話がありました!

それは私が会社を清算させた方が、先月で会社の借金を完済したというのです!

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私はこれまでにいくつかの会社を清算させています。

多くの人は清算することを嫌いますが、傷を深くして人に迷惑をかけるくらいなら、清算するほうがよほど責任のある選択だと私は思うのです。

DSCF0034このように私はたくさんの会社を見てきましたし、会社が良くなるために経営の勉強会もしています。

多くの人は「経営の勉強」というとマーケティングや決算書の読み方などを思いつくようですが、会社はシステムや戦略によって作られるのではなく、社長の人となりでできているのです。

もっと言うと、社長の価値観やコミュニケーションによってできていると言って過言ではないと思うのです。

DSCF0119その証拠に、皆さんの会社でシステムが気に入らないから退社した人が一人でもいたでしょうか?

戦略が気に入らなくて辞めた人がいるでしょうか?

どんなによいシステムを導入しても、どんなによい戦略を立てても、社員がついて来てくれなければ絵に描いた餅に過ぎません。

そのため私が主宰している静岡経営塾では「人の話をキチンと聴くこと(理解できること)」や「自分の考えを相手に納得してもらえるように伝えること」に力を入れているのですが、決してアカデミックな内容ではないので、その重要性に気付く人は少ないかもしれません。
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しかし、私がいろいろな会社に行って思うことは「やはり社長通りの会社になっている」ということなのです!

ということは、「会社を変える」ということは、「社長(の価値観やコミュニケーション)を変える」ことに他なりません。

だから私は社長さん達にCL(建設的な生き方)を勧めているのですが、ほとんどの人は問題を外に見ているので、自分を変えようとするのではなく社員やシステムを変えようとするのです。

DSCF0122でも、自分のことでさえ変えられない人に、他人を変えることが出来るのでしょうか?

私はシステムや戦略を変えることを無駄だというつもりはありませんが、社長の価値感やコミュニケーションが同じだと、単に味噌煮の具材を変えただけに過ぎないと思います。

どんなに具材を変えても、味噌で煮込めば味噌煮なのです!

これは社長以外の人にも言えることだと思います。

いろいろな会社に行くと、いいことを言っているのに、その言い方で反発を買っている人を見かけます。

DSCF0064人生がうまくいかない人は、相手の言っていることをキチンと理解できなかったり、上手に自分の意見を伝えないがために、何でもないことをトラブルにしているのです。

それなのに多くの人が自分の話し方や聴き方を上達させようとしないのはなぜなのでしょう?

それは昨日「」で書いたように、「自分はおかしくない(正しい)」と思っているからだと思うのです。

DSCF0126皆さんは相手の言っていることをキチンと理解できますか?

自分の意見を相手に納得してもらえるように伝えることができますか?

多くの場合、料理のうまいまずいは、具材(言いたいこと)のせいではなく、味付け(伝え方)の問題なのです。

明日からの静岡経営塾では、D・カーネギーの「人を動かす」をもとに、相手にわかってもらえる伝え方を勉強しますので、興味のある方は奮って参加してください。
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それができたら、女の子にもモテるし、もっと業績も上がると思いませんか?(笑)

P.S. 先日の「かかわり方の違い」での対応も参考にして、みなさん自身の対応を確認してみてください。

今日のひとこと
「あなたの言葉が、あなたの世界を作っているのです!」


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私が主宰している静岡経営塾では、今月の課題図書としてD・カーネギーの「人を動かす」を読んでいます。

この本は35年も前に書かれた本ですが、いまだに世界中で多くの人に読み続けられている名著です。

その中に次のような一説があります。

「かつて全米を震え上がらせた暗黒街の王者アル・カポネほどの極悪人でも、自分では自分のことを悪人だと思っていなかった。

それどころか、自分は慈善家だと大真面目で考えていた。

世界は彼の善行を誤解しているというのである。

(中略)

およそ受刑者で自分自身のことを悪人だと考えている者はほとんどいないそうだ。

自分は一般の善良な市民と少しも変わらないと思っており、あくまでも自分の行為を正しいと信じている。

犯罪者は、たいてい自分の悪事にもっともらしい理屈をつけて正当化し、刑務所に入れられているのは不当だと思い込んでいるものなのである」

これは人生がうまくいかない人もまったく同じだと思います。

同じようなことで何度も人に注意されても、トラブルが起きていても、「自分は悪くない!」と考えています。

それは何度逮捕されても、自分の生き方(行動)を改めようとしない犯罪者とよく似ていると思うのです。

「自分は悪くない」と考えるから、自分の生き方を改める必要も感じません。

だからまた同じ問題が繰り返されるのです!

皆さんの周りにも、何度逮捕されても「俺は悪くない!」と言っている人がいませんか?

そんな人は、転職してもなかなかうまくはいかないと思うのです。

問題が繰り返し起きているのに、一向に自分の生き方を改めようとしない人は、自分の「生き方」と自分の「人間性」を同一視している気がします。

だから、自分の生き方の未熟さを認めたら、自分の人間性まで傷つくと思っているのです。

しかし、私たちの生き方は10歳くらいで決まると言われていて、私は10歳のときに決めた生き方で生きていることの方がおかしいことだと思うのです。

皆さんは、自分のことを「正しい」と思っていますか?

それとも、自分のことを未熟だと思っていますか?

私はそれによって人生が別れると思うのです。

若いころの私は、自分のことを本気で正しいと思っていて、先生や世の中の人の方がおかしいと思っていました。

しかし、経営者になって「正しいかどうかよりも、人から支持されなければ生きていけないんだ!」ということに気付きました。

だから、CL(建設的な生き方)などを学んで、人を変えるのではなく、自分を変えるようと注力してきたのです。

社員が悪い!

上司が悪い!

景気が悪い!

理由をつけようと思えば、いくらでも理由はつきますが、その社員さんを上手に扱える人はいないのでしょうか?

その上司と上手に付き合える人はいないのでしょうか?

この景気の中で伸ばしている会社はないのでしょうか?

私はきっとあると思うし、私がそうなりたいので自分をもっと成長させたいと思っています。

もし人生を良くしたければ、部下のせいや上司のせい、景気のせいにするよりも、「自分に原因がある」と考えたほうが、人生を良くしやすいと私は思うのです。

皆さんは、原因を内(自分)に見ていますか?

それとも外に見ていますか?

今日のひとこと
「自分が変えられるのは、自分だけです!」


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昨日のコメントに「不易を知りませんでした!」と書いている人がいますが、20日に書いた「 」に不易のことを書いたじゃないですか!

コメントをしているけれど、本当は全然読んでないでしょ。(笑)

「不易」がわからなかったら、「」で使った「ヒエラルキー」もわからないと思うので調べてみてください。

私の知識がどれだけ役に立つかはわかりませんが、私も歳をとって教えられる時間が限られてきているので、学びたい人は学べるうちに学んでおいたほうがいいと思いますよ!

今、上っ面で流してしまうと、物事を流す癖をつけてしまうと思います。

私は子供のころから勉強が好きではありませんでした。

そんな私が大学で講義をしたり、人から「杉井さんはいつそんなことを勉強したんですか?」と言われるようになりました。

自分でも不思議に思うのですが、それはかえってたくさんのことを勉強しなかったからかもしれないと思っています。

私は怠け者ですから、できるだけ努力をしたくないと思って生きていました。

しかし人一倍幸せにはなりたい気持ちは強かったので、本当に大事なことを抑えなくてはならないと思いました。

その結果、「ポイントは何なのか?」と考える習慣がついたと思うのです。

学生時代、テスト勉強なんてほとんどしたことがありませんでしたが、どうせやるのならやった分の点数をとれないのは悔しくないですか?

だから、何が重要かを考え、そこだけは抑えるのです。

そうした習慣が、問題の本質を抑えるトレーニングになっていったと思うのです。

カウンセリングの仕事をしていても、決められた時間の中で問題を整理して、どうしていったら良くなるのか解決策を提示しなくてはなりません。

そのためには、余分な話題に首を突っ込んでいる暇はないのです。

この問題の本質は何かがわからないと、表面だけの対応に終始してしまいます。

それでは同じ問題が繰り返されるだけなのです。

私は怠け者です!

だから、同じ問題を何度も繰り返すのは嫌いです。

同じ試験を何度も受けたくはないので、一度で合格を狙います。

皆さんは、同じ問題と何度も向き合っていて楽しいですか?

私は楽しくないと思うのです。

今、「さかえや」の社員さんたちは、朝早く起きて宿泊された方の車を洗車しています。

それはすばらしいことだと思うのですが、小雨の中でも合羽を着て洗車をしているのです!!

それは凄いことですが、私にすると雨の日は洗車よりも他のことに時間を使ったほうが時間が活きると思うのです。

お客様へのサービスににしても、あれもこれもやってあげればいいというものでありません。

いろいろなことをやり過ぎたら「ここを見せたい!」というポイントがボケて、かえって良い印象を残すことが出来なくなると思うのです。

物事には、一番にならなければ効果がないこともありますし、こだわり過ぎずそつなくこなせばいいこともあります。

戦においても、落とされてはいけないポイントと、捨ててもいいポイントがあると思うので、そうした違いを見極める目を持つことが大事だと思うのです。

そうやって本当に大事なことを抑えていくと、それまでまったく関係ないと思っていたものの関係性が見えてきて、気づいたときには自分が思っていた以上に知識が広がっていくのです。

問題の本質を見極められるようになりたい方は、CL(建設的な生き方)のインストラクター講座の内容をしっかり身につけるといいと思います。

今日のひとこと
「人生が良くならないのは、努力が足りないからではなく、ポイントを抑えていないからかもしれません」


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