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【東京】

音楽や映画を一緒に楽しもう 韓国語翻訳者ら有志 差別、排外主義に対抗

対談を前に打ち合わせをする梁英聖さん(左)と実川元子さん(林原圭吾さん提供)

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 差別の扇動や排外主義に対抗しようと、韓国語翻訳者ら有志が二日、在日本韓国YMCAアジア青少年センター(千代田区猿楽町二)で、「『あなたここにいてくれますか』フェスティバル」を開く。音楽や映画、対談などを、誰もが分け隔てなく一緒に楽しもうというイベントだ。 (佐藤大)

 発端は、六月の一橋大の学園祭で計画された作家百田尚樹氏の講演会が、学内からの反対で中止になったこと。この直後から、学園祭の実行委員会に差別禁止ガイドラインの策定などを求めた市民グループ・反レイシズム情報センター(ARIC)や代表の梁英聖さんに対し、ツイッター上で「反日」「日本から出て行け」「ただじゃおかない」などの差別や脅迫の書き込みが相次いだ。

 これを知った韓国映像翻訳「西ケ原字幕社」(杉並区)代表で一橋大出身の林原圭吾さん(41)は「これ以上、座視できない」。梁さんと面識はなかったが、知人の韓国語教師や映画ライターらに声を掛けてイベントを企画した。

 当日は、梁さんと翻訳家でライターの実川元子さんが「差別を可視化するサッカーの試み」と題して対談するほか、韓国の盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の歩みを描いた本邦初公開の映画「ムヒョン~二都物語」、朝鮮半島の伝統芸能に打ち込む韓国学校の高校生を追った映画「でんげい」の上映、韓国アーティストのライブなどがある。

 林原さんは「梁さんに向けられた罵詈(ばり)雑言は、繰り返される愚行であり、自分に向けられた矢。『出て行け』なんて言われる筋合いはない、と発信したい」と話す。

 チケットは、ワンデーパス三千八百円、一プログラム千円。収益はARICに寄付する。問い合わせは、西ケ原字幕社=電03(3397)2235=へ。

 

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