ソニーは8月31日、「IFA 2017」開幕前日に行われたプレスカンファレンスで“サイバーショット”「RX」シリーズの新製品となる新コンセプトの小型カメラ「RX0」を発表した。堅牢性と防水性を持ち、厳しい環境でも動画や静止画を撮影できるユニークなカメラだ。
59(幅)×40.5(高さ)×29.8(奥行き)mm、重さ110gというコンパクトなボディに有効約1530万画素のCMOSセンサー「Exmor RS」とカール・ツァイスの24mm広角レンズを搭載。さらに水深10mの防水性能や2.0mの落下耐性、200kgfの耐荷重という堅牢さを実現した。
「雨の日はもちろん、水中、砂埃の多い環境、さらに衝撃を伴うような撮影環境にも対応できる。例えばダンス練習場の撮影で床に埋め込み、ダンサーに踏まれながらの撮影も大丈夫。今までにない、新しい視点での撮影を提案できる」(同社)
すばやい動きを印象的に表現できるスーパースローモーション機能を備え、最大960fpsの撮影に対応。さらに複数台を組み合わせての多視点撮影も可能になっている。多視点撮影の場合、コントローラーと接続方式によって同時に使用できる台数が異なり、例えば同社製アプリ「PlayMemories Mobile」を導入したスマートフォンやタブレットの場合は最大5台、ワイヤレスコマンダー「FA-WRC1M」(販売中)なら15台まで。さらにソニーでは有線接続のコントロールボックスを2018年1月に発売する予定で、これを使用すれば「もっと増える」(同社)
同社ではRX0を国内でも販売する予定だが、時期に関しては「準備が整い次第」(同社広報)とするにとどめている。価格も未定だが、欧州での価格は850ユーロとなっている。
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