兵庫・姫路の臨時職員が住民票を不正入手 「一目ぼれ」と手紙を渡す

産経ニュース / 2017年8月31日 20時42分

 兵庫県姫路市は31日、元臨時職員の女性(42)が住民基本台帳システムの端末を不正に操作し、同市在住の20代の男性の住所を入手していたと発表した。職員は男性宅を訪れて好意を伝える手紙を手渡しており、直後に退職。市は個人情報保護条例違反罪で兵庫県警姫路署に告発している。

 市によると、元職員は勤務しているJR姫路駅前の支所「駅前市役所」を6月17日に訪れた男性の住民票を、同システムで閲覧。7月16日午後11時半ごろ、男性宅を訪れ、「一目ぼれした。駅前市役所で働いているので、友達になってほしい」などと記した手紙を手渡して立ち去った。

 居合わせた男性の婚約者が同18日、「市の個人情報を利用したのではないか」と市に連絡。元職員は市の調査に男性宅を訪れたことを認め、同日付で辞職した。その後、市が端末の操作履歴などを調べた結果、男性の住民票を印刷していたことが判明した。

 元職員は6月1日から7月31日までの有期雇用の予定だった。他に個人情報を不正入手した形跡はないという。

 

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