著者
遠山 啓
あらすじ
数学は試験のためにだけ必要なもの、卒業と同時にさっぱり忘れてしまうものではなかったか。
しかし今日数学はあらゆる分野に活用されている。
現代社会に活動するすべての日本人に必要な数学の知識を、日常生活の論理に定着させて分りやすく説き、
会社経営や商品販売は勿論、家庭生活にも豊富な知恵とアイディアを提供する。
目次
第1章 数の幼年期
第2章 分離量と連続量
第3章 数の反意語
第4章 代数―ずるい算数
第5章 図形の科学
第6章 円の世界
第7章 複素数―最後の楽章
感想
最後まで楽しく読めました。
でも、出来ることならもっと早く読みたかったと思いました。
時期は中学生ぐらいかな。
なぜかというと、数学というと、ただ公式を覚えてそれを問題に当てはめながら、解いていくものですよね。
なんというか、楽しさなんて全くないと言っても良いですし、ただ点数を取るための受験数学。
そのせいか、数学嫌いに僕はなってしまっていたし、授業に楽しさなんて無かった。
そんな私でも楽しむ読むことが出来たのは、数学の楽しさがこの本に詰まっているからなんだと思います。
それは、様々な分野から引用があって、歴史的背景の記述もあって数学の奥深さを知ることができるからです。
でも、後半に向けて図形や二次方程式は難しく感じていて、理解出来ていないところもあり、もう一度読まないといけないなと感じました。
数学が日常生活との繋がりをすごく感じる事の出来る一冊で、中学生から大人まで幅広く楽しめる本だと思います。
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