LINEが発表したAI搭載スピーカー「WAVE」の先行体験版が届いた。価格は1万円。

これはLINEが開発したクラウドAIプラットフォーム「Clova」を搭載したBluetoothスピーカー。先行体験版では音声による音楽再生やカジュアルトーク、天気予報、アラームなどが使えるらしい。
開封してみる。梱包はとても心地よい。

縦に引き出したり、横にペリペリ開けたりと多彩なアクションを求められ、取り出すのが楽しくなるようなパッケージだった。
サイズはこんな感じ。片手で持ち運べるサイズだ。

バッテリー駆動するので家のなかで持ち歩いたり、外に持ち出して使ったりと利用範囲は広そうだ。
電源アダプターをつないで使い始める。

Clovaアプリをスマホにインストールして、そっちで設定を行うようだ。

「ここにQRコードでも載っていればいいのに」と思いつつ、App Storeで検索してインストールした。
下の部分がぼんやりと光り出した!

こんなことができるらしい。

これを買った人はLINE MUSICのクーポンがプレゼントされる。送られてきたクーポンコードを入力したいのだが…。

このクーポンコードはなぜかコピペできない。
「お手続き用ページを表示」を押して入力画面に移動するが、そうするとさっきのクーポンコードは見られなくなる!

難易度高い!
しょうがないのでメモ帳にペンで書き留めた。

クーポンコードはこれで間違いないはず。

だが何度入れても弾かれる!

絶対間違ってないと思うんだけど…。
10回間違えるとダメということなので、この件についてはもう触らないでおく。
問い合わせフォームからフィードバックを送りたいところだが、そのステップも相当面倒なものだった。これには現役のLINE社員も「こんなに長いフォームにいちいち入力しなきゃ声を寄せられねえのかよ!」と堪らず苦言を呈していた。
先行体験版とはいえ現状では「使えない」。
BuzzFeed編集部にはWAVEを買った人が他にもいた。使ってみた感想を言い合ってみると以下のようなものだった。
「天気を聞くと、しばらくして電話の自動応答みたいな機械音声で返ってくる。外を見たほうが早い」
「時間を聞いても答えが遅い。その間に時間進んじゃってる」
「Bluetoothスピーカー単体としても音質が微妙」
「もう電源入れていない」
じゃあ良かったところは? 一致したのはこれだ。
「梱包が良かった。開けるのが気持ちいい」
しかし、WAVEの実力はこんなものではない(はずだ)。

正式版の発売は今秋を予定している。価格は1万5000円。
この先行体験版も正式版発売と同じタイミングでソフトウェア・アップデートされ、ようやく完全体となる。
アップデートされると、ニュースの読み上げやスケジュール管理、赤外線コントローラーに対応した家電の操作など、さまざまな機能が新たに使えるようになるという。
先行体験版だけですべてを判断することはできない。たしかに現時点では使いみちが限られるが、今秋には競合とされるAmazonやGoogleに対抗できるだけの機能を備えていることを期待したい。
それでも先行体験版を使ってみたい人へ

すでに予約販売は終了しているが、メルカリに複数出品されていた。